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2012年         10月号
Essay……●
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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 2日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【立ち学習】

●時には、こうして立ったまま(=立たせたまま)学習します。

 この方法のよいところは、緊張感が持続できること。
 発表力、表現力を養うには、効果的であること。
 中・高校生だと、居眠りをしなくなること、など。

 子どもはこうした変化が、大好き・・・ということで、今日は「立ち勉強」をしてみました。

【年長児・Summer Lesson】

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Hiroshi Hayashi+++++July.2012+++++はやし浩司


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●ためこみ屋(ケチ)



+++++++++++++++++++++



数日前、「ためこみ屋」と呼ばれる人について書いた。

どんどんと、自分の身のまわりに、ものをためこむ人をいう。

「ためこみ屋」というのは、私が考えた言葉ではない。

心理学の本にも出ている。

ちゃんとした言葉(?)である。

時に家中を、ものだらけにしてしまう。

ひどくなると、家の中や外を、ごみの山にしてしまう。



一般的に、ためこみ屋は、ケチである。

ためこみ屋、イコール、ケチ、ケチ、イコール、ためこみ屋と考えてよい。

が、一方的にケチかというと、そうでもない。

ときに突発的に寛大になることがある。

雰囲気にのまれて、大金を無駄にはたいたりする。

こうした現象は、排便論で説明される。



フロイト学説によれば、2〜4歳の肛門期に、何かの問題があって、

そうなるという。

つまり乳幼児にとっては、便は(財産)。

その便をためるという行為が、ものをためるという行為につながる。

しかし同時に、排便の快感も味わう。

それが(突発的に寛大になる)という行為につながる。



もう少し詳しく説明すると、こうなる。

肛門期に、(1)親にきびしい排便のしつけがされた、(2)排便にたいして適切な

指導を受けなかった、(3)排便について、何らかのトラウマができた。

排便だけではない。



とくに注意したいのが、愛情問題。

たとえば下の子どもが生まれたりして、上の子どもが、愛情飢餓状態に

なることがある。

親は「平等にかわいがっています」と言うが、上の子どもにしてみれば、

それまであった(愛情)が、半分に減ったことが不満なのだ。

赤ちゃん返りは、こうして起きる。



そういう経験をした子ども(人)は、生活態度が、防衛的になる。

長男、長女がケチになりやすいという現象は、こうして説明される。



が、こうした現象を知ることによって、私たちは私の中の(私)を

知る手がかりを得ることができる。

あるいはそのヒントを得ることができるようになる。

ここでは、それについて考えてみたい。



++++++++++++++++++++



●私の知人



私は基本的には、ケチではない。

自分で自分をケチと思ったことはない。

しかしそんな私でも、ときどき落ち込んでいるようなとき、パッと

ものを衝動買いすることがある。

とたん、気分がスカッとする。

反対に、ものを衝動買いすることによって、ストレスを発散させることもある。

これも言うなれば、肛門期の名残(なごり)ということになる。



が、それが病的な状態にまで進んでしまうことがある。

だれがみても、(ふつうでないという状態)になることがある。

それがここでいう「ためこみ屋」ということになる。



私の知人に、こんな人(50歳くらい)がいる。

ケチの上に、「超」がつくような人である。

娘が結婚したが、その引き出物として、100円ショップで買ってきた

家庭用品を5〜6個ずつ、箱に入れて渡していた。

(100円ジョップの商品だぞ!)



もちろん小銭に、うるさかった。

小さな菓子屋を経営していたが、妻などは、家政婦くらいにしか

考えていなかった。

すべての行為が、(金儲け)につながっていた。

またそういう目的のために、結婚したようなもの。

妻を使ったというより、こき使った。

そのため妻はやがて、うつ病になり、自殺未遂まで起こしている。



が、悲しいかな、それでその知人が、自分の愚かさに気づいたというわけではない。

妻は1か月ほど入院したのだが、入院費がもったいないという理由で、その知人は、

無理に退院させてしまった。



そのあとのことは知らないが、人づてに聞いたところでは、その知人はケチはケチだが、

ためこみ屋ではないとのこと。

家の中も、それなりに整頓されているとのこと。

しかしそれには、妻の努力があったようだ。

妻が、きれい好きだったということか。

加えてケチが転じて、その知人は、守銭奴になった。

何しろ子どもの学費すら、「もったいない」と言って、ケチったという。



これはあくまでも一般論だが、ためこみ屋の人は、ものを失うことに、強迫観念を

もっていると考えられる。

あるいは時間に対して、異常なまでに執着し、そのため生活そのものが時刻表的

になることが多い。

これは乳幼児期における、神経質な排便指導が原因と言われている。



●人は人



もっともそれでその知人がそれでよいというのなら、それでよい。

私のような他人が、とやかく言ってはならない。

またそんなことをすれば、それこそ、内政干渉。

しかしその知人は、私たちに大切な教訓を与えている。

つまり(私の中の私)である。



ためしにその知人に、こう言ってみたらどうだろうか。

「あなたはあなたですか? 

あなたはあなたの中の、あなたでない部分に

操られているとは思いませんか?」と。



その知人は、まちがいなく、その質問に猛反発するにちがいない。

「私は私だ。私のことは、私がいちばんよく知っている」と。



しかしそうでないことは、ここまで読んでくれた人にはわかるはず。

その知人もまた、(私であって私でない部分)に操られているだけ。

原因はわからないが、いろいろ考えられる。



その知人は、4人いる兄弟姉妹の長男。

昔からの菓子屋。

父親は、道楽三昧(ざんまい)の遊び人だった。

母親は、近所でも有名なほど、勝気な人だった。

そのため長男のしつけには、ことさらきびしかったようだ。

そういう家庭環境の中で、その知人は、その知人のようになった。



言い換えると、自分を知ることは、それほどまでに難しいということ。

しかし知ろうと思えば、知ることは、けっして不可能ではないということ。



●そこで(私)



もしこの文章を読んでいる(あなた)が、ここでいう「ためこみ屋」で、

ケチであるなら、(つまりそういう症状が出ているなら)、一度、自分の心の中を

のぞいてみるとよい。



あなたも、(私であって私でない部分)に気がつくはず。



そして……。



こうして(私)の中から、(私であって私でない部分)を、どんどんと取り除いて

いく。

ちょうどたまねぎの皮をむくように、だ。

そして最後に残った部分が、(私)ということになる。



ただそのとき、恐らくあなたは、(私)がほとんどないことを知るかもしれない。

(私)というのは、たまねぎにたとえるなら、たまねぎの中心部にある、細くて

糸のようなもの。

あるいはもっと小さいかもしれない。

つまりそれくらい、(私)というのは、頼りない。



●スズメはスズメ



だから、さらに……。

ためしに、庭に遊ぶスズメを見てみたらよい。

スズメたちは、恐らく、「私は私」と思って行動しているつもりかもしれない。

しかし北海道のスズメも、沖縄のスズメも、スズメはスズメ。

どこかで連携しているというわけでもないのに、まったく同じような行動パターンで、

同じように行動している。

もちろんどこかで共通の教育を受けたということでもない。

が、同じ。

私たち人間から見れば、同じ。

つまり(私)というものが、どこにもない。



同じように、アメリカ人も日本人も、人間は人間。

それぞれ「私は私」と思って行動しているが、視点を変えれば、まったく同じような

行動パターンで、同じように行動している。



スズメの中に(私)がないように、実は、私の中にも、(私)というのは、ほとんどない。

「まったくない」とは思わないが、ほとんど、ない。



●ある生徒



たとえばケチな人は、ケチであるということに気がつくか、どうか?

少し話はそれるが、私の生徒のことで、こんな経験をしたことがある。



ある生徒(高2男子)が、私にこう言った。

「生徒会の仕事をするようなヤツは、バカだ」と。

そこで私が理由をたずねると、こう言った。

「そんなことをしていたら、受験勉強ができなくなる」と。



私はその言葉を聞いて、しばらく考え込んでしまった。

たしかにその生徒の言っていることは正しい。

有名大学への進学を考えるなら、1時間でも、時間は惜しい。

生徒会の仕事をしていたら、勉強の時間が犠牲になる。

それはわかる。

しかしその生徒は、受験勉強という、もっと言えば、受験制度の中で、

踊らされているだけ。

もちろんその生徒は、それには気づいていない。

「私は私」と思って、自分で考え、自分で行動している。



さらに言えば、ではその生徒は、何のために勉強しているのか。

何のために高校へ通っているのか。

そういうことまで考えてしまう。



つまりこうした疑問は、そっくりそのままケチな人についても言える。

その知人は、何のためにお金をためているのか。

何のために生きているのか。

そういうことまで考えてしまう。



●私を知る



ではどうすれば、その知人は、どうして自分がそうであることを知ることができるか。

その方法はあるのか。

その知人のことを心配して、こう書いているのではない。

その知人は、その知人でよい。

しかしそれを考えることによって、私たちは自分を知る手がかりを得ることができる。

そのために、その方法を考える。



まず、その知人は、自分がケチであることを知らねばならない。

これが第一の関門。

しかし実際には、そういう人にかぎって、自分がケチとは思っていない。

「自分は堅実な人物」とか、「他人は浪費家」と思っている。

人生観、さらには哲学まで、その上に、作りあげてしまう。

さらに『類は友を呼ぶ』の諺(ことわざ)どおり、そういう人たちはそういう人たちで、

ひとつのグループを作ってしまう。



だからますます「私」がわからなくなってしまう。



言い換えると、私たち自身も、実は同じことをしているのに気がつく。

(私であって私でない部分)が中心にあって、そのまわりを、たまねぎの皮のような

ものが、つぎつぎと重なっている。

そしてつきあう相手も、自分にとって居心地のよい人を選ぶ。

たとえば冒頭に書いたように、私自身はケチではないから、ケチな人間が好きではない。

ケチケチした人のそばにいるだけで、息苦しさを覚えることもある。



しかしそれは本当の(私)なのか?



ケチに気づくことも難しいが、自分がケチでないことに気づくのも難しい。

どちらであるにせよ、どちらがよいということにもならない。

先の高校生について言うなら、現代という社会は、そのほうが、生きやすい。

たしかに「生徒会などをしているヤツは、バカだ」ということになる。



●作られる(私)



で、そういう自分であることに気がついたとする。

つぎに私たちは、いつ、どこで、どのようにしてそういう(私)ができたか、

それを知る。

これが第二の関門。



私はそのためには、精進(しょうじん)あるのみ、と考える。

昨日の私より、今日の私を賢くすることしか、方法はない。

人は、より賢くなって、それまでの自分が愚かだったことを知る。



専門家に相談するという方法もあるかもしれないが、そのレベルまで到達した

専門家をさがすのは、たいへん難しい。

へたをすれば、どこかのカルト教団の餌食(えじき)になるだけ。

占いや、占星術、さらにはスピリチュアルなどというわけのわからないものを、

押しつけられるだけ。



そこで精進。

つねに勉強し、つねに視野を広める。

手っ取り早い方法としては、心理学や哲学を学ぶという方法もある。

が、何よりも大切なことは、自分で考えるということ。

考える習慣を身につけること。

その習慣が、やがて(私)の発見へとつながっていく。



●(私)を知るメリット



もっとも(私)を知ったところで、それがどうした?、と考える人もいるかも

しれない。

(私)を知ったところで、直接、何らかの利益につながるというわけではない。

しかし(私)を知ることによって、私たちは、そこに生きる意味を見出すことができる。

それがわからなければ、反対に、もう一度、庭に遊ぶスズメたちを思い浮かべて

みればよい。



スズメはスズメ。

同じように、人間は人間。

もしそうなら、私たちはスズメと、どこもちがわないということになってしまう。

言い換えると、私たちは(私)を知ることによってのみ、生きる意味そのものを

知ることができる。

そこに生きる意味を見出すことができる。

(私)があって、私たちははじめて、生きることになる。

その実感を手に入れることになる。

そしてそれがわかれば、まさに『朝に知れば、夕べに死すも可なり』ということになる。

「朝に真理を発見できれば、夕方に死んでも悔いはない」という意味である。

もっと言えば、無益に100年生きるより、有益に1日を生きたほうが、よいという

意味である。



(私)を知るということは、そういうことをいう。



●再び、「ためこみ屋」



「ためこみ屋」の人にしても、「ケチ」と周囲の人にうわさされるほどの人にしても、

何らかの心のキズをもった人と考えてよい。

またそう考えることによってのみ、そういう人たちを理解することができる。

(あえて理解してやる必要はないのかもしれないが……。)



しかし先にも書いたように、あなたや私にしても、みな、何らかのキズをもっている。

キズをもっていない人は、いない。

ぜったいに、いない。



大切なことは、まずそのキズに気がつくこと。

そうでないと、あなたにしても、私にしても、いつまでもそのキズに振り回される

ことになる。

同じことを繰り返しながら、繰り返しているという意識すらない。

ないまま、また同じことを繰り返す。



しかしそれこそ、貴重な人生、なかんずく(命)を無駄にしていることになる。



(はやし浩司 Hiroshi Hayashi 林浩司 教育 子育て 育児 評論 ためこみ屋 ケチ
ケチ論 肛門期 フロイト はやし浩司 私論 私を知る)


Hiroshi Hayashi+++++++July. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

Hiroshi Hayashi++++++++++++はやし浩司

昨日(7月27日)、宝島09月号を買う。
「最新・日本のタブー」(580円)。
最近になく衝撃的な雑誌・・・の一言に尽きる。
すごい!
読む込めば読み込むほど、(矛盾)が、怒涛のごとく押し寄せてくる。
日本の社会全体に深く蔓延する、巨大な矛盾。
一読者の立場でいうなら、どこからどう判断したらよいのか、それすら、わからない。

ひとつずつを、テーマとして取り上げていたら、1年はかかる。
消化するのに、1年はかかる。
それが「最新、日本のタブー」。
一読し、ゾッとしない人はいないだろう。

Hiroshi Hayashi++++++++++++はやし浩司

●福島産のコメ

 「やはりそうだったのか」というのが、私の感想。
『・・・最近の例では、福島県産のコメです。
放射能によって汚染されたというイメージがついたため、そのままでは売れません。
が、外食産業には流通しています。
このばあい、放射能検査をされても高い数値が出ないように、他県産のコメと混ぜて卸されて
いることが多いですね。
また水産物では、異型のものを専門に扱っている業者もある。
たとえば背骨が曲がったり、網ずれによって、傷がついてしまった魚などです』(P035)と。

 ここに「外食産業」とあるが、私が調べた範囲でも、大手のホテル、旅館では、多くが「東北産
のコメ」を使っていることがわかっている(静岡県)。

●福島県の汚染度

 その福島県の汚染度についても、言及している。

 東北地方を中心に、がん保険加入者がふえているという。
それに触れながら、『原因とされるのは、もちろん、福島原発から漏れつづける放射能だ。
福島県内では、7月(2012年)に入っても、毎時35マイクロシーベルトと、1日の平常値から
約500倍もの放射線量を観測中。
この高放射線量が将来的ながんの発症リスクを・・・』(024P)と。

 ちなみに、この浜松市内で、私が測定している範囲では、晴天日には、0・05〜0・06マイク
ロシーベルト。
降雨時には、0・1〜0・15マイクロ・シーベルト前後。

 福島原発の放射能汚染は、今の、今もつづいている。
が、それを伝えるマスコミの姿勢にも、鋭い追跡がつづく。

●10万人のデモ

 この日本で、デモが起きること自体、珍しい。
「モノ言わぬ従順な民」。
それが日本人。

 高校生でも、事実上、政治活動は、「禁止」されている。
生徒会どうしのつながり、連絡、共闘すら、許されていない。
そういう中で生まれ育った、現在の30〜50代の人たちが、立ち上がった。

 それが「総理官邸前デモ」。
が、マスコミ各社(とくにテレビ局)は、そのデモについて、ほとんど報道しなかった。
こうある。

『総理官邸前で3月29日から始まった原発再稼働反対の抗議活動は、1万人を突破した6月
22日まで、ほとんど報道されることはなかった。
それはいったい、なぜなのか?』(P009)と。

 知らなかった。
この私でさえ、デモがあったのは、1〜2日程度と思っていた。
実際には、3月29日から始まっていた。

 「最新、日本のタブー」は、4〜5枚の写真を紹介している。
で、それを見ただけでも、「10万人」という数字は、けっして大げさな数字でないことがわかる。
もっと多いかもしれない。

●特殊タブー

 産業界とマスコミ・・・。
電力業界とマスコミにしても、その底辺で深く結びついている。
・・・ということが、「最新、日本のタブー」を読んでもよくわかる。
しかし今では、こんなことは常識。

 私がそれを最初に感じたのは、35歳くらいのときのこと。
私はある雑誌社(育児雑誌)から原稿依頼を受けた。
その中で、一部、「紙おむつ」の弊害を書いた。
(あくまでも一部。)
当時、幼稚園を中心として、ふつうでは理解できない現象が起きつつあった。
排尿感覚がないまま、漏らしてしまう子どもがいた。
あるいは正常に、排尿できない。
が、紙おむつを当ててあげると、排尿ができる、など。

 が、その原稿は、編集部のほうで、カットされてしまった。
理由は、出版後にわかった。
なんとその雑誌の後半部には、紙おむつ会社の大きなコマーシャルが載っていた。

 また、こんなこともあった。
ある宗教団体の告発本を出したことがある。
が、その本は、初版本を、わずか2〜3週間で売り切ったにもかかわらず、増刷がかからなか
った。
理由はわからなかった。
わからなかったが、そのちょうど半年後、その出版社は、その宗教団体の「長」の本を出版し
た。

 新聞社とて、無罪ではない。
その宗教団体にしても、全国で、各地の新聞社の印刷機を借りて、自前の機関紙を発行して
いる。
印刷機を貸している新聞社は、当然のことながら、その宗教団体への批判を避ける。

 ・・・というようなことが、この日本では、常識化し、体質化している。
原子力行政についても、同じ。
「最新、日本のタブー」の中にも、こうある。

『(週刊新潮が)、原発事故後に、集中砲火を浴びつづける東京電力を、奇妙なほどに叩かな
いのも、話題になっている』(P027)と。

 その一方で、逆に東京電力を徹底的に擁護したのが、週刊ポスト誌。
こうある。
『原発危険を煽(あお)る、メディアの嘘を報じつづけ、部数を落としたとされる、週刊ポスト・・・』
(P027)と。

 裏で何かあったのか。
それとも何もなかったのか。
しかしあの時点で、そして現在の今でも、「原発の危険」を「煽り」と説くのには、無理がある。
なぜ週刊ポスト誌だけは、「メディアの嘘」を書きつづけ、結果として、原発事故を守った(?)の
か。

●国会議員

 国会議員ですら、アテにならない。
こんな記述も見られる。

『「私の地域では、医師会主導で児童の甲状腺への影響を調べました。
しかし、実施に際し、一部議員が猛抗議。
議員が住民の健康調査に反対するなんて、不思議に思うかもしれませんが、彼らの支持母体
がJA(農業協同組合)だったのです」。
 つまり検査により、放射能の影響がハッキリすれば、農・畜産物の出荷販売ができなくなりま
す。
農家が大打撃を受ける。
そうでなくても、検査の実施自体が風評被害を呼ぶことをJAは懸念し、足場が揺らぐことを恐
れた議員もまた、それに乗ったのだ』(P026)と。

 あのね・・・被害が、実際に出てくるのは、2013年3年以後〜。
あのチェルノブイリでも、被害が出始めたのが、2年後。
10年後にピークを迎え、30年近くたった今でも、世代を超えて、その後遺症に苦しんでいる。

 まだ1年ちょっとしかたっていない今の段階で、「安全宣言」を出す方がおかしい。
狂っている。
数日前も、福島県産のモモを、野田総理大臣が、鼻の下を長くしながら、ほおばっていた。
「おいしいです」と。
両横には、ピンク色の着物を着た女性が2人、立っていた。

●風評被害?

 私たちは、マスコミによって、明らかに洗脳されている。
で、そのマスコミを裏から操り、私たちをロボット化しているのが、「金権」という魔物。言いかえ
ると、マスコミ自体も、「利潤を追求する、企業集団」に過ぎない。
正義や道徳を期待するほうが、おかしい。
無理。

 ならば私たちは少ない情報をもとに、自ら防衛するしかない。
身を守る。
その第一の力が、「思考力」ということになる。

 が、今は、時代が変わった。
こうして私のように、地方に住む、1市民ですら、情報を発信し、それに自分の意見を乗せるこ
とができるようになった。
より多くの人たちが、こうした形で立ちあがれば、この日本に潜む(矛盾)を、解決できる。
そのヒントをくれた、「最新、日本のタブー」には、感謝したい。
久々に、頭の中がスッキリした。
一読を勧める。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 B
W はやし浩司 宝島 最新、日本のタブー 風評被害 福島県産 農産物)2012/07/28記


Hiroshi Hayashi+++++July.2012+++++はやし浩司

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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 3日
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

最近は古代文明の謎解きに挑戦しています。

興味のある方は、
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/

より「謎の古代文明」においでください。

10月3日現在、第54作を超えました。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 【古代文明の謎】(改・V2)
(一直線でつながる古代文明)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667177908/" title="三大ピラミッド 
by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8019/7667177908_
8c11ebb33f.jpg" width="250" height="166" alt="三大ピラミッド"></a>
(エジプトのピラミッド、以下、「ギザ」とのみ記録)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667085528/" title="Nazca Line 
Picture by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8011/
7667085528_c8dc325428.jpg" width="200" height="275" alt="Nazca Line Picture"></a>
(ナスカ平原の地上絵)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667107066/" title="P1000553 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8422/7667107066_
95666af021_n.jpg" width="320" height="240" alt="P1000553"></a>
(イースター島)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667098362/" title="イースター島 
by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm8.staticflickr.com/7117/7667098362_
f9bda62ff9.jpg" width="500" height="394" alt="イースター島"></a>
(イースター島2)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667106106/" title="P1000555 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm8.staticflickr.com/7120/7667106106_
d7f136b060.jpg" width="500" height="375" alt="P1000555"></a>
(イースター島→ナスカの地上絵→ギザのピラミッドは、一直線上に並んでいる)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667105202/" title="P1000556 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm8.staticflickr.com/7259/7667105202_
0fa7a35ed1.jpg" width="500" height="375" alt="P1000556"></a>
(写真2)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667104270/" title="P1000557 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8151/7667104270_
6dda853a59.jpg" width="500" height="375" alt="P1000557"></a>
(写真3)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667103486/" title="P1000558 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm8.staticflickr.com/7132/7667103486_
3659c85b3f.jpg" width="500" height="375" alt="P1000558"></a>
(写真4、以上グーグル・アースより)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667086108/" title="img622 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8160/7667086108_
43dc732f4b.jpg" width="500" height="279" alt="img622"></a>
(さらに、メルカトール地図の上では、つぎの4つの古代遺跡が一直線に並んでいるのがわか
る。
左から、テオティワカン(黄)、ギザ(緑)、シュメール(青)、西安(ヤンシャオ)(赤))

●午前5時

 今朝は、午前5時起き。
トイレに起きたら、ちょうどヒグラシが鳴き始めた。
あたりは、まだ薄暗い。
トイレから出たあと、カバンから、3種類のカメラを取り出した。

 SONYのビデオカメラ。
PANAの一眼レフカメラ。
それにインターバル撮影ができる、レコロ。

 ワイフのじゃまにならないよう、抜き足、差し足で、外に出る。
まずビデオカメラで、風景+ヒグラシの声を撮影。
そのまま15分ほど、ベンチに座って、時を過ごす。

 ……山の生活を知らない人には、信じられないような話かもしれないが、事実は事実。
この山荘では、真夏でも、クーラーは、無用。
昨日(28日)は、浜松市内でも、35度Cを超えた。
日中は、それなりに暑いが、日が山の端に沈んだとたん、乾いた冷気が谷底からサーッと吹い
てくる。
その風を扇風機で、体に当てる。

 で、今もそうだ。
数メートル離れたところに扇風機が置いてある。
「弱」になっているが、それでも寒いほど。
その冷気を感じていると、再び睡魔が襲ってくる。

 ……眠い。
ぼんやりと、あれこれ考える。
というか、思考の焦点が定まらない。

 ……たった今は、こう思った。
家(市内)に戻ったら、動画を編集し、このページにその動画を挿入しよう、と。
どうか、お楽しみに!

●『ピラミッド』(5000年の嘘)

 昨夜、『ピラミッド(5000年の嘘)』というDVDを借りてきた。
数学的事実に基づいた、ドキュメンタリー映画。
「数学的」というのは、あのピラミッドは、まさに数学のかたまり。
それを数学的に証明している。

 おもしろいというより、驚く。
驚きの連続。
人によっては、世界観が変わるかも……という映画。

 で、その映画の中に、西安が出てきたのには、驚いた。
中国の西安である。
その西安には、無数のピラミッドがあるという。
中国政府が許可していないので、調査はできないということらしいが、その西安には、もうひと
つ、大きな謎の文明がある。……あった。

 仰韶(ヤンシャオ)文明という文明である。
黄河に沿って発達したので、黄河文明とも呼ばれている。
このヤンシャオには、……というか、この話を書き始めたら、キリがない。
「謎の文明」とだけ、ここに書いておく。
シュメール文明との共通点(たとえば彩色土器)も、多い。
が、何と言っても私が興味をもったのは、「黄帝内経」という書物。

●黄帝内経

 中国では、そして世界では、黄帝内経を医学書と考えている人が多い。
しかしただの医学書ではない。
天文学に関する書物である。
それを後の学者たちが、勝手に医学書に書き改めてしまった。

 黄帝内経が、本当に「黄帝」の時代から伝わっている書物であるとするなら、西安もまた、特
筆すべき都市ということになる。

 DVDを見終わったあと、ワイフとこう約束した。
「来年には、西安へ行ってみよう」と。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667100152/" title="P1000562 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8028/7667100152_
080cb4f222.jpg" width="500" height="375" alt="P1000562"></a>
(ヤンシャオ文明は、現在の西安の当方部で誕生した。「黄河文明」と言われている)

 その黄帝内経について書いた原稿を探してみる。
10年ほど前、埼玉県所沢市に、全国から東洋医学の研究者らが集まった
その場で、基調講演をさせてもらった(国立身体障害者リハビリセンターにて)。
間に30分の休憩をもらったが、4時間以上もの長講演だった。
その一部を紹介する。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●神々の言葉

 私はどういうわけか、黄帝内経(こうていだいけい)という書物に興味をもっている。
漢方(東洋医学)のバイブルと言われている本である。
東洋医学のすべてがこの本にあるとは言わないが、しかしこの本がその原点にあることはまち
がいない。

 その黄帝内経を読むと、最初に気づくのは、バイブルとは言いながら、聖書の記述方法と逆
であること。
黄帝内経は、黄帝という聖王と、岐伯(ぎはく)という学者の問答形式で書かれているが、黄帝
はもっぱら聞き役に回っているということ。
そしてその疑問や質問、さらには矛盾につぎつぎと答えているのは、岐伯のほうであるというこ
と。

 一方聖書(新約聖書)のほうは、弟子たちが、「主、イエスキリストは、このように言った」とい
う形式で書かれている。
つまり弟子たちが聞き役であり、キリストから聞いた話をその中に書いている。

 そこでなぜ、黄帝内経では、このような記述方法を使ったかということ。
もし絶対的な権威ということになるなら、「黄帝はこう言った」と書いたほうがよい。
(そういう部分もあるが……。)
岐伯の言葉ではなく、黄帝の言葉として、だ。
しかしこれには二つの理由がある。

●もともと、医学書ではなかった

 黄帝内経という書物は、医学書として分類されている。
前一世紀の図書目録である、漢書「藝文志」に医書として分類されていることによる。
ここで医書として分類されたことが、正しいかったかどうかということについては、疑問がある。
さらに「医書」という言葉を使っているが、現代流に、だからといって「科学、化学、医学」という
ふうに厳密に分類されていたかどうかということについては、疑問がある。

が、それはさておき、仮に医書であるとしても、それは今で言う、科学の一分野でしかない。
科学である以上、絶対的な権威を、それにもたせるのは、きわめて危険なことでもある。
その科学に矛盾が生じたときのことを考えればよい。
矛盾があれば、黄帝という聖王の無謬性(一点のまちがいもない)にキズがつくことになる。
ここが宗教という哲学と大きく違う点である。
つまり黄帝内経の中では、岐伯の言葉として語らせることによって、「含み」をもたせた。

 もうひとつの理由は、仮に医書なら医書でもよいが、体系化できなかったという事情がある。
黄帝内経は、いわば、健康医学についての、断片的な随筆集という感じがする。
しかし断片的な随筆を書くのと、その分野で体系的な書物を書くのは、まったく別のことであ
る。

たとえばこの私は、こうして子育てについての随筆をたくさん書いているが、いまだに「教育論」
なるものは、書いていない。
これから先も、多分、書けないだろうと思う。
もう少しわかりやすい例で言えば、日々の随筆は書くことはできても、人生論を書くことはでき
ない。
できないというより、たいへん困難なことである。
つまり黄帝内経は医学書(科学書でもよいが)といいながら、体系化できるほどまでに完成され
ていない。
これは実は聖書についても同じことが言えるが……。

●黄帝内経(こうていだいけい)の謎

 私が黄帝内経(こうていだいけい)という書物に、最初に興味をもったのは、その中につぎの
ような記述があることを知ったときのことだ。

 黄帝が岐伯(ぎはく)に、「この宇宙はどうなっているか」と聞いたときのこと。

岐伯は、「岐伯曰地為人之下太虚之中者也」(「五運行大論篇」)と答えている。

これを訳すと、「地は人の下にあります。しかも宇宙の真中に位置します」(小曾戸丈夫氏訳)、
あるいは「地は人の下にあり、虚空の中央にあるものです」(薮内清氏訳)となる。

しかしもう少し、漢文に厳密に翻訳すると、こうなる。
「地は、人の下にあって、太虚の中にある」と。
「地が、人の下にある」というには、常識だが、(またなぜこうした常識をあえて付け加えたかと
いうのも、おもしろいが)、「太虚の中にある」というのは、当時の常識と考えてよいのか。
漢書「藝文志」という図書目録が編纂されたのは、前1世紀ということになると、少なくとも、そ
れ以前の常識、あるいはこの部分が仮に唐代の王冰(おうひょう)の増さんによるものだとして
も、西暦752年の常識ではなかったはずである。
ここでいう「太虚」というのは、「虚」の状態よりも何もない状態をいう。
小曾戸氏も薮内氏も、「太虚」の訳をあいまいにしているが、太虚というのは、空気という「気」
もない状態と考えるのが正しい。
「空気」というのは、読んで字のごとく、「カラの気」という意味。
気のひとつである。
その気がない状態を、虚。
さらに何もない状態を太虚という。
今風に言えば、まさに真空の状態ということになる。

●当時の常識

 もしここで王冰の増さんによるとするなら、なぜ王冰が、当時の常識的な天文学の知識に沿
って、この部分を書かなかったかという疑問も残る。
当時の中国は、漢の時代に始まった、蓋天(がいてん)説、こん天説、さらには宣夜説が、激論
を戦わせていた時代である。
恐らく事実は逆で、あまりにも当時の常識とはかけ離れていたため、王冰は、この部分の増さ
んには苦心したのではなかろうか。
(あくまでも王冰の増さん説にのっとるならの話だが……。)

 その証拠に、その部分の前後には、木に竹をつぐような記述が随所に見られる。
つまりわざと医学書らしく無理をして改ざんしたと思われるようなところがある。
さらに百歩譲って、もしこの部分が、大気の流れをいうものであるとするなら、こんなことをこん
なところに書く必要はない。
この文につづくつぎのところでは、気象の変化について述べているのである。
王冰としても、散逸した黄帝内経を改ざんしながらも、改ざんしきれなかった。
またそう読むことによってのみ、この部分を理解できる。

 話はそれたが、私はこの一文を読んだとき、電撃に打たれるような衝撃を受けた。
当時の私は、「黄帝」を、司馬遷の「史記」の第一頁目をかざる、黄帝(「五帝本紀第一」)の黄
帝ととらえた。
その黄帝との問答であるとするなら、その時代は、推定でも、紀元前3500年。
今から5500年前ということになる。
(だからといって、黄帝内経がそのころの書物というのは、正しくないが……。)
少なくとも、この一文が、私が漢方にのめりこむきっかけになったことには、まちがいない。

●黄帝内経(こうていだいけい)は改ざんされたか

 黄帝内経(こうていだいけい)は、時代によって、そして写本化されるたびに、改ざんされた。
それぞれの研究家や医家たちが、自分たちにつごうがよいように、古い文句を削り、新しい文
句を付け加えた。
これは動かしがたい事実である。

 たとえば「五運行大論篇」においても、天地の動静を岐伯(ぎはく)が説明したあと、薮内氏の
訳した本のほうでは、「上の司天は右転し、下の在泉は左転し、左右から三六五日余でまたも
との位置にもどる」とあるが、王冰が編さんとしたとされる黄帝内経を訳した、小曾戸氏のほう
では、「歳運は五年で交替するのに六気は六年で交替するのですから、運と気のめぐり方には
一年のずれを生じます……」とある。

薮内氏のほうは、中国本土にも残っていない黄帝内経(京都の仁和寺所蔵)を翻訳したものと
思われる。
つまり、より原書に近いとみてよい。
一方、王冰の黄帝内経は、無理に医書に位置づけようとした痕跡が随所に見られる。
この部分もそうだが、さらにこれはとても残念なことだが、翻訳した小曾戸氏の翻訳にも、その
傾向が見られる。
たとえば小曾戸氏は、随所に、「気」という言葉を補って翻訳している。たとえば……

 「上者右行」を、「司天の気は右にめぐり」と訳すなど。(原文には「気」などという言葉はどこ
にもない!)

 こうした改ざんは、意味不明で、難解な文章を何とか理解しようしたために改ざんされたとも
とれる。
が、もうひとつは当時の常識に当てはめようとしたためになされたとも考えられる。
中国には、地球説はおろか、地動説すらなかったという常識に従ったとも考えられる。
そういう時代に、地球説を唱え、地動説を唱えたらどうなるか。
ヨーロッパでそれをしたため、弾圧された人すらいた。
コペルニクスが、その人である(1543年「天球の回転について」)。
宇宙創造に関する記述は、それ自体が宗教と密接に結びついている。
さらに中国では、中国式権威主義がはびこり、その権威からはずれた学説は、容赦なく排斥さ
れた。
そういう時代的背景を忘れてはいけない。

●地動説

 が、それでも地動説の片りんが残った! 
私たちが黄帝内経を科学書として着目しなければならない点は、まさにこの一点にある。
そして今、私が黄帝内経の中の地動説を唱えるについて、多くの人は、「解釈の曲解だ」「なる
ほどそういうふうに考えれば考えられないこともない」というように反論する。
しかしこの視点はおかしい。
もしこの部分が、あからさまに地球説をいい、地動説をいっていたとしたら、まっ先に削除され
たであろうということ。
それにゆえにあいまいに改ざんされたともとれるし、あいまいであるがゆえに、今に残ったとい
うふうに考えられる。
今、あいまいだからといって、さらにその内容を負(マイナス)の方向に引くことは許されない。

 私たちが今すべきことは、そのあいまいな部分を、よりプラスの方向に引きつけて、その向こ
うにある事実を見ることなのである。
「そういうふうにも解釈できる」という言いかたではなく、「改ざんしてもしきれなかった」という言
いかたにすべきでなのである。

●365日余で、もとに戻るものは何か

 黄帝内経(こうていだいけい)には、黄帝が、天地の動静はどうかと聞いたことに対して、「上
の司天は右転し、下の在泉は左転し、左右から三六五日余でまたもとの位置にもどる」とあ
る。
ここで考えることは、「何が、戻るか」である。

 今、高校生に、「天地の動きの中で、三六五日余でもどるものは、何か」と聞けば、彼らは迷
わずこう答える。
「地球」と。
そう、地球の公転である。
地球は、太陽のまわりを、365日余で一周し、またもとの位置に戻ってくる。
こんなことは常識。

 しかし黄帝内経読むときは、あえてこの常識は否定される。
第一、私たちは黄帝内経は、医学書であって、科学の本ではないという前提で読む。
第二、私たちは黄帝内経の時代に、そんな常識はなかったという前提で読む。
しかしもう一度、この部分を、すなおに読んでほしい。
こうある。

 「黄帝は問う。天地の動静はどうかと」。
この部分をすなおに読めば、黄帝は地球の動きについて聞いたものだということがわかる。
季節の移り変わりを聞いたものではない。
いわんや大気の変化を聞いたものではない。
そういうふうに思わせるように改ざんされただけ、と考えるほうが正しい。
その理由はいくつかある。

 もし季節の変化や大気の変化を述べるためになら、この文章を地球説、地動説のあとに書く
必要はない。
関連性がまったくなくなってしまう。

 つぎにもし季節の変化大気の変化を述べているとしても、そんなことは当時の常識で、改め
て書くまでもないことである。
仮に季節の移り変わりを書いたものであるとするなら、それこそまさに木に竹をつぐような文章
になってしまう!

●回転する

 ただ翻訳自体もわかりにくくなっている。
これを訳した薮内氏自身も、「中国には地球説はおろか、地動説すらなかった」(「中国の科
学」)と述べている。
薮内氏自身も、そういう前提で訳している。
だからあえて、わかりにくく訳した。
とくに私の頭を悩ましたのは、「左右から」という部分である。
何が、左右から、なのか。あるいは薮内氏は、「……から」と訳したが、本当にそれは正しいの
か。
「左右に」もしくは、「左右に(回って)」と訳したらいけないのか。
もし「左右に(回って)」と訳すと、意味がすっきりする。

 「上の司天は右転し、下の在泉は左転し、左右に回って三六五日余でまたもとの位置にもど
る」と。

 地球の公転するさまを、南の位置(上の司天)からみると、時計回りに回っている。
つまり右転している。
北の位置(下の在泉)からみると、時計とは反対回りに回っている。
つまり左転している。
こうして右転、左転しながら、回る、と。
黄帝内経のこの部分は、まさにそれをいったものである。
 
注※…コペルニクス

 (ラテンNicolaus Ccpernicus ニコラウスー)本名はコペルニク。ポーランドの天文学者で、ロ
ーマカトリック教会の聖職者。ギリシア思想の影響を受け、肉眼による天体観測に基づいて地
動説を提唱。著書「天球の回転について」は、教会との摩擦を避けて死の直前に刊行された。
(1473〜1543)

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●西安

 若いときは、そこにある謎を食いさすようにして、人は生きていく。
未来という時間が、永遠にあるように感ずる。
が、私の年齢になると、その先に感ずるのは、いつも袋小路。
だからこう思う。

「結論を出したい」と。

 もう少しわかりやすい言葉で言えば、「決着」でもよい。
「決着をつけておきたい」と。

 黄帝内経もそのひとつ。
その謎を解く鍵が、西安にある。
ヤンシャオ(仰韶)文明にある。
当時の中国といえば、新石器時代の後期。
火を使うことを知らない部族もいたという。
そのため疫病が絶えなかったという。
そういう時代に、突如として、ヤンシャオ文明が誕生した。
恐るべき知識と技術をもった文明である。

 黄帝内経なる書物が、本当にその時代に書かれたものかどうかは別として、(というのも、文
字の発明は、ずっとそのあとということになっているので)、西安には、底知れぬ謎が隠されて
いるのは事実。
(実際には、ヤンシャオ文明が生まれたのは、西安の東方部。
現在、西安には、ヤンシャオ文明を知る博物館などがあるという。
最近になって、西安の遺跡から、文字らしきものも発掘されている。)

 が、黄帝の時代に、黄帝内経が書かれたのではないと断言することもできない。
当時は、知識は、口頭伝承といって、特別に選ばれた人(多くは子ども)が、言葉を暗記し、そ
れでもって、後世へ伝えていくという方法がとられた。

 エジプトのピラミッドと、その西安がつながっている!
……というようなことを、DVD『ピラミッド』は、教えてくれた。

●謎の一直線

 DVD『ピラミッド』は、話せば長くなるので、その一部だけを紹介する。
この話を疑う人は、地球儀をもってきて、自分で確かめてみたらよい。
驚くべき事実である。

(1)(ギザのピラミッド)−(ナズカの地上絵)−(イースター島)は、一直線でつながっている。
しかもその直線は、赤道に対して、正確に30度の角度を保っている。

(2)(メキシコのテオティワカン※)−(ギザのピラミッド)−(西安)は、一直線でつながってい
る。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667086440/" title="275px-LocMap
_of_WH_Teotihuacan by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/
8154/7667086440_9f3073011d.jpg" width="275" height="162" alt="275px-LocMap_of_WH_
Teotihuacan"></a>
テオティワカンの遺跡(地図)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667086276/" title="275px-View_
from_Pyramide_de_la_luna by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com
/8002/7667086276_65abaaa3b0.jpg" width="275" height="183" alt="275px-View_from_
Pyramide_de_la_luna"></a>
テオティワカンの遺跡(写真)

 これらの文明の跡には、共通した石造物が多いことがよく知られている。
そればかりかその直線下には、数多くの古代文明が並んでいる。
たとえば天空都市と呼ばれるマチュ・ピチュ(クスコ近郊)がある。
ギザとイースター島を結ぶ直線は、このマチュ・ピチュとクスコの間を縦断している。
またマチュピチュは、その直線から17キロしか離れていない(グーグル・アース上で測定)。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667817840/" title="P1000564 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8023/7667817840_
f8f9afc7c2.jpg" width="500" height="375" alt="P1000564"></a>
(マチュ・ピチュの遺跡・天空都市)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667815978/" title="P1000566 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8025/7667815978_
8e232e697f.jpg" width="500" height="375" alt="P1000566"></a>
(下部、右中央部から、左下に斜めに走る黄色い線が、ギザとイースター島を結ぶ線。
ラインより、17キロ北方に、マチュ・ピチュの天空都市があることがわかる)

 なおDVD『ピラミッド』は、もうひとつ重要な事実を見落としている。
それを付け足しておく。

 ここで、(2)(メキシコのテオティワカン※)−(ギザのピラミッド)−(西安)は、一直線でつなが
っていると書いた。
これはDVDの説明を書きとめたものである。
しかしその一直線上に、もうひとつきわめて重要な文明が、存在する。
「シュメール文明(シュメル文明)※」である。
(これは私の発見!)
シュメール文明は、旧約聖書の母体となった文明と考えるとわかりやすい。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667098288/" title="シュメール文
化 by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8144/7667098288_
bde2c535e2.jpg" width="300" height="242" alt="シュメール文化"></a>
(シュメール文明は、現在のペルシャ湾北部で誕生した)


(メキシコのテオティワカン※)−(ギザのピラミッド)−(シュメール文明)−(西安)と並ぶのは、
はたして偶然なのか?

(注※)……テオティワカン (Teotihuacan)とは、メキシコシティ北東約50キロの地点にあり紀元
前2世紀から6世紀まで存在した巨大な宗教都市遺跡。
当時のアメリカ大陸では最大規模を誇っていた。
テオティワカン人の宇宙観、宗教観を表す極めて計画的に設計された都市で、太陽のピラミッ
ド、月のピラミッドそして南北5キロにわたる道(「死者の大通り」)が基点となり、各施設が配置
されている。(以上、ウィキペディア百科事典より)

(注※)……シュメール(Sumer, Shumer, Sumeria, Shinar)は、メソポタミア(現在のイラク・クウ
ェート)南部を占めるバビロニアの南半分の地域、またはそこに興った最古である都市文明。
初期のメソポタミア文明とされ、チグリス川とユーフラテス川の間に栄えた。
シュメールの名は、シュメール人が文明を築いてから、アッカドやバビロニアの支配を受けてシ
ュメール人が姿を消し、さらにバビロニアがペルシャ帝国に併合されるまで続いた。
(以上、ウィキペディア百科事典より)(はやし浩司 2012−07−29記)

●検証

 が、鵜呑みは何ごとにつけ、よくない。
そこで私なりに検証してみた。
結果、驚くべきことがわかった。

【1】(ギザのピラミッド)−(ナズカの地上絵)−(イースター島)

 これについては、今では、グーグル・アースを使えば、瞬時に確認できる。
私は(1)まずエジプトの三大ピラミッドのひとつである、ギザのピラミッドの頂点に、画びょう(ポ
イントマーク)をつけた。

(2)つぎにイースター島の中央(イースター島は、三角形になっているので、その中央部)に、
画びょう(ポイントマーク)をつけた。

(3)(1)の画びょうと、(2)の画びょう間の、距離を測定する要領で、線を引いた。
で、結果を見て、即、ギョッとした。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667100906/" title="P1000561 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8151/7667100906_
9be613df6e.jpg" width="500" height="375" alt="P1000561"></a>
(ギザとイースター島を結ぶ直線の直下に、ナスカの地上絵がある)

 グーグルアースでは、観光地として、「ナスカ(Nazca)の地上絵」の位置を、そのまま紹介し
ている。
その「ナスカの地上絵」の部分(ペルー、ナスカ郊外)には、あらかじめポイントマークがついて
いる。
そのポイントマークの上を、まさにズバリ、通過した!

 100メートルとか、200メートルの誤差もない。
10メートルの誤差もない。
まったくそのまま、数メートル単位の幅で、通過した!

 (ギザのピラミッド)−(ナズカの地上絵)−(イースター島)が、地球儀上では、一直線でつな
がっている。
これはだれも疑うことができない事実である。
(これを疑う人は、グーグル・アース上で、自分で確認してみるとよい。)

【2】(メキシコのテオティワカン)−(ギザのピラミッド)−(シュメール文明)−(西安)

 何度か、確認してみたが、地球儀上(グーグル・アース上)では、一直線には、つながらなか
った。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667099266/" title="P1000563 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8424/7667099266_
3613f6a412.jpg" width="500" height="375" alt="P1000563"></a>
(グーグル・アースの上では、ギザ→シュメール→西安は、一直線上に並ばなかった)

そこで一般によく使われている、メルカトール図法による地図の上で、メキシコのテオティワカ
ン、ギザのピラミッド、シュメール文明、西安の4か所を正確に特定してみた。

 が、結果は、ご覧の通り。
この4か所は、ほとんど狂いがなく、一直線に並んでいることがわかった。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667086168/" title="350px-
Mercator-projection by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/
8028/7667086168_bcb49f5248.jpg" width="350" height="271" alt="350px-Mercator-
projection"></a>
(メルカトール図法風の世界)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667086108/" title="img622 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8160/7667086108_
43dc732f4b.jpg" width="500" height="279" alt="img622"></a>
(メルカトール地図の上では、4つの古代遺跡が一直線に並んでいるのがわかる。
左から、テオティワカン(黄)、ギザ(緑)、シュメール(青)、西安(ヤンシャオ)(赤))

●なぜ西安が西安なのか?

 私が最初に疑問をもったのは、なぜ西安が西安なのかという疑問。
ヤンシャオ(仰韶)文明は、西安の郊外で発掘されている。
半坡(はんぱ)遺跡というのが、それである。

 エジプトのギザについても、同じ疑問をもった。
言い伝えによると、そこで使われた石材は、800キロも遠く離れた採石場から運ばれたとい
う。
常識で考えれば、ピラミッドを建てるにしても、これほど非ロジカルな話はない。
採石場の近くで建てれば、その分だけ、人力の無駄を省くことができた。
が、なぜか、ピラミッドの建造者は、ギザにこだわった。
なぜか?

 さらに言えば、ナスカの地上絵についても、言える。
地上からは見ることさえできない絵を、なぜ描いたか。

 が、こうしてそれぞれが一直線に並んでいるのを知ると、その理由が浮かびあがってくる。

●さらなる事実

 以上は、『ピラミッド』を見た、私の感想ということになる。
が、ここで終わったのでは、ただの受け売り。
そこで私なりに、さらに調べてみた。

 で、「驚くべきことに」というほどの言葉はつけられないが、奇妙なことに気づいた。
これがわかったのも、グーグル・アースという最新のサービスがあったからである。
10年前だったら、これだけ調べるだけでも1日仕事。
図書館で悪戦苦闘しただろう。
が、今では、グーグル・アースを使えば、それが瞬時にわかる。

 以下、その距離に注目してほしい。

(1)ギザ→イースター島   ・・・1万6168キロメートル
(2)ギザ→ナスカ(地上絵) ・・・1万2365キロメートル
(3)ギザ→ウル(シュメール)・・・  1615キロメートル
(4)ギザ→西安       ・・・  7183キロメートル
(5)ギザ→テオティワカン   ・・・1万2342キロメートル

(2)のナスカまでの距離と、(5)のテオティワカンまでの距離は、ほぼ同じ。
また(3)のギザ→ウルの距離を10倍すると、ギザ→イースター島までの距離になる。

 ただ西安までの距離だけが、どういうわけか、ほかの距離と関連性がないように思われる。

 が、以上が、私の発見によるものである。
わかりやすく言えば、少なくとも、ギザを中心にして、ナスカとテオティワカンは、同心円上にあ
る。
こうした事実を、「偶然」と片づけるには、無理がある。
・・・というのが、『ピラミッド』に主題にもなっている。

 『ピラミッド』の中で、ナレーターはこう述べている。
「ピラミッドを建設したのは、歴代のエジプトの王と考えること自体、無理がある。
歴代のエジプトの王たちは、すでにあったピラミッドを自分の墓として、利用しただけ」(記憶に
よる)と。

 つまりそれが副題にもなっている。
「5000年の嘘」と。

 私も、現在のエジプトから推察するまでもなく、あれほどまでの大工事を、エジプト人(アラブ
人)がしたとは、どうしても考えられない。
(エジプトでは、そういう話はタブー。
エジプトの人たちは、そういう話をすると、激怒するが・・・。)

 こうした古代文明は、宇宙から地球を見て、それが一直線であるとわかる人たちによって、
作られた。
どうもそう考える方が、自然のようである。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW 
はやし浩司 ピラミッドの謎 謎のピラミッド 一直線に並ぶ古代文明 ナスカ はやし浩司 イ
ースター島 西安 仰韶 ヤンシャオ 半坡遺跡 はやし浩司 ウル シュメール文化 はやし
浩司 黄帝内経(こうていだいけい)の謎)


Hiroshi Hayashi+++++++July. 2012++++++はやし浩司・林浩司

( Active Children, Age 5&6) はやし浩司 2012−07−30

「楽しく学ぶ子は、よく学ぶ」by はやし浩司

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/HCDCle21i-k" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

Hiroshi Hayashi+++++++July. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【Mystery of Grand Cross in Nazca 
    地球の文明は、宇宙からの人たちによって、開かれた】
    (その証拠と考察)

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

これらの事実は、私、はやし浩司が、自分で調べて知り得たことです。
無断転載、無断流用は、固くお断りします。

まずつぎのビデオからご覧ください(ガイダンス用)。

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/BIoBCuYwflc" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

はやし浩司

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

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.こんにちは!  (″ ▽ ゛)○  
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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 5日
□■□□□□□□□□□□□□□■□ =================

メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

(おわび)

しばらく特集「古代文明をつなぐ謎の点と線」がつづきます。

現在、この問題について燃えています。

興味のある方は……

(Page1)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page027.html#謎の古代文明

(Page2)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page028.html
へおいでください。

ロマンの世界を楽しんでいただけます。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●ナスカのGrand Cross(古代文明の謎、PART2)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7680498692/" title="Grand Cross 
in Nazca by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8012/
7680498692_f273f0be57_z.jpg" width="640" height="640" alt="Grand Cross in Nazca"></a>

【ナスカ平原に残る地上絵。その中でもひときわ目立つ十字架。この十字架の延長線上に、北
は、メキシコのテオティワカン(太陽のピラミッド)があり、南は、カンボジアのアンコールワットに
残るピラミッドがある。つまり(テオティワカン)ー(ナスカの十字架)ー(アンコールワット)は、真
直線でつながる。この原稿では、それを証明する。
なおこの原稿中、(エジプトのギザのピラミッド)ー(ナスカの地上絵)−(イースター島)が一直
線に並ぶというのは、既存の事実であり、私が発見したものではない。】
 

●ナスカの地上絵(世界遺産)

 インターネットで、「ナスカ 地上絵」で検索する。
55万件ほど、該当項目をヒットすることができる(2012年7月現在)。
その冒頭にある、「ウィキペディア百科事典」をクリックすると、最初に、つぎの写真を手に入れ
ることができる。
「世界遺産、ナスカとフマナ平原の地上絵』というのが、それ。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667085528/" title="Nazca Line 
Picture by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8011/
7667085528_c8dc325428.jpg" width="200" height="275" alt="Nazca Line Picture"></a>
(ウィキペディア百科事典より、世界遺産、ナスカとフマナ平原の地上絵)

 かなり上空から撮影しているため、この写真では、直線しか認識することができない。
が、その中でも、ひと際目立った直線が2本、ある。
それが、中央部やや右上に見られる「十字架」である。
(ここで、私は2本のクロスした直線を、「ナスカの十字架(Grand Cross in Bazca)」と呼ぶ。
この呼び方は、独特のもので、私のほかにそのように呼んでいる人を知らない。)

 なおこの直線は、幅200メートル前後もあり、現地で見ても、それが線であると気づくことは
ないという。

●ナスカの十字架

 ほかにも無数の線を見ることができるが、この2本の線は、ここにも書いたように、際立って
いる。
つまりかなり上空からでも、このナスカの十字架を見ることができる。

 そこでこの十字架の縦の線を、(A線、斜め左上から右下への線、長さ10キロ)とする。
横の線を(B線、斜め右上から左下への線、長さ9・2キロ)とする。
このナスカの十字架は、グーグル・アースを使っても、見ることができる。
グーグル・アースのほうでも、同じように、A線は、ほぼ北から南へ、B線は、ほぼ西から東に
向かって走っているのがわかる(上を北極にしたばあい)。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672655540/" title="P1000584 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8430/7672655540_
b4c97c06b5_z.jpg" width="640" height="480" alt="P1000584"></a>
(写真1)

●A線

 ナスカの十字架のA線に沿って、1本の線を描いてみる。
方法は簡単で、A線の長さを測定する要領で、A線の下から、上に向かって1本の線を描き込
めばよい。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672654238/" title="P1000585 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8144/7672654238_
e34eff79f1_z.jpg" width="640" height="480" alt="P1000585"></a>
(写真2)

 この直線を、正確に描き入れると、即座に、「機首方位、324・74」という数字が示される。
「機首方位」というのは、この直線が向かっている方向を示す。

 そこでこの「324・74」を維持しながら、この直線をそのまま延長してみる。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672652730/" title="P1000587 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm8.staticflickr.com/7129/7672652730_
1660dd6125_z.jpg" width="640" height="480" alt="P1000587"></a>
(写真3)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672651206/" title="P1000588 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8017/7672651206_
b0cfb03fb3_z.jpg" width="640" height="480" alt="P1000588"></a>
(写真4)

●テオティワカン遺跡(メキシコ)

 その方向には、メキシコのテオティワカン遺跡があることがわかる。
(詳しくは、後述)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667086276/" title="275px-View_
from_Pyramide_de_la_luna by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com
/8002/7667086276_65abaaa3b0.jpg" width="275" height="183" alt="275px-View_from_
Pyramide_de_la_luna"></a>
(テオティワカン遺跡。左奥方向に、ピラミッドが見える。)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672649830/" title="P1000589 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8287/7672649830_
24cea09cc8_z.jpg" width="640" height="480" alt="P1000589"></a>
(写真5)

 直線が、やや左寄りにズレているのは、最初に線を引いたときの誤差と考えられる。
そこで今度は逆に、逆に、(ナスカの十字架のクロス部)と(テオティワカンのピラミッドの頂点)
を、線で結んでみる。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672648330/" title="P1000590 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8294/7672648330_
7788850caf_z.jpg" width="640" height="480" alt="P1000590"></a>
(写真6)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672768462/" title="P1000570 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8143/7672768462_
1fa21a2163.jpg" width="500" height="375" alt="P1000570"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672769884/" title="P1000569 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8010/7672769884_
682744d225.jpg" width="500" height="375" alt="P1000569"></a>
(写真7)

 こうすると、機首方位……325・25度
地図上の距離……4602・22キロメートルという数字を手に入れることができる。
この「325・25」という数字は、ナスカの十字架を出発したときに得た「機首方位、324・74」
と、その差は、0・51度と、ほぼ一致する。

 つまりこの直線は、一般に言われているように、「滑走路」を示すものではなく、「標識」とし
て、別のピラミッドの位置を示すものであることがわかる。

 A線は、きわめて正確に、メキシコに残る、テオティワカン遺跡のピラミッドの位置を示してい
る。

●B線

 では、同じように今度は、B線の先をたどってみる。

 B線の西方向には、イースター島がある。
はたしてB線の先には、イースター島があるのか。
もう一度、それをここで確認してみる。

 B線の右から左へ、直線をあててみる。
機首方位は、「248・77度」と示される。
つぎに今度は、(ナスカの十字架のクロス部)と、(イースター島の中心部)を、直線で結んでみ
る。

 すると機首方位……243・09度
地図上の距離……3795・72キロメートルという数字を手に入れることができる。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667104270/" title="P1000557 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8151/7667104270_
6dda853a59.jpg" width="500" height="375" alt="P1000557"></a> 
(写真8)

 248度と243度。
その差は、5度。
これは誤差の範囲を超える。
かなりずれている。

 ということは、ナスカの十字架の横線(B線)は、イースター島の方向を示しているのではない
ということがわかる。

●アンコールワット

 では、今度は、反対に、B線を、右方向(東方向)にたどってみる。
B線の左から右に直線をあててみると、「機首方位……68・63」という数字を手に入れること
ができる。

 が、この方向は、エジプトのピラミッドの方向ではない。
そこで今度は、「機首方位……68・63」という方向を保ちながら、直線を延長してみる。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672646804/" title="P1000591 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8284/7672646804_
2a8a8d16f2.jpg" width="500" height="375" alt="P1000591"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672643386/" title="P1000593 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8022/7672643386_
27ee25b10f.jpg" width="500" height="375" alt="P1000593"></a>
(写真10)

 実際には、「68・63」という数字を維持するのは、容易なことではない。
ほんのわずか手元が動いただけで、大きく数字が変化する。
慎重に、B線を東に向かって延長してみる。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672641782/" title="P1000594 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm8.staticflickr.com/7274/7672641782_
0408bba6f4.jpg" width="500" height="375" alt="P1000594"></a>
(写真11)

 ところが、である。
このB線はインド半島を横断し、インドシナ半島へ入るころから、急にクルクルと上下に動き始
める。
距離が、2万キロメートルに近づいたためである。

 ご存知のように、地球の円周は、4万キロメートルと定められている。
地球は球体だから、2万キロメートルの場所には、機首方位は無数に存在する。

 そこでその一歩手前で直線を止め、目測でその先に何があるかを知る。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672640376/" title="P1000595 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm8.staticflickr.com/7128/7672640376_
68fd64cf05.jpg" width="500" height="375" alt="P1000595"></a>
(写真12)

 写真では、直線方向とはややずれているが、右下にカンボジアの、アンコールワット遺跡が
あることがわかる。
アンコールワットにも、ピラミッドがある。
そのピラミッドの中心部に、B線の端を置いてみる。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672638834/" title="P1000596 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm8.staticflickr.com/7252/7672638834_
34bb784a61.jpg" width="500" height="375" alt="P1000596"></a>

 地図上の距離……1万9838・38キロメートル
 地上の距離 ……1万9839・15キロメートルという数字を手に入れることができる。

 ほぼ、2万キロ!
念のため、どのあたりで2万キロになるか、B線の右端をそのあたりで動かしてみる。
結果、タイとカンボジアの国境付近、ややタイ側に入ったところで、2万0022キロメートルとい
う数字が出てきた。

 地球の円周は、赤道部分で、より長くなっていることが知られている。
これは地球の自転により、遠心力が働くためである。

 ともかくも、以上のことから、(ナスカの十字架)と、(カンボジアのアンコールワットにあるピラ
ミッド)は、相互に「極関係」にあることがわかる。

 ちなみにナスカの十字架は、西経75度10分、南緯14度42分、
アンコールワットのピラミッドの頂点は、東経103度51分、北緯13度25分。
これらの数字からも、「極関係」、つまり、地球の中心部を通る正反対の位置にあることがわか
る。

 B線の右方向(東)は、正確に、カンボジアのアンコールワット遺跡にある、ピラミッドをとらえ
ている。

 以上のことから、ナスカの十字架は、北方向には、メキシコのテオティワカンのピラミッド、東
方向には、カンボジアのアンコールワットのピラミッドを指しているのがわかる。

●さらなる謎

 が、これで驚いてはいけない。

 ここでナスカの十字架と、カンボジアのアンコールワットは、極関係にあると書いた。
が、厳密には、ややズレている。
その距離は、ピタリ、2万0000キロメートルではない。

 しかしつぎの事実を知ったら、あなたも驚くだろう。
「これはもう偶然の一致とは言えない!」と。

●ナスカの十字架の南

 A線(縦線)は、北方へ延長すると、メキシコのテオティワカンにつながる。
B線(横線)は、東方へ延長すると、カンボジアのアンコールワットにつながる。
しかし、である。

 A線(縦線)をそのまままっすぐ下(つまり南方)へ延長すると、今度は、南極を近くを通過し、
そのままやはりカンボジアのアンコールワットにつながる。
(ナスカの十字架から、機種角144・20度で、南に直線を引いてみるとよい。)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7680276940/" title="P1000605 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm8.staticflickr.com/7250/7680276940_
83c43503ea_z.jpg" width="640" height="480" alt="P1000605"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7680277848/" title="P1000604 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8293/7680277848_
0bcd924038_z.jpg" width="640" height="480" alt="P1000604"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7680275910/" title="P1000606 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8151/7680275910_
fef10592d3_z.jpg" width="640" height="480" alt="P1000606"></a>
(ナスカの十字架から機種角145・00度の位置には、アンコールワットのピラミッドがある。)

つまりA線(縦線)の北方には、テオティワカン、南方には、アンコールワットがあることになる。

 (テオティワカン)ー(ナスカ)ー(アンコールワット)は、一本の直線でつながる。
ナスカの十字架(Grannd Cross in Nazca)は、テオティワカンとアンコールワットのピラミ
ッドの位置を示す、標識ということになる。

 ちなみに、テオティワカンの太陽のピラミッドから、ナスカの十字架までの起首角……144・2
±0・1度

ナスカの十字架からカンボジアのアンコールワットまでに機首方位……144・2±0・1度。

 ぴったし一致する。

●テオティワカンvsアンコールワット

 ナスカの十字架が、同時に、テオティワカンのピラミッド、アンコールワットのピラミッドをとらえ
ている。
とするなら、これら2つのピラミッドには、共通点はあるのか。
それともないのか。
(そもそも、文明が相互にまったく隔離された世界のあちこちで、ピラミッドが発見されているこ
と自体、不思議なことである。)

(1)テオティワカンの「太陽のピラミッド」(ウィキペディア百科事典)
<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672930494/" title="テオティワカン
(太陽のピラミッド) by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm8.staticflickr.com/7132
/7672930494_7e600628af_z.jpg" width="640" height="480" alt="テオティワカン(太陽のピラミ
ッド)"></a>

(2)テオティワカンの「月のピラミッド」(ウィキペディア百科事典)
<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672930708/" title="テオティワカン
 月のピラミッド by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8421/
7672930708_f5e246a719_z.jpg" width="640" height="480" alt="テオティワカン 月のピラミッド
"></a>

(3)アンコールワットのピラミッド(観光案内)
<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7672926396/" title="アンコールワッ
トのピラミッド by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8152/
7672926396_4c78e238da_z.jpg" width="640" height="480" alt="アンコールワットのピラミッド"
></a>

 共通点は、ともに巨大であるということ。
ピラミッドに登る人間の大きさから、それがわかる。
あとは主観的な判断ということになる。

●仮説

 そこで前回取りあげた(事実)を、もう一度、ここで確認してみる。

 イースター島と、エジプトのギザのピラミッドを直線でつなぐ。
その直線は、ズバリ、ナスカの地上絵、とくにナスカの十字架の上を通る。
これは動かしがたい事実である。
(これを疑う人は、グーグル・アースを使って自分で確認してみるとよい。
その正確さに、私は驚いた。)

 となると、イースター島の役割は何か。
仮説として考えられるのは、第一の中継地であったのではないかということ(仮説1)。
その中継地から、ナスカの地上図をめざし、そこから各地のピラミッドへ飛行した(仮説2)。
となると、イースター島に立つモアイ(像)は、その標識ということになる(仮説3)。

 これらの仮説を証明するためには、(1)正確なモアイの位置と、(2)モアイが示している方向
を知らなければならない。

●イースター島

 謎を解くため、イースター島にある、モアイについての情報を集めなければならない。
が、残念なことに、たいへん残念なことに、モアイのほとんどは発見当時、みな、倒れていたと
いう。
それではいけないということで、日本の建設会社が重機をもちこみ、立てなおしたという。
なおその重機は今でも、現地に残っていて、現地の人たちに感謝されているという。

 感謝されている?

 日本の建設会社は、とんでもないバカなことをしたと考えてよい。
ナスカの地上絵を、整地し、消し去った。
それと同じような行為としたと考えてよい。

 仮説(1)(2)(3)が、永遠に証明されることはない。

 なお定説に従えば、モアイのふもとから多くの人骨が発見されていることから、モアイは墓で
あったということになっている。
が、逆にも考えられる。
現地の人たちは、その後、墓として利用するようになった、と。

 なおモアイにしても、あれほどまでの巨石を、どうやって切り出し、加工し、運搬し、その場所
に立てたかについては、「まったくの謎」ということになっている。

 たいへん残念なことである。
が、ゆいいつ、そのモアイ像から、かつて、それを利用した人たちの容姿を想像することができ
る。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7673109820/" title="
imagesCAWGK6XK by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8027
/7673109820_de281d0a7c.jpg" width="259" height="194" alt="imagesCAWGK6XK"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7673109700/" title="
imagesCAYU180M by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm8.staticflickr.com/7139/
7673109700_c73b1e4aa7.jpg" width="271" height="186" alt="imagesCAYU180M"></a>

(つづきはまたの機会に書いてみたい)

(補記1)

 メキシコのテオティワカンのピラミッド(月のピラミッド)と、アンコールワットのピラミッドを比較
する。
左が、テオティワカンのピラミッド(月のピラミッド)
右がアンコールワットのピラミッドである。

 メキシコとカンボジア……遠く離れた場所で、これほどまでに類似したピラミッドが建設された
のは、本当に偶然と言えるのだろうか。
自分の目で判断してほしい。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7673370496/" title="比較1 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8023/7673370496_
9bbbfa9475_c.jpg" width="800" height="600" alt="比較1"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7673362770/" title="比較2 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8001/7673362770_
2c0e0deab4_c.jpg" width="800" height="600" alt="比較2"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7673362582/" title="比較3 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8159/7673362582_
e617eb4c02_c.jpg" width="800" height="600" alt="比較3"></a>

(補記2)

●(メキシコのテオティワカン)−(ギザのピラミッド)−(シュメール文明)−(西安)

 何度か、確認してみたが、地球儀上(グーグル・アース上)では、一直線には、つながらなか
った。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667099266/" title="P1000563 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8424/7667099266_
3613f6a412.jpg" width="500" height="375" alt="P1000563"></a>
(グーグル・アースの上では、ギザ→シュメール→西安は、一直線上に並ばない。)

そこで一般によく使われている、メルカトール図法による地図の上で、メキシコのテオティワカ
ン、ギザのピラミッド、シュメール文明、西安の4か所を正確に特定してみた。

 が、結果は、ご覧の通り。
この4か所は、ほとんど狂いがなく、一直線に並んでいることがわかった。

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667086168/" title="350px-
Mercator-projection by bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/
8028/7667086168_bcb49f5248.jpg" width="350" height="271" alt="350px-Mercator-
projection"></a>
(メルカトール図法風の世界)

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7667086108/" title="img622 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8160/7667086108_
43dc732f4b.jpg" width="500" height="279" alt="img622"></a>
(メルカトール地図の上では、4つの古代遺跡が一直線に並んでいるのがわかる。
左から、テオティワカン(黄)、ギザ(緑)、シュメール(青)、西安(ヤンシャオ)(赤))

●なぜ西安が西安なのか?

 私が最初に疑問をもったのは、なぜ西安が西安なのかという疑問。
ヤンシャオ(仰韶)文明は、西安の郊外で発掘されている。
半坡(はんぱ)遺跡というのが、それである。

 エジプトのギザについても、同じ疑問をもった。
言い伝えによると、そこで使われた石材は、800キロも遠く離れた採石場から運ばれたとい
う。
常識で考えれば、ピラミッドを建てるにしても、これほど非ロジカルな話はない。
採石場の近くで建てれば、その分だけ、人力の無駄を省くことができた。
が、なぜか、ピラミッドの建造者は、ギザにこだわった。
なぜか?

 さらに言えば、ナスカの地上絵についても、言える。
地上からは見ることさえできない絵を、なぜ描いたか。

 が、こうしてそれぞれが一直線に並んでいるのを知ると、その理由が浮かびあがってくる。

●さらなる事実

 以上は、『ピラミッド』を見た、私の感想ということになる。
が、ここで終わったのでは、ただの受け売り。
そこで私なりに、さらに調べてみた。

 で、「驚くべきことに」というほどの言葉はつけられないが、奇妙なことに気づいた。
これがわかったのも、グーグル・アースという最新のサービスがあったからである。
10年前だったら、これだけ調べるだけでも1日仕事。
図書館で悪戦苦闘しただろう。
が、今では、グーグル・アースを使えば、それが瞬時にわかる。

 以下、その距離に注目してほしい。

(1)ギザ→イースター島   ・・・1万6168キロメートル
(2)ギザ→ナスカ(地上絵) ・・・1万2365キロメートル
(3)ギザ→ウル(シュメール)・・・  1615キロメートル
(4)ギザ→西安       ・・・  7183キロメートル
(5)ギザ→テオティワカン   ・・・1万2342キロメートル

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/7680271048/" title="img623 by 
bwhayashibw, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8166/7680271048_
936d5949b1_z.jpg" width="640" height="399" alt="img623"></a>
(そのほかの距離)

(2)のナスカまでの距離と、(5)のテオティワカンまでの距離は、ほぼ同じ。
また(3)のギザ→ウルの距離を10倍すると、ギザ→イースター島までの距離になる。

 ただ西安までの距離だけが、どういうわけか、ほかの距離と関連性がないように思われる。

 が、以上が、私の発見によるものである。
わかりやすく言えば、少なくとも、ギザを中心にして、ナスカとテオティワカンは、同心円上にあ
る。
こうした事実を、「偶然」と片づけるには、無理がある。
つまりこうした古代文明は、宇宙から地球を見て、それが一直線であるとわかる人たちによっ
て、作られた。

どうもそう考える方が、自然のようである。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW 
はやし浩司 ピラミッドの謎 謎のピラミッド 一直線に並ぶ古代文明 ナスカ はやし浩司 イ
ースター島 西安 仰韶 ヤンシャオ 半坡遺跡 はやし浩司 ウル シュメール文化 はやし
浩司 黄帝内経(こうていだいけい)の謎 はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育
 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はや
し浩司 謎の古代史 メキシコ テオティワカンの遺跡 カンボジアのアンコールワットのピラミ
ッド)


Hiroshi Hayashi+++++++July. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

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.こんにちは!  (″ ▽ ゛)○  
.        =∞=  // 

□■□□□□□□□□□□□□□■□ ================= 
子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 10日
□■□□□□□□□□□□□□□■□ =================

メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

(おわび)

しばらく特集「古代文明をつなぐ謎の点と線」がつづきます。

現在、この問題について燃えています。

興味のある方は……

(Page1)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page027.html#謎の古代文明

(Page2)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page028.html
へおいでください。

ロマンの世界を楽しんでいただけます。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

(58B改作)1枚の絵画の謎(Mystery of Religions)

「世界はひとつの宗教で結ばれている」

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/NWQ2BPoD_pQ" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

http://youtu.be/NWQ2BPoD_pQ

When seen far from the Space, there is no difference between Christianity, Islam and 
Buddhism. This is the theme of this Video.

遠い宇宙から見ると、キリスト教もイスラム教も仏教も、何もちがわない。それを私はこのビデ
オを通して、みなさんにお伝えしたい。
2012年10月07日

(Mystery of Religions 宗教の謎 Christianity Buddhism Islam Mystery of Painting in Bulgaria 
Aliens' Map of the World 世界は一つ 謎のルート 謎の宗教 はやし浩司 Hiroshi Hayashi 
Hamamatsu Japan UFO & Christianity and Islam Mysteries of Ancient Civilizations Ancient 
religions 宗教 世界の宗教)


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【宇宙人的視点】byはやし浩司(2012−10−05)

●宇宙人(異星人)

 宇宙人はいるかいないかということになれば、いるに決まっている。
遠い宇宙の果ての話ではない。
この地球に、いる。
この地球のどこかに、いる。
でないというのなら、私とワイフがあの夜見たUFOは、何だったのかということになる。
見たものは、見た。
たったそれだけのことだが、この日本では、それを口外することすら、タブー視されている。
科学や教育の世界においては、なおさらである。

●国

 その異星人。
異星人と言うより、異星人的視点。
ときには、そういう視点をもつことは、重要である。
ものの考え方が、一変する。
たとえば、この3か月、私は古代遺跡について調べている。
1000年とか、2000年前の遺跡。
ときには、数万年前の遺跡もある(?)。

 そういうのを調べていると、「国」の概念が、吹っ飛んでしまう。
「ペルーの遺跡」といっても、現在、たまたまペルーに、それがあるにすぎない。
ペルーだのボリビアだのと言っている方が、おかしい。

●学者の常識

 それに今回、こんなことにも気づいた。
それぞれの遺跡には、専門家なる人たちがいる。
へばりついている(失礼!)
それはそれで納得できるが、その説明が、へん。
おかしい。

 ただの標識(例:三叉の大燭台)であるにもかかわらず、あれこれと意味づけをする。
その意味づけが、無理。
ナスカ平原の直線にしても、そうだ。
統一的な見解としては、冬至や夏至のときの太陽の方向を示す線と説明されている。

 バカめ!
どこのだれが、たったそれだけのために、幅20メートル、長さ10キロもの線を引くか!
しかもその線というのは、飛行機に乗ってはじめて、わかる。
「ものごとは、常識で考えろ」という言葉がある。
そう、その常識がない。
その常識が通じない。
(もっとも彼らに言わせれば、私のほうが非常識ということになるが……。)

●自己否定

 宇宙人の存在を認める。
UFOの存在を認める。
……といっても、それは簡単なことではない。
それを認めたら、学者たちは、自己否定の世界に陥ってしまう。
「今まで、私は何をしてきたのか?」と。

 だから私のような者の意見を聞いても、一方的に排斥する。
聞く耳、まったく、そこにあらず。
私たちにしても、発表する場もない。
だから直接、YOUTUBEを使い、世界に向け、情報を発信する。

 あとの判断は、それぞれの読者の人たちに任せる。
無責任な言い方に聞こえるかもしれないが、あとのことは、私の知ったことではない。

●無断流用、禁止

 ビデオごとに、「無断転用、流用、盗作、禁止」の文言を入れている。
とても残念なことだが、この世界、つまりインターネットの世界では、「パクリ」は、日常茶飯事。
中には、1000ページ近くも、私の原稿を盗作した人もいた。

(この話は、本当だぞ!
「はやし浩司」の名前だけを、きれいに消し、自分の文章として発表していた。
さらにN県警本部のHPでは、私の原稿を20〜30作、盗作していた。
N県という、県警本部、だぞ!
私の書いた文章を、前後、切ったり、くっつけたりしてあった。
悪質!)

 だから今、しつこいほど、「禁止」の言葉を並べている。

●ビデオ

 文章の世界と、ビデオの世界は、まったく、ちがう。
どうちがうかは、改めて書くまでもない。
たとえばここまで書くのに、30分もかからなかった。
一方、ビデオのほうは、10分前後の動画を作るのに、2〜3時間はかかる。
ばあいによっては、3〜4時間もかかる。
「どうして?」と思う人もいるかもしれないが、ビデオというのは、そういうもの。

 加えて、私のしていることは、謎解き。
そのつど謎を解き始めると、そこで作業は休止する。
あちこちを調べながら、作る。
余計に時間がかかる。
が、それだけに作業が終わったときの解放感には、格別なものがある。

●古代のハブ空港

 異星人的視野の話に戻る。

 謎解きで大切なことは、異星人の気持ちになりきること。
「異星人なら、どうするだろうか」と。
「どのように行動するだろうか」でもよい。
点と線をつなぐときは、「どのルートを通るだろうか」でもよい。
そう考えたとたん、それまでわからなかった謎が解けたりする。

 たとえば……。

 古代のパイロットたちは、メキシコのテオティワカンを、ハブ空港にしていた。
道に迷ったら、そんなわけでテオティワカンに戻ればよい。
そこを出発点にして、ものを考えればよい。
航路は、そのあと自然に浮かんでくる。

●異星人vs人間
 
 私の印象としては、異星人は、数学と土木には、きわめて長(た)けた人たちだなということ。
いたるところで、決まった数字が浮かんでくる。
たとえば重要拠点を指し示すときは、120度。
つぎに60度。
30度、90度というのも、多い。

加えて、土木に関しては、すぐれた技術をもっていた。
数10トンもの岩石を、サッサと切り刻み、それを好きなところに運んでいく。
またそういうふうに理解しないと、現在の遺跡は遺跡として、謎のままで終わってしまう。

 一方、そういう異星人を前にした人間の気持ちもよく理解できる。
たとえばギザ周辺のピラミッド。
あれなどは、こう考えると、謎が氷解する。

つまりそのときどきの王たちは、ピラミッドを建設することによって、忠誠心を示した。
もちろん異星人に対して、である。
「私はこれだけ、あなたの熱心なファンです。
ですから、どうか永遠の命を、私にください」と。

 だからその後に、彼らが作ったピラミッドは、チャチなものばかり。
途中で崩れたり、地盤沈下で形を失ったり……。
あるいは王の中には、(日本の仁徳天皇もその1人だったかもしれないが)、それまであったピ
ラミッドを、あたかも自分が建設したものであるかのしてしまったのもいる。
もちろん権威づけのために、である。

●サル

 が、一部の例外をのぞき、異星人は、人間など相手にしない。
相手にするわけながない。
人間が、山の中の野生のサルを相手にしないのと同じ。
多少、親しくなることはあるかもしれない。
が、そこまで。

 あんなサルたちに、警官がもっているようなピストルを渡したら、どうなる?
それこそたいへんなことになる。

 今回も「謎の点と線」を調べていて、それに気づいた。
異星人たちは、人間に、ある程度のところまでは協力する。
教える。
が、そこまで。
が、その限度をしっかりとわきまえている。
たとえば岩石を切り刻み、それを運んだのは異星人かもしれない。
しかし人間には、その技術を与えなかった。
教えなかった。

 ついでながら、人間は異星人の奴隷だったという説もある。

●異星人

 では、私はなぜ、調べているか。
理由は、最初から今に至るまで、ただひとつ。
あの夜、ワイフと見たUFOの正体を知りたい。
それだけ。
それ以上のことは、何も考えていない。

 宇宙人なら、宇宙人でよい。
(最近は異星人という言葉をよく使うが……。)
「あれは私たちの乗り物でした」とでも言ってくれれば、それでよい。
それを言ってくれないから、私は自分で調べる。
調べるしかない。
「安心して死ねる」とまではいかないが、それで私の心の中はすっきりする。

●周囲科学

 が、人間というのは、おかしな生き物だ。
見たこともない神や仏の存在は信ずる。
が、その一方で、そこにあっても、それを信じない。
信じようとしない。
ナスカ平原の直線にしても、そうだ。

 でこぼこの平原に、直線を引く。
幅20メートル、長さ10キロ。
空から見れば、真直線。
そんな線もある。
が、そんな線でも、「私たちの祖先が描いた」と言い張る。

 ……先日も、YOUTUBEでエジプトの観光案内を見ていた。
観光バスの中での様子だった。
そのバスの中で、ガイドが、実に誇らしげにこう言っていた。
「あのピラミッドは、〜〜王のものです」と。

 バカめ!

 エジプトの人たちには悪いが、エジプト人というより、人間にあんなものを作る能力はない。
今も、ない。
作っても意味がない。

 ひとつの科学(土木工学でもよいが……)が、発達するためには、背景、つまり周囲科学が
必要である。
学校があったり、それを支える教育制度があったり……。
何も天文学だけが、学問ではない。

周囲科学が熟成し、その結果として、ピラミッドが生まれる。
が、そういうものがまったくないまま、いきなりピラミッド!

 同じことが、ほかの遺跡についても言える。
学者たちは、「高度な天文観測所」などと言って、説明したりする。

 バカめ!

 どこのだれが、たかが冬至や夏至の日を知りたくて、山の上に巨石まで運び、観測所など作
るものか。
そんなことなら、庭先で、できる。
いくつかの小石を並べても、できる。

●キリスト

 あのイエス・キリストは、晩年をこの日本で過ごしたそうだ。
処刑されたのは、弟のほうだったという。
この2行を読んだだけでも、あきれる人は多いかと思う。
実は、私も、そうだった。

 が、今回、「謎の点と線」を調べているうちに、私はこう考えるようになった。
「それもありえない話ではないなあ……」と。
この地球を、謎の点と線でつないでいくと、エルサレム→ギザ→北極→ジャパン・ラインとつな
がっていく。
(実際、つながってしまったが……。)
彼らの乗り物にすれば、数分以内の距離にちがいない。

●距離と方向

 で、気がついたことが、いくつか、ある。
(実際には、山のようにある。)
そのひとつ。

 異星人たちは、「距離」については、まったくと言ってよいほど、気にしていない。
その一方で、「方向(角度)」については、異常なまでに神経をつかっている。
また方向といっても、人間が使っているような、縦線(経度)、横線(緯度)で表すような方向で
はない。
先にも書いたように、30度とか、60度、120度……という角度である。
このことから私は、異星人たちは、地球を正三角形、もしくは正六角形で分断した地図を使っ
ていると推察した。
最終的には、正20面体を、想像した。
事実、その形に沿って、遺跡が並んでいたりする。

 では、なぜ距離については、ほとんど気にしていないか……?
理由など、ここに改めて書くまでもない。
距離など問題にならない……というような乗り物に乗っている。
瞬時に1000キロ、2000キロを飛んでいく。

 が、私たち人間は、距離を気にする。
方向よりも、距離。
「ここから○○町までは、〜〜キロ」とは言うが、「○○町は、北極線に対して、30度のところ」
とは言わない。

●敦賀市(つるがし)

 話はそれるが、こんな経験をした。

 岐阜市に住んでいる人なら、みな、そう感じているだろう。
が、あの敦賀原発のある敦賀市は、遠いところにある。
電車で行けば、一度米原で乗り換え、そこから北陸線に入る。
敦賀はその先にある。
しかもほとんどの人にとって、北陸というだけで、縁が薄い。

 が、実際に調べてみると、岐阜市から敦賀までは、直線距離にして、たったの69キロ!
山をぐるりと回るから遠く感ずるが、たったの69キロ。
車で言えば、1時間の距離。
もし敦賀原発が事故を起こしたら、岐阜市も避難勧告地域になる。
「遠い」「近い」という感覚ほど、あてにならないものはない?

……というふうにして、「感覚」というのは、作られていく。

●ノルマ

 今回の「謎の点と線」では、ひとつ心がけていることがある。
そのひとつが、「毎日、1作」。
毎日1作ずつ、ビデオを発表していく。
またそうでもしないと、どうしても心が怠(なま)ける。

 航海で言うなら、小さなヨットで大海へ乗り出したようなもの。
孤立無援。
前例もない。
だれも私にそれを望んでいない。
応援してくれる人さえ、いない。
まったくの未知の世界。

 だからこそ、自分の脳みそにムチを打つ必要がある。
それにもうひとつ。

 日々に体力、知力の衰えを感ずる。
ときに「明日は、ちゃんとものが見えるだろうか」と思うことさえある。
そういった自分とも闘わねばならない。
つまり「時間がない」。

 そのためにも、「1日1作」。
今のところ、そのノルマは、果たしている。
と、同時に、その緊張感が、楽しい。

●カルナック

 今日(10月06日)は、フランスのカルナック(Carnac)の列石について調べた。
……というほど、大げさなものではない。
簡単に線でつながった。

 で、謎は、なぜ異星人たちは、あんなものを作ったかということ。
あちこちのサイトをのぞくと、「〜〜博士説」「〜〜博士説」という言葉が目に入る。

 バカめ!

 あんなのは、UFOの、ただの着陸台。
UFOには、飛行機のような着陸装置(着陸ギア)がない。
(直陸装置のあるものも、あるらしいが……。)
そのままどこかの台の上に着陸する。

 だから下に空間のある台が必要ということになる。
その台が、石。
(小船などは陸上では、似たような方法で、格納しているぞ!)

 私の印象では、ある時期、多数のUFOがあの地帯に着陸したらしい。
そのために石を、あのように3000個近くも並べておく必要があった。
……とまあ、そういうふうに考えれば、列石といっても、謎でもなんでもない。

 ものごとは、常識で考えたらよい。

●タブー

 で、今日は、もう少し、フランスについて調べてみたい。
今日で、2回目。
が、タブーの地もある。
ルルドである。
 
 私には、宗教を冒涜する意図はない。
(一方、UFOを超常現象ととらえ、カルト化している人も多いが……。)
そこに敬虔な信仰者がいるなら、そういう人たちは人たちでそっとしておいてやる。
これはこういう謎解きをする人間の、最低限のマナーのようなもの。)

 が、古代の異星人というと、どうしても古代の神々とつながってしまう。
たとえば釈迦にしても、キリストにしても、すでにつながってしまった。
(だからといって、釈迦やキリストを否定しているのではない。
どうか誤解のないように。)

 ともかくも、こうした点については、どうしても慎重にならざるをえない。
とは言っても、そのルルドも、簡単に線でつながってしまった。
2つの遺跡を線でつないだら、その途中で、真直線でつながってしまった。

●ダイナブック・R542

 ところで数日前、新しいパソコンを買った。
TOSHIBAのダイナブック、R542。
現在使っている、R631の姉妹機。
ともにウルトラブック。
今、そのパソコンを使い、この文章を叩いている。
久しぶりの原稿である。

 「たまには原稿も……」ということで、この原稿を叩いている。
原稿も、こうして日々に鍛えなければ、すぐサビつく。
書けなくなる。
……ということで、今、ここまでの文章を読みなおしてみた。

 どうかな?
つまり腕はだいじょうぶかな?
鈍っていないかな?
その判断は読者のみなさんに任すとして、今のところ好調。
こうしてパソコンをいじっていると、何とも言えない喜びを感ずる。
先ほどワイフに、「今夜はどこかのホテルに泊まろうか?」と声をかけた。
今夜はどこかのホテルで一晩中、こうしてパソコンを叩いていたい。

 R542は、横長の14・1インチの、ノートパソコン。
横長だけに、縦の文字数(行数)が少なくなるが、それをのぞけば、まったく問題はない。
というか、高級感がズシリと指の先からも伝わってくる。

●山荘で

 今夜は、山荘で過ごすことにした。
私とワイフは、「大村屋コース」と呼んでいる。
途中に、大村屋という和食レストランがある。
このあたりでは、最高の和食を、驚くような低価格で出してくれる。
量も多い。
お勧めは、刺身定食。

 そこで夕食をとり、山荘に泊まれば、旅館で一泊したような気分になれる。
だから「大村屋コース」。
西区庄内町。
「大むら屋」というのが、正式の名前。
いつ行っても、客がごった返している。

●レストラン経営

 レストランというのは、安くておいしければ、はやる。
そうでなければそうでない。
「高いな……」「まずいな……」と客が思ったとたん、そのレストランは、左前になる。
が、それだけではない。

客というのは、浮気者。
何回か通ううちに、味にあきる。
いくらおいしくても、あきる。
あきたとたん、別のレストランをさが始める。
だから努力、あるのみ。
つまり、それだけに、経営はきびしい。

 大村屋へ行くたびに、こう感心する。
「よく、ここまでやるなあ」と。 

 今、その大村屋に向かっている。
お目当ては、刺身定食。

●山荘にて

 明日はこの村の、収穫祭。
近くの神社で餅まきがある。
その餅を拾う。

 時刻は午後10時34分。
先ほどまでビデオを観ていた。
で、今、風呂から出たところ。
「寒いかな?」と思っていたが、扇風機の風が心地よい。
何としても、今夜中に、20ページは、書きたい。
(現在、12ページ。)
扇風機の風を感じながら、気合いを入れる。

 ……ワイフは、横で髪の毛を乾かしている。
のどかなひと時。
平和なひと時。

●書くべきこと

 ふと今、書きたいことが途切れた。
が、ないわけではない。
ありすぎる。
ただ、もうどうでもよくなってしまった。
経済問題、政治問題、教育問題などなど。
何か、もっと大切なことがあるように感ずる。
大切な、何か。
残された時間を、無駄に使いたくない。
そのために、私はもっと別のことを書かねばならない。

 今までがんばって書いてきたから、つづきは、後輩たちに任せればよい。
私は私で、つぎの道を模索する。
ア〜ア……。

 そこにあるはずなのに、その姿が見えない。
書きたいことがあるはずなのに、それが形となって、現れてこない。
このもどかしさ。
このはがゆさ。

●山場

 「謎の点と線」のビデオ作りも、山場を迎えた。
「山場」というのは、山場。
つまり異星人たちの意図や、目的が、おぼろげながら、わかるようになってきた。
最終的には、彼らの居場所も、わかるだろう。
すでに、その手掛かりは、いくつか、得た。
……というか、怪しげな場所は、数か所、見つけた。

 最終的には、今度の謎解きは、そこまで行く。
また行かないと、読者のみなさんも、満足しないだろう。
方法は、こうだ。

 異星人の残したものを、大きく分類すると、(1)人間用と、(2)自分たち用(異星人用)に分け
ることができる。
人間の生活臭のある遺跡は、(1)の人間用ということになる。
一方、人間には、まったく意味のないものも、ある。
意味のわからない地上絵などが、それである。
が、その地上絵のほうに、実は、秘密が隠されている。
暗号と言ってもよい。
その暗号を解く。

 たとえばA点とB点に、何かの地上絵やモニュメントがあったとする。
C点とD点にもあったとする。
そこでA点とB点、C点とD点を線で結んでみる。

 こういうばあい、たいてい何かの規則性をもって、線が交わることが多い。
たとえば90度(直角)に交わる、など。
その交点が、あやしい。
そこに何かがある。
つまりこうして、私はその手掛かりを、得る。
(いいのかなあ……。こんなことまで話してしまって!)

●火山が基地?

 つでに……。

 その交点には、たいていどういうわけか、火山がある。
活火山のこともあるし、休火山のこともある。
最初は、「?」と思い、見過ごしてしまった。
しかしそれが、2つ、3つとつづくと、「まさか……」という思いが、「ひょっとしたら……」という思
いに変わった。
これには、理由がある。

 ある青年(30歳くらい)が、こんな話をしてくれた。
友人、5〜6人といっしょに、九州の阿蘇山に登ったのだそうだ。
そのときのこと。

●火口

 明らかにUFOと思われる物体が、上空からやってきて、阿蘇山の火口の中につぎつぎと消
えていったそうだ。

 この話をしてくれたのは、友人の長男氏である。
信用のできる人である。
また私とワイフは、その長男氏から、その話を直接、聞くことができた。

 で、聞いた直後は、「まさか!」と絶句。
いくらなんでも、火山の中?!
が、ありえない話ではない。
火山の中には、人間は入ってこない。
この地球上で、もっとも安全に身を隠すことができる場所といえば、火山。

●基準点

 また今回「謎の点と線」を考えているとき、いくつかの基準点を発見することができた。
重要なのは、2つある。
イースター島→ギザ→プレア・ビヒア→……を結ぶ線と、赤道との交点である。
(この基準点が発見できたのは、ラッキーだった。
それまでバラバラだった点と線が、そこを中心に放射線状につながった。)

 2つを、私は「クロス・ポイント(東)」と、「クロス・ポイント(西)」と名づけた。
この交点を基準にして、四方八方へと、線が散る。
その先に、遺跡が並ぶ。
が、この交点は、ギリギリ、陸(島)のそばにあるが、2つとも、海上にある。
何かの標識があるわけではない。
遺跡があるわけでもない。

 おそらく異星人たちは、その交点に何かのしかけをしているはず。
そこが基準点とわかるように、だ。
ひょっとしたら、人間が使っている電波のようなものを出しているのかもしれない。
あるいは、磁場の変化を起こしているのかもしれない。
人間にはわからないが、彼らにはわかる。
そんなしかけをしているはず。

●超常現象

 ただたいへん残念なことは、この日本では、UFOを真顔で論ずると、変人扱いを受けるとい
うこと。
(実際、私は、変人かもしれないが……。)
しかしUFO問題は、けっして超常現象ではない。
どこかのオバちゃんが、「あなたの背中に、ヘビの霊がまとわりついている」と言うのとは、基本
的な部分で、わけがちがう。
UFO問題は、科学の分野で論じられるべき問題である。
現実の問題として、論じられるべきである。

 いくらあなたが否定しても、ナスカの地上絵は、厳然とそこに存在する。
これは現実である。
「超常」ではない。
現実である。

●UFO

 が、敵もサルもの……。
なかなかシッポをつかませない。
目撃したことはあるという人は多い。
写真やビデオに撮った人も多い。
……というか、そこまで。
それ以上の証拠を、残さない。

 彼らには彼らなりの理由があるのだろう。
それは私にもわからないが、しかし追い詰めることはできる。
追い詰めて、叩き出すことはできる。
……というのは、少し過激な意見だが、しかし私に残された時間も少ない。
私も急がなければならない。

 もっとも今、ここで異星人たちが姿を現したら、世界中がひっくり返ってしまう。
宗教もめちゃめちゃになってしまう。
同時に秩序が、崩壊する。
つまり異星人たちも、それを恐れているのではないか。

●最終戦争

 が、さらに深刻な問題もある。
これはホーキング博士の説だが、ひとつの惑星に、2種類の知的生物は同居できないそうだ。
たがいに覇権を競いあい、最終的には、どちらか一方が抹殺される。
言い換えると、人間は、異星人とは同居できない。
異星人にしても、人間とは同居できない。
力関係が、はっきりとしている間はよい。
が、その力関係がきっ抗してくると、最終戦争が始まる。

 ……もしそうなれば、残念ながら、人間には勝ち目はない。

●敵

 人間の最大の敵は、釈迦も説いているように、私たち人間内部に(いる)。
「欲望」という名前の敵である。
この欲望が、曲者。
どこかの国の独裁者を見れば、それがわかるはず。
ひとつの国と、すべての人たちを、手に入れてもまだ満足しない。
またそのためには、手段も選ばない。

 そこで道徳だ、哲学だ、宗教だ……となる。
が、ゲーテやシラーを生んだドイツですら、そのあとユダヤ人の大量虐殺を引き起こしている。
日本も似たようなことをした。

 つまり人間の最大の敵はここにある。
欠陥と言い換えてもよい。
この欠陥を、どう補正していくか。
それができれば、それでよし。
そうでなければ、そうでない。
異星人たちは、そういう人間を許さないだろう。
つまりそういう人間が、地球を離れ、宇宙へ進出してくることを、許さないだろう。
人間のような生物が宇宙へ出てきたら、それこそ今度は、自分たち自身の生存が脅(おびや)
かされる。

●異星人の意図

 異星人たちはどういう意図をもって、人間と接してきたか?
が、残念ながら、これについては、私にもわからない。
わからないというより、そのときどきによって、異星人たちのほうも、変化している。
人間の味方なのか。
敵なのか。
それすらも、よくわからない。

 今回も「点と線」を調べているときも、それは強く感じた。
あるところでは、たいへん友好的。
が、別のあるところでは、たいへん敵対的。
今日もフランスの遺跡を調べているときも、そうだ。

 フランスの西端に、バルヌレ(Barnenez)の石塚と呼ばれる遺跡がある。
その遺跡は、ルルド、ポンペイと真一直線でつながっている。
ルルドといえば、キリスト教の聖地。
ポンペイといえば、火山で死滅した都市。

 あのモヘンジョダロにしても、そうだ。
モヘンジョダロとカッパドキアは、密接に結びついている。
モヘンジョダロは、核攻撃で滅んだと言われている。
カッパドキアは、核シェルター都市と言われている。
一方で人間を滅ぼすようなことをしながら、他方で人間を助けるようなことをしている。
異星人たちの意図が、私にはよくわからない!

●笑いたければ笑え

 ともかくも、笑いたければ笑えばよい。
「あのはやし浩司は、昔から頭がおかしかった」と。
しかし最終的に本当に笑うのは、どちらか?
つまりそれを証明するために、私は、こうして「謎の点と線」を調べている。
が、今のところ、どうも私のほうが、勝ちそうな気配が濃厚である。
調べれば調べるほど、そうなのだから、どうしようもない。

 たとえば数日前も、ナスカ平原の直線について調べた。
そのときのこと。
7〜8か所の遺跡から、ナスカ平原へ直線を引いてみた。
が、すべて、ビンゴー!
例外なく、その遺跡を直線的に示す、直線があることがわかった。

 (こう書くと、「当然」と考える人もいるかもしれない。
ナスカ平原には、無数と言ってよいほど、多くの直線が入り乱れている。
「どこから引いても、1本や2本は、あるはず」と。
が、実際には、ランダムに引いた線だと、ぴたりと一致するということは、まず、ない。
直線というのは、そういうもの。
私の説を疑う人は、自分で確かめてみたらよい。
ちなみに、私が「大十字架」と呼んでいる、ナスカの十字架は、縦線はズバリ、テオティワカン。
横線はズバリ、エジプトの古代文明あたり(ギザの南)を指している。

 「偶然」という言葉で、処理できるような事実ではない!

●アクセス数

 ところで、YOUTUBEへのアクセス数について。

 よくアクセス数が話題になる。
ビデオによっては、数百万件とか、中には数千万件というものがある。
しかし私のは、数百件とか、その程度。

 それについて、ある高校生がこう教えてくれた。
「先生、YOUTUBEのばあいはね、最初から最後まで見終わったばあいのみ、1件としてカウ
ントされるんだよ」と。

 ナルホド。
それで納得。
途中まで見た人は、カウントされない。

 で、私のビデオのばあいは、短くても20分前後。
長いのになると、1時間前後。
最後まで見てくれる人は、その分だけ、少ない。
アクセス数をふやそうと思えば、短いビデオにする。
長くても、数分程度。
1〜2分ものなら、さらによい。

●カルト

 前にも書いたが、こうした話、つまり私のしていることは、どこかでカルト(狂信的信仰団体)と
つながりやすい。
それには警戒している。
現に今、(とくに夏場になると多くなるが)、あちこちの山の上で、UFO乞いの儀式を繰り返して
いる団体がある。
(総じてみれば、宗教という宗教には、そういった側面は、みなあるが……。)

 で、それについても、ときどき考える。
つまり「UFO乞いの儀式」。
が、残念ながら、そんなことで、UFOは、姿など現さない。
「念力」という言葉を使う人もいる。
「念力を使えば、UFOを呼ぶこともできる」と。

 ……しかし今回、こうして「謎の点と線」を調べてみて、異星人たちの限界も知ることができ
た。
30度、60度、90度、120度……と。
角度を決めているのも、それ。
異星人たちは異星人たちなりに、地球をわかりやすく設計している。
その(わかりやすくしている部分)が、ここでいう「限界」ということになる。

 ……ともかくも、カルトには、じゅうぶん、警戒したらよい。

●証明

 要するに私がしていることは、異星人の存在の証明。
それを数学的に、している。

 今のところ反感をもった人からの反応は、ゼロ。
反対に、アメリカ人の科学者からは、こんなメールも届いた。
「数学者の同僚といっしょに、君の意見を分析している」と。

 少しずつだが、反響が広がりつつある。
それが実感として、自分でも、よくわかる。
何しろ、この世界では、こんなことを書いているのは、私、ただひとり。
前例もない。
つまりパイオニア。
前人未到の大原野を、ただひとりで、先頭を歩いている!

 ……ということで、予定の20ページになったので、今夜は、ここまで。
ワイフは、すでに床に入った。
私も眠い。

 最後にもう一度。
私を笑いたければ、笑え。
私は、そんなことでへこたれるような、ヤワな人間ではない。
見たものは見た。
だれが何と言おうとも、見たものは見た。
それが今、私を支える原動力となっている。
ハハハハ。

 では、おやすみ。
ダイナブック・R542は、本当によいパソコンだ。
あっという間に、20ページ、書いたぞ。
2012年10月06日夜記

(補記)

●謎の絵画

 まず、この絵画を見てほしい。
「中世に描かれた絵画」ということになっている。
が、「中世」とはいつか?

 

 この絵画で注目すべき点は、いくつかある。

(1)無数のUFOが描かれていること。
(2)キリスト(神)らしき人物が、女性とつりがね型の飛行物体に乗っていること。
(3)地上では、人々が、何かの儀式をしていること。
(4)地面に描かれた、白いオブジェは、何かということ。

 (1)と(2)はわかりやすい。
問題は、(3)。
ここに集まった人たちは、空を見上げることもなく、何かの儀式をしている。
で、問題は、中央の人間。
きわめて特徴的な帽子をかぶっている。
丸く、細長い。
この人物だけが、白い手袋をはめているようにも見える。
この人物は、いったい、だれなのか。
どういう身分の人なのか。

 


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。


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.こんにちは!  (″ ▽ ゛)○  
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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 15日
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

(おわび)

しばらく特集「古代文明をつなぐ謎の点と線」がつづきます。

現在、この問題について燃えています。

興味のある方は……

(Page1)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page027.html#謎の古代文明

(Page2)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page028.html
へおいでください。

ロマンの世界を楽しんでいただけます。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【日々、雑感】

○10月14日

 今日は冴えない一日だった。
軽い風邪?
偏頭痛?
朝は、6時に目が覚めてしまった。
で、そのまま書斎へ。

 10時ごろまで、あれこれ仕事をし、そのまま再び、布団の中へ。
起きたときには、午後になっていた。

○ぼたんインコ

 ほたんインコは、頭のよい鳥だ。
人間そっくり……というか、人間そのもの。
感情も、人間そのまま。

 最近では、手の甲には止まるが、手のひらを見せたとたん、逃げていく。
つかまえられるのが、いやなため。
それでまさにあの手、この手を使うのだが、だませるのは1、2回だけ。
3回目は、ない。

 ほかにもいろいろある。

 ピーヨ、ピーヨと甘えてくる。
相手にしないで無視していると、いきなり耳をかんでくる。
そのままパッと逃げていく。

 ストレスがたまると、人間と同じような神経症を発症するとか。
そうならないよう、ときどき籠から出す。
運動をさせる。
いろいろ気をつかう。
その使い方が、人間の子どもに対するのと同じ。

 おもしろいというより、ときどき、こわくなる。
ともかくも、インコというのは、気楽に飼える「ペット」ではない。

○焚き火

 雨も模様だったので、庭の落ち葉を少し燃やした。
そのとき、ふと、死んだハナ(ポインター種)のことを思い出した。
焚き火が好きな犬で、焚き火を始めると、すかさず、横に座った。

 そのハナの墓が、その近くにあった。
それを見ていたら、秋の夕暮れが、いっそうわびしく見えた。

○弁当屋

 夕食を、近くの弁当屋へ買いに行った。
そのとき小声で、「どこのお米を使っていますか?」と聞いた。
瞬間、店員の顔色が変わった。
何も言わず、奥の厨房へと消えた。

 しばらく待っていた。
5分ほど、かかった。
が、出てきたとき、こう言った。
「国産米です。それ以上のことはわかりません」と。

 イヤ〜ナ雰囲気だった。
私は弁当を買うのをやめ、外に出た。

○インチキ数学

 「水で薄めれば、安全」とか、「煮て食べれば、安全」とか?
いまだにこんなバカなことを言っている人がいる。
「米も、ブレンドし、安全な米とまぜれば、だいじょうぶ」とか?

 しかし2倍に薄めても、2倍の量を食べたら、同じ。
どうしてこんな簡単な算数ができないのだろう。
さらにこんなことを言う人も。

「微量の放射性物質だったら、かえってそれが刺激になり、細胞が活性化する」と。
つまり「健康になる」と。

 いろいろなデマが飛び交っている。
が、私たちは、どうすることもできない。
「食べない」という消極的な方法でしか、対処できない。

 弁当屋を出るとき、「産地証明は、義務づけられています」と言いかけたがやめた。
米の産地は、どんな袋にも明記してあるはず。
それがわからないというのは、……?

 この話は、ここまで。

○偏頭痛

 幸い夕方ごろ、偏頭痛は消えた。
再び書斎に戻り、こうして文章を書いている。
意味のない文章。
中身のない文章。

 文章というのは、(怒り)を感じないと書けない。
その(怒り)がない。
反対に、文章にして、(怒り)を叩き出すこともある。

 つまりものごとが、すべて、どうでもよくなってしまった。
数日前も、浜名湖で救助隊員による救助活動の様子が報道されていた。
数年前、1人の学生が、合宿訓練中、溺れ死んだ。
そういう事故を想定しての、訓練だった。

 で、それを見ながら、こう思った。
「20万人もの人たちが、死んだり、行方不明になったのに……」と。

 けっして、そういう訓練活動が無駄と書いているのではない。
それはそれで、必要。
しかしコトの重大さがちがう。

 現に今の今、フクシマの4号機は危険な状態にある。
もし4号機が崩壊したら、東京都まで、人は、住めなくなる。
つまり日本全体が、巨大な爆弾を抱えている。
言うなれば、隕石が落ちてくるかもしれないのに、明日の天気を心配しているようなもの。
私が感ずる(虚しさ)の原点は、どうやら、このあたりにある。

○10月14日

 もうすぐ私の誕生日。
満65歳になる。
が、その実感はゼロ。
誕生日など、もとからどうでもよい。

 ただ気になるのは、12月XX日に、地球が滅ぶかもしれないという話。
マヤの暦(こよみ)が、その日で終わっていることによる。

 しかしそんな話はウソ。
デタラメ。
あのノストラダムスの大予言には、世界中がだまされた。
今度もだまされる。

 2013年は、無事、やってくる。
心配無用。

 人間は、何度、同じバカを繰り返せば、気がすむのか。
で、どうやら何も怒りそうにないとわかってきたら、今度は隕石落下説。
2040年に、隕石が地球を直撃するという。
大きさは、150メートル前後。
そんな隕石でも、地球は壊滅的な被害をこうむるという。

 まあ、この種の話は、つぎつぎと出てきては、消えていく。
人間にはスリルを楽しむという、悪魔的な要素がある。
日々が平凡であれば、なおさら。

○1着、5〜7万円

 暗い話ばかりつづいた。
が、このところ、明るい話題がない。
景気も悪い。
物価も、どんどんと上昇している。
昨日も近くにオープンした衣料品店に足を運んでみた。
スーツ(背広)など、この10年、買ったこともない。
ないが、気になったので、値段を調べてみた。
驚いた。

 安売りの目玉商品ですら、一着、5〜7万円。
もうすぐ手にする、国民年金1か月分で、スーツ1着しか買えない。
そう思ったとたん、足が外を向いた。

 ……こうしてものを書いていると、少しずつだが(怒り)がわいてくる。
ものを書くには、それは必要だが、しかし……?
一方で、「もう、どうでもいいや」という思いが、それにブレーキをかける。

 地球が滅ぶといっても、その前に私自身の「命」が終わる。

○廃墟

 今回、「謎の点と線」を調べているときのこと。
あちこちで、遺跡と呼ばれる、廃墟を写真で見た。
パキスタンのモヘンジョダロを例にあげるまでもない。

 それを見たとき、「ここに住んでいた人たちは、どんな気分だったのだろう」と思った。
あるいは、もしそのうちのだれかが、今、生きていたとする。
自分たちが住んでいたところが、廃墟になったのを知ったとする。
で、その人は、どんな気分になるだろうか、と。

 ……言い換えると、いつかこの日本も、廃墟になるかもしれない。
その可能性がないとは、だれにも言えない。
1000年後とか、5000年後……。
日本語を読める人も、いなくなる。

 想像するだけでも、ツンと胸が痛くなる。
と、同時に、それを調べる同じ画面に、旅行社のコマーシャルが並ぶ。
「世界遺産の旅」「世界の遺跡巡り」「格安、○○遺跡ツアー」などなど。

 考えてみれば、これほど残酷なツアーもない。
ハゲタカ・ツアー?
人間は、精神的には腐食動物?
死んだ人たちを食い物にし、食欲を満たしている。



 やや厚着にして、扇風機をかけている。
この矛盾。
が、風が心地よい。
眠気を誘う。

 さて、今日の日記もここまで。

 とくに変わったことはなし。
平凡は美徳。
その美徳の中に、しばし甘美な思いをはせる。
2012/10/14


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【嫉妬論】

○子どもの嫉妬

 嫉妬はたいへん原始的な、つまり本能に根ざす感情であるだけに、扱い方をまちがえると、
その子どもの人間性そのものにまで影響を与える。
「原始的」というのは、犬やネコをみればわかる。
犬やネコは、一方だけをかわいがると、他方ははげしく嫉妬する。
また「人間性」というのは、情緒面のみならず、精神面にも大きな影響を与えるということ。
そしてそれは多くのばあい、行動となって表れる。

 嫉妬が「内」にこもると、子どもはぐずったり、いじけたりする。
ひがみが強くなったり、がんこになったりする。
幼児のばあい、原因不明の身体の不調(発熱、下痢、嘔吐)を訴えることもある。
「外」に出ると、いじめや動物への虐待となることが多い。嫉妬がからんでいるばあいには、そ
れが相手に向けられたときには、「殺す」というところまでする。
残虐かつ陰湿になるのが特徴で、容赦しないのが特徴。

弟に向かって自転車で突進したケースや、弟を逆さづりにして頭から落としたケース、さらに妹
の人形をバラバラにしてしまったケースや、妹をトイレに閉じ込めてしまったケースなどがある。

一人、妹にお菓子と偽り、チョークを口の中に入れた女の子(小2)もいた。
また動物への虐待では、飼っていたハトの背中に花火をくくりつけ、ハトを殺してしまったケー
ス、つかまえてきたカエルを地面にたたきつけて殺してしまったケースなどがある。

 ふつう子どもが理由もなく(また原因がはっきりしないまま)、ぐずったり、ふさいだりするとき
は、愛情問題を疑ってみる。
そういうときは抱いてみるとわかる。
最初は抵抗する様子を見せるかもしれないが、強引に抱き込んだりすると、そのまま静かに落
ち着く。

 乳幼児期は、静かで穏やかな生活を大切にし、嫉妬と闘争心の二つはいじらないようにす
る。
中に、わざと子どもを嫉妬させながら、親への依存心をもたせる人がいる。一昔前の親がよく
使った方法だが、依存心をもたせるという意味で、好ましくないことは言うまでもない。
 

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

【嫉妬論、ほか】

●嫉妬(ねたみ)



 今日、ワイフと、嫉妬(ねたみ)について、話しあった。「嫉妬深い人ほど、それだけ心がせま
いということかもね」と、私が話したのがきっかけだった。



 「私」があれば、他人のことなど、気にならないはず。「私」がないから、人をねたんだり、うら
やましがったりする。



 そうして考えてみると、嫉妬する人というのは、その「私」が、ない人ということになる。こんな
事例がある。少しこみいった話だが、こうだ。



+++++++++++++++++



 A氏(60歳)は、かなりの財産家。郊外にだが、数十件の借家をもっている。そのA氏には、
二人の息子がいる。X氏(38歳)と、Y氏(35歳)である。その長男X氏の妻が、Bさん(35
歳)。



 A氏(義父)とBさん(嫁)は、それなりに仲がよかった。が、昨年、異変が起きた。



 一生、独身のままで、結婚しないだろうと思っていた、弟のY氏が、突然、結婚。そのままY氏
夫婦は、A氏と同居することになった。それまでA氏と、X氏、Y氏は、それぞれ別々のところに
住んでいた。



 Bさんは、Y氏が結婚したその日から、A氏の家に寄りつかなくなってしまった。理由は言わな
いが、A氏は、こう言う。



 「私が、Yの嫁ばかりをかわいがるから、やきもちを焼いているのでしょう」「孫(年長児)にも
会いたいが、Bが、会わせてくれない」と。



 しかし内情は、もう少し複雑のようだ。



 X氏とBさんは、見あい結婚。ハキのないX氏とBさんを、父親のAさんが、どこか無理に結婚
させたようなところがあった。そのBさんが、X氏と結婚したのは、X氏の財産が魅力的だった
からである。最初はそうではなかったのかもしれないが、いろいろあって、やがてBさんは、X氏
の財産をアテにするようになった。



 A氏は、折につけ、Bさんに、高額なものを買い与えた。外車も買い与えたことがあるというか
ら、ハンパではない。



 そういうとき、Y氏が結婚した。Y氏の妻は、Bさんにとって、強力なライバルということになる。
しかもY氏の妻は、あろうことか、Bさんをさておいて、実家にあがりこんだ。とたん、Bさんは、
嫉妬。「長男である、私の夫のほうこそ、実家に入るべきだ」と騒いだ。



+++++++++++++++++++



 この事例は、この先、こじれるかもしれない。親子でも、財産問題がからむと、こじれる。そこ
に嫁がからむと、さらにこじれる。こういう例は、多い。



 まずBさん(X氏の妻)の立場で、考えてみよう。



 Bさんは、X氏と結婚したときは、それなりに夢や希望があったのかもしれない。しかしやが
て、X氏(夫)との結婚生活に、幻滅するようになった。「こんなはずではなかった」と思うように
なった。



 一時は、離婚まで考えたが、そのとき、すでに、子どもは1歳になっていた。



 が、この時点で、祖父母(A氏夫婦)が、その孫を溺愛するようになった。季節の祝いごとが
あると、A氏は、それをハデに祝った。



 そしてBさんが、「幼稚園の送迎用の車がない」とこぼすと、A氏は、外車を買い与えた。「外
車のほうが、事故を起こしても、安全だから」と。



 そのころから、Bさんは、子ども(A氏の孫)を利用して、A氏の財産を、操作するようになっ
た。「子ども部屋がない」と言って、家の改築費を、A氏に出させたこともある。



 そんなとき、予想に反して、夫の弟(Y氏)が結婚した。電撃的な結婚だった。そしてそのま
ま、A氏とY氏夫婦は、A氏の家で、同居することになった。



 Bさんにしてみれば、ゆくゆくは、A氏の財産は、すべて、自分のものになると思っていた。
が、ここで思惑が、大きく、はずれた。



 Bさんは、Y氏の妻に、はげしく嫉妬するようになった。Y氏の妻が、新しい服を買うたびに、そ
れをねたましく思った。



+++++++++++++++++++



 嫉妬心というのは、状況に応じて、心の奥底から、顔を出すもの。ふだんは、心の奥底に隠
れていて、外からは見えない。



 このことは、赤ちゃんがえりと言われる、子どもの症状を見ていると、わかる。それまではそう
でなかった子どもが、下の子どもが生まれたことなどをきっかけに、赤ちゃんがえりを起こすよ
うになる。



 このとき、その赤ちゃんがえりという症状は、どこから来るのか? それとも新しく生まれる感
情なのか?



 実は、こうした嫉妬心は、人間が、広く、心の奥に内在するものである。それが何かのきっか
けで、外に出てくる。



 そこで子育てで、重要なことは、こうした嫉妬心を、いじらないということ。刺激しないというこ
と。



 へたにいじったり、刺激したりすると、それが外に現れてくる。そして一度、現れると、その嫉
妬心は、いろいろな場面で、現れやすくなる。



++++++++++++++++++++



 嫉妬心をコントロールするものは、自己意識ということになる。



 だれにでも、嫉妬心はあるにせよ、その嫉妬心を、決して、それがあなたを操るままにさせて
はいけない。その嫉妬心を抑制し、コントロールするのが、自己意識ということになる。



 それまでのBさんは、夫に不満はあったものの、義父のA氏とは、それなりにうまくやってい
た。



 が、夫の弟のY氏が結婚した。夫の実家に住み始めた。とたん、燃えるような嫉妬心が、Bさ
んの心を包んだ。



 ……というほど、単純なものではないかもしれない。が、本来なら、ここで、Bさんは、自分の
心をコントロールしなければならない。



 A氏の財産にしても、Bさんには、相続権はない。Bさんが結婚した相手は、X氏であって、A
氏ではない。本来、その結婚には、A氏の財産は、関係なかったはずである。



 が、Bさんは、自分の立場を、そういうふうに簡単に割り切ることができなかった。そしてどこ
か混ぜん一体となった形で、嫉妬するようになった。



 しかし、Bさんは、だれに対して、嫉妬したのか?



 この問題には、もっと、別の問題が含まれる。



++++++++++++++++++++



 赤ちゃんがえりを例にとって考えてみよう。



 赤ちゃんがえりが、原罪的な嫉妬心が原因によって起こるものだとしても、では、その子ども
は、だれに対して、嫉妬しているのかということになる。



 母親か? 下の子どもか?



 しかしもともと嫉妬は、自分内部の欲求不満が原因となって、起こると考えられる。下の子ど
もが生まれたことによって起こったといっても、それはきっかけにすぎない。



 Bさんは、はげしい嫉妬心を覚えたとしても、それはA氏や、Y氏、Y氏の妻に対してではな
い。Y氏の結婚が引き金にはなったが、しかしY氏の妻に嫉妬したのではない。



 これから先、満たされない欲求への不満感や、不安感が、原因と考えるべきである。



 ……少し話が、こみいってきたので、つづきは、また別に考えることにして、Bさんが感じた嫉
妬は、コントロール可能なものであった。コントロールできなくなったから、嫉妬が嫉妬として、
外に現れるようになった。



+++++++++++++++++++



●嫉妬心をコントロールする

 

 嫉妬心をコントロールすることは、はたして可能なのか。



 よく知られた、原罪的な嫉妬心に、鳥の嫉妬心がある。



 私の庭では、よく野生のハトが、巣をつくる。そしてたいてい二羽のヒナをかえす。そのヒナが
やがて巣立ち近くになると、一羽のヒナが、もう一羽のヒナを、巣から、追い出してしまう。



 追い出すというよりは、突き落とすというべきか。多分、親鳥のいないときを見はからって、そ
うする。落とされたヒナは、まだじゅうぶん飛べない。そのままネコや犬に襲われて死ぬ。



 こうした原罪的な嫉妬心は、実は、人間にもあるらしい。より優勢な子孫を後世に残したたい
という、本能的なプログラムが、脳にインプットされているためと考えられる。



 で、問題は、そうした原罪的な、嫉妬心は……それを嫉妬心と言ってよいかという問題もある
が、そういう嫉妬心は、人間の意思によって、コントロールできるかどうかということ。



 性欲や食欲とならんで、嫉妬心も、もし本能的なプログラムによるものだとするなら、ことはや
っかいである。簡単にはコントロールできないし、へたに扱い方をまちがえると、人間性そのも
のまで狂わす。



 ……となると、やはり嫉妬心というのは、いじらないほうがよいということになる。とくに子ども
が乳幼児のときはそうで、子どもの心が定着するまで、おだやかで、静かな子育てを大切にす
る。



 ……ということで、この問題は、ここまで。この先は、また別のところで考えてみたい。



 嫉妬には、大きな問題が隠されている。人間の本性全体にかかわるような大きな問題といっ
てもよい。それが今日、わかった。

(040727)

(はやし浩司 嫉妬 嫉妬心 嫉妬論)









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●心のコントロール



●代償的利他



 人は、人を愛することで、利他を学ぶ。愛するから、相手の立場で、ものを考え、そしてその
相手を喜ばすことを考える。



 利他の心は、こうして生まれる。育つ。



 このことは、若い母親の変化を観察していると、わかる。



 子どもが生まれる前まで、かなり利己的だと思われる女性でも、子どもが生まれると、変る。
いつくしみの心が生まれる。



 子どもを、いとおしむという姿勢が転じて、利他の心を学ぶ。



 そういう意味でも、親が子どもを育てるのではない。子どもが親を育てる。



 しかしここで誤解してはいけないのは、利他というのは、他人の欲望を満足させるものであっ
てはいけないということ。つまり利己の代償として、利他であってはいけないということ。



 たとえばあなたが、ブランドのバッグがほしかったとする。そのとき、自分でそれを買うのをが
まんして、まだ中学生の娘に、そのバッグを買ってあげたとする。しかしそれは、利他ではな
い。



 娘を利用しただけである。



そのときあなたは、「娘は、それで満足しているはず」「喜んでいるはず」「親の私に感謝してい
るはず」と考えがちだが、それはあなたの自己満足にすぎない。つまり娘の満足する様子を見
ながら、自分の満足感を充足しただけである。それを楽しんだだけである。



 これを私は、勝手に、「代償的利己」と呼んでいる。



 こういう例は多い。よく知られた例として、子どもの受験勉強に狂奔する親がいる。親は、「子
どものため」と思っているかもしれないが、親は、自分の不安や心配を解消する道具として、子
どもを利用しているだけ。あるいは中には、自分が果たせなかった、夢や希望を、子どもに押
しつけているだけというケースもある。



 一見、利他に見えるかもしれないが、利他ではない。代償的利己である。



 利他といっても、相手の欲望を満足させるものであってはいけない。ほかによくある例として
は、リッチな祖父母が、孫のかわいさに負けて、高価なものを買い与えるというのがある。



 数万円もするような洋服を、孫の女の子に買い与えたり、同じく数万円もするようなゲームセ
ットを、孫の男の子に買い与えたりする。



 一見、利他に見えるが、自分がかわいいと思う心を、それによって、満足させているだけ。あ
るいは孫を自分に、手なづけているだけ。つまり代償的利己である。



 利他というのは、同情心、共鳴心、協調心などによって決まる。いかに相手の立場で、苦しみ
や悲しみを共有できるかによって決まる。キリスト教の世界では、それを「愛」といい、仏教の
世界では、それを「慈悲」という。



 話はそれたが、親は、子どもの立場でものを考えることによって、利他の心を学ぶ。言うまで
もなく、その人の精神の完成度は、いかにその人が利他的であるかによって決まる。



 より利他的な人を、精神の完成度の高い人という。より利己的(自己中心的)な人を、精神の
完成度の低い人という。



 いくら裏切られても、相手の立場でものを考える。いくら失望をさせられても、相手の立場でも
のを考える。そういう姿勢の中から、利他の心ははぐくまれる。



 やがて数年もすると、子どもをもつ母親は、子どもをもっていない女性と、はっきりと区別がで
きるほど、ちがってくる。程度のちがいはあるが、親は子育てを通して、利他の心を学ぶ。つま
り精神的な完成度がちがってくる。



【補記】



 相手の欲望を満足させてやることは、利他ではない。それは自分の欲望を満足させることよ
りも、罪深いことである。



 ここにも書いたように、子どもがほしがりそうなものを、あるいはほしがっているものを、買い
与えるのは、利他ではない。利己の代償(代わりのもの)としてするから、「代償的利己」と、私
は呼んでいる。



 モノを買い与えれば、子どもは喜ぶはず、感謝するはず、親子のパイプは太くなるはずと、多
くの親は考えがちである。



 しかしこれは誤解。むしろ人間関係そのものを破壊する。



 利他というのは、あくまでも心の問題。相手の立場で、悲しみや苦しみを分けもつことを、利
他という。くれぐれも、誤解のないように。



 なお、欧米では、この利他精神が、日本よりも、生活のすみずみにまで、根をおろしている。



 たとえば庭をつくるときも、日本人は、その美を、自分だけの世界に取り込もうとする。具体
的には、庭を高い塀でぐるりと囲み、自分だけが楽しめるようにする。



 一方、欧米では、外の通りから歩く人の視点において、庭づくりをする。地域全体の景観を考
えながら、家づくりをするところも多い。



 こうした文化のちがいを、「押す文化(欧米)と引く文化(日本)」のちがいという視点で、説明
する人もいる。



 そういうこともあって、ボランティア活動一つとっても、日本と欧米では、質的にも大きなちが
いがある。それについては、また別の機会に考えてみたい。





●闘争心と嫉妬心



 目の前で、ヘビが車にひかれた。バリッという、どこか骨がくだけたような音がした。瞬間「死
んだ」と、私は思ったが、そのヘビは、そのままUターンして、木の植え込みの中に、消えた。



 生命力のものすごさというか、そのヘビの生への執着心に驚いた。



 私はこうした(生存欲)というのは、広く、あらゆる動物にあると思う。またそれがあるからこ
そ、10万年単位の長い年月を、こうして生き延びることができた。



 人間も、例外ではない。



 その生存欲は、そのときどきに応じて、さまざまな形に姿を変える。たとえばそれが、プラス
の方向に向けば、攻撃心や闘争心になり、マイナスの方向に向けば、復讐心や嫉妬心にな
る。生存欲を原点に考えれば、闘争心も嫉妬心も、方向性がちがうだけで、中身は、同じとい
うことになる。



 (生存欲そのものが、弱くなるばあいもある。それについては、ここでは考えない。)



 一見、突飛もない意見に思う人もいるかもしれないが、こういう例は、多い。一見、複雑に見
える人間の心理だが、そのもとをただせば、単純なもの……。私はそれを、勝手に「原始心
理」と呼んでいる。



 たとえばミミズを見てみよう。



 私はあるとき、庭をはって移動しているミミズを見つけた。そこでそのミミズの頭を、棒の先
で、つついてみた。とたんミミズは、危険を感じて、体をちぢめた。防御体勢である。



 そのミミズは、体をちぢめることによって、自分を守ろうとした。しかしそのパターンは、引きこ
もりをする子どもの心理、そのものと言ってもよい。心理学の世界にも、「防衛機制」という言葉
がある。外の世界と、自らを遮断することによって、自分の心を守ろうとする。



 ……と考えていくと、嫉妬心を、それなりに位置づけて考えることができる。たとえば嫉妬心
は、生存欲の変形したものであると考える、とか。



 嫉妬に狂って、相手をとことん恨んだり、苦しめたりする人がいる。子どものいじめにしても、
嫉妬が原因で、相手をいじめるというケースも、少なくない。こうした嫉妬のエネルギーは、とき
として、想像を絶する力を発揮する。



 少し前、こんな事件が、ある国で起きた。



 ある資産家の家の娘(当時5歳)が、何ものかによって、性的ないたずらをされて殺されると
いう事件である。



 その家には、事件当時、父親と母親、それに11歳になる、息子がいた。息子は、父親のつ
れ子であった。父親は再婚、殺された女の子は、再婚した女性との間にできた子どもだった。



 外部からだれかが侵入したという形跡はない。地下室の窓ガラスが割られていたが、それは
外部から、強盗か何かが侵入したと見せかけるために、だれかがあとでした、偽装工作だった
ということがわかった。



 当初、父親が犯人として疑われた。いろいろな偽装工作が明るみになったからである。しか
もDNA鑑定の結果、父親の遺伝子と、娘の体に付着していた精子の遺伝子が、ほぼ一致し
た。



 が、捜査は、難航。結局、この事件は、迷宮入りになってしまった。



 この事件は、その国をひっくりかえすほど、連日連夜報道されたので、ご存知の方も多いは
ず。殺された娘の名前をとって、「N事件」と呼ばれた。



 常識で考えれば、犯人は、家族の中のだれかということになる。精子のDNAが一致したこと
から、父親か、もしくは?。



 しかし最初から、11歳の息子については、だれも疑わなかった。疑った人はいたかもしれな
いが、それを口にする人はいなかった。一方、その夫婦は、だれかをかばうように、捜査に
は、きわめて非協力的な態度をとりつづけた。



 しかし……。



 ごく一般論として、嫉妬がからむと、人は、相手を殺す寸前までのことをする。実際、殺してし
まうこともある。



 兄弟、姉妹の間でも、同じような事件が起きることがある。とくに、昔から、『年齢の近い姉妹
は、憎しみ相手』ともいう。私の知っている姉妹の中には、一人の男性(恋人)を取りあって、壮
絶な戦争を繰りかえした人もいる。



 しかしなぜか、そのN事件では、最後まで、11歳の息子が、捜査線上にのぼることはなかっ
た。なぜか? 11歳といえば、性的には、かなりのところまで成長する。ちょうどはじめて、夢
精や射精を経験する年齢でもある。



……という問題はさておき、つまりだれが犯人であるかということは、さておき、嫉妬心がみせ
る、ものすごいエネルギーは、ふつうではない。そのふつうでないところが、闘争心に似てい
る。



 親の前では、弟思いのやさしい兄を演じながら、その裏で、弟を殺す寸前までのいじめを繰り
かえしていた子どもがいた。弟を逆さづりにして、頭から落したり、チョークをお菓子だと偽っ
て、弟に食べさせたりするなど。



 私は、そのN事件では、11歳の息子をもっと疑ってみるべきだったと思っているが、これ以
上のことは、ここには書けない。ただ嫉妬に狂った兄が、性的いたずらをしたあと、妹を殺した
という事件であっても、私は、驚かない。



 嫉妬心には、そういう力がある。



 そこで大切なことは、ふたつある。ひとつは、嫉妬するにしても、そのエネルギーを、何らかの
形で、別方向に向けていくということ。もうひとつは、嫉妬をコントロールするだけの自己意識を
高めるということ。



 嫉妬心を、前向きな向上心や、攻撃力に変化できれば、最善である。つぎに、自分の感情を
いかにすれば、コントロールできるかということ。感情のコントロールができない人のことを、情
緒の未熟な人といい、コントロールできる人のことを、情緒の完成度の高い人という。



 嫉妬心というと、それが悪いという前提で、ものを考えやすい。しかし、そうとばかりとは言え
ないのではないか……、というのが、ここでの結論ということになる。



 嫉妬については、さらに、この先、深く考えてみたい。


【次号に続く】



【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

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.こんにちは!  (″ ▽ ゛)○  
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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 17日
□■□□□□□□□□□□□□□■□ =================

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選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

(おわび)

しばらく特集「古代文明をつなぐ謎の点と線」がつづきます。

現在、この問題について燃えています。

興味のある方は……

(Page1)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page027.html#謎の古代文明

(Page2)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page028.html
へおいでください。

ロマンの世界を楽しんでいただけます。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●感情のコントロール



 私は、若いころから、自分の中の二重人格性に苦しんだ。今も苦しんでいる。



 やさしくて、ひょうきんで、さみしがり屋の私。これをはやし浩司Aとする。



 合理的で、不平不満だらけ、孤独に強い私。これをはやし浩司Bとする。



 ふだんは、はやし浩司Aが優性。ときどきはやし浩司Bになっても、心のどこかではやし浩司
Aが、それをながめていて、「よせ、よせ。今のお前は、本物のお前ではない」などと、声をかけ
る。



 はやし浩司Aは、冗談好きで、めんどくさがり屋。細かい作業が苦手。が、はやし浩司Bは、
短気で、破滅的。行動力はあるが、心は冷たい。



 こういう私だから、もう一人の自分をつくる必要があった。二人の私を、さらに別のところから
監視し、コントロールする私である。これをはやし浩司Cとする。



 そのはやし浩司Cに気づいたのは、講演をしているときのことだった。



 講演中というのは、いつも二人の私が、そこにいる。一人の私は、講演をする。話す。が、も
う一人の私が、その上にいて、私にこう命令する。「残り時間は、あと30分だ。あの話とこの話
はやめて、もっと別の話をしろ」「あと10分だ。そろそろ結論を話せ」と。



 私をいつも客観的に見つめながら、私をコントロールする私。それがはやし浩司Cということ
になる。



 そのはやし浩司Cの重要性に気づいたのは、ごく最近のことである。このはやし浩司Cこそ
が、自己意識による私ということになる。もろもろの感情のコントロールは、このはやし浩司C
がする。



 はやし浩司Aになったときも、はやし浩司Bになったときも、別のどこかにいて、私をコントロ
ールする。



 ところで、どういうとき、私が、はやし浩司Aからはやし浩司Bになるか? 私のばあい、精神
的にたいへん疲労しやすい。そういう欠点がある。決して、タフではない。不愉快な人と会って
いると、ものの半時間で、ヘトヘトに疲れてしまう。



 その疲れたとき、はやし浩司Bが、ムラムラと顔を出す。



 おもしろいと思うのは、前頭部が重くなること。実際、手でさわってみると、少し熱くなっている
のがわかる。そして一度熱くなると、はやし浩司Aにもどったあとも、この部分がどこか重ぼっ
たい。そしてそれが1、2日間、つづく。



 どちらにせよ、感情は、はやし浩司Cがコントロールする。何かのことで、情緒が不安定にな
ったときは、できるだけはやし浩司Cを、外に呼び出すようにする。決して、感情のおもむくま
ま、行動してはいけない。



 とくに気をつけているのは、はやし浩司Bである。自分でも、それがわかっているから、そうい
うときは、ぜったいに、何かの結論を出さないようにする。口を閉ざして、静かにする。できるだ
け、人との交際も避ける。でないと、そのあと、いつも後悔することになる。











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●コア・アイデンティティ



 自己同一性のことを、アイデンティティという。(もともとは、アイデンティティを、「自己同一性」
と翻訳した。)



 自己同一性とは、その言葉どおり、自分の同一性をいう。



 たとえば「私」。私の中には、私であって、私である部分と、私でない部分がある。その私であ
って私である部分が、本来の「私」。その私が、そのままストレートに、外の世界へ出てくれば、
よし。そうでないときに、いろいろな問題が起きる。



 (あるいは問題があるから、ストレートに出てこないということにもなる。)



 その「私」の中でも、他人と比較したとき、きわだって、私らしい部分が、ある。これを、「コア
(核)・アイデンティティ」という。



 しかし、自分でそれを知るのは、むずかしい。私がどんなアイデンティティをもっているかとい
うことを知るためには、一度、視点を、自分の外に置かねばならない。他人の目をとおして、自
分を見る。ちょうど、ビデオカメラか何かに、自分の姿を映して見るように、である。



 そこで、反対に、つまり自分のアイデンティティを知るために、他人のアイデンティティを、観
察してみる。



 子どものばあい、このアイデンティティのしっかりしている子どもは、「この子は、こういう子ど
もだ」という輪郭(りんかく)が、はっきりしている。「こうすれば、この子は、喜ぶだろう」「怒るだ
ろう」「こう反応するだろう」ということが、わかりやすい。



 この輪郭というか、つかみどころを、「コア(核)」という。



 そうでない子どもは、輪郭が、どこか軟弱で、わかりにくい。つかみどころがなく、予想がつか
ない。何を考えているか、わからない。



 たとえばある子ども(年中児)が、ブランコを横取りされたとする。そのとき、その横取りされた
子どもが、横取りした子どもに向かって、「おい、ぼくが乗っているではないか!」「どうして、横
取りするのだ!」と、一喝する。ばあいによっては、取っ組みあいのけんかになるかもしれな
い。



 そういう子どもは、わかりやすい。心の状態と、外に現れている様子が、一致している。つま
り、自己の同一性が守られている。



 が、このとき、中には、柔和な笑みを浮かべたまま、「いいよ」「貸してあげるよ」と言って、ブ
ランコを明け渡してしまう子どもがいる。



 本当は貸したくない。不愉快だと思っている「私」を、その時点で、ねじまげてしまう。が、表面
的には、穏やかな顔をして、明け渡す。……つまり、ここで本来の「私」と、外に現れている
「私」が、別々の私になる。不一致を起こす。



 一時的な不一致や、部分的な不一致であれば、問題ではない。しかしこうした不一致が日常
的に起こるようになると、外から見ても、いったいその子どもはどんな子どもなのか、それがわ
からなくなる。



 ときには、虚飾と虚栄、ウソとごまかしで、身を包むようになる。世間体ばかりを気にしたり、
見栄や体裁ばかりを、とりつくろうようになる。



 この時点においても、意図的にそうしているなら、それほど、問題はない。たとえばどこかの
商店主が、客に対して、そうする、など。しかし長い時間をかけて、それを日常的に繰りかえし
ていると、その人自身も、自分でわけがわからなくなってしまう。自己の同一性が、ここで大きく
乱れる。



 そこで問題は、私(あなた)自身は、どうかということ。



 私は私らしい生き方をしているか。私はありのままの私で、生きているか。本当の私と、今の
私は、一致しているか。さらに「私は私」という、コアを、しっかりともっているか。



 くだらないことだが、私は、そのアイデンティティの問題に気づいた事件(?)にこんなことがあ
る。



 実は、私は、子どものころから、台風が大好きだった。台風が自分の住んでいる地方に向っ
てくるのを知ったりすると、言いようのない興奮に襲われた。うれしかった。



 しかしそれは悪いことだと思っていた。だからその秘密は、だれにも話せなかった。とくに(教
師)という仕事をするようになってからは、話せなかった。台風が近づいてくるというニュースを
聞いたりすると、一応、顔をしかめて、「いやですね」などと言ったりしていた。



 つまりこの時点で、本当の私と、表面に現れている私は、不一致を起こしていたことになる。



 が、こんなことがあった。



 アメリカ人の友人が、こう言った。彼はそのとき、すでに日本に、5、6年住んでいた。私が50
歳くらいのときのことである。



 「ヒロシ、ぼくは台風が好きだよ。台風が、浜松市へくるとね、(マンションの)ベランダに椅子
を出して、それに座って台風を見ているよ。ものが、ヒューヒューと飛んでいくのを見るのは、実
に楽しいよ」と。



 私は、それを聞いて、「何〜ダ」と思った。「そういうことだったのか」と。



 そのアメリカ人の友人は、自分の心を実にすなおに表現していた。そのすがすがしさに触れ
たとき、それまでの私が、バカに見えた。私は、台風についてですら、自分の心を偽っていた。



 何でもないことだが、好きだったら、「好き」と言えばよい。いやだったら、「いやだ」と言えばよ
い。そういう「私」を、すなおに外に出していく。そしてそれが、無数に積み重なり、「私」をつくり
あげていく。



 それがアイデンティティである。「私」である。



 さて、あなたはどうだろうか? 一度、あなた自身を、客観的に見つめてみるとよい。なお、こ
のアイデンティティが、乱れると、その人の情緒は、きわめて不安定になる。いろいろな情緒障
害、さらには精神障害の遠因になる。よいことは何もない。



 そうであっても、そうでなくても、自分をすなおに表現していく。それはあなた自身の精神生活
を守るためにも、とても重要なことである。



 さあ、あなたも今日から、勇気をもって、「YES」「NO」を、はっきりと言ってみよう。がまんす
ることはない。とりつくろうことはない。どこまでいっても、私は私だ。あなたはあなただ。



【心理学でいう、アイデンティティ】 



 心理学でいう「アイデンティティ」とは、(私らしさ)の追求というよりは、(1)「自分は、他者とは
ちがうのだ」という独自性の追求、(2)「私にはさまざまな欲求があり、多様性をもった人間で
ある」という統合性の容認、(3)「私の思想や心情は、いつも同じである」という一貫性の維持
をいう。



 こうしたアイデンティティを、自分の中で確立することを、「アイデンティティの確立」という(エリ
クソン)。



 ただ注意しなければならないのは、こうしたアイデンティティは、他者とのかかわりの中でこ
そ、確立できるものだということ。



 暗い一室に閉じこもり、独善、独尊の世界で、孤立することは、アイデンティティではない。
「私らしさ」というのは、あくまでも、他者あっての「私らしさ」ということになる。



【補記】



 仮にアイデンティティを確立したとしても、それがそのまま、その人の個性となって、外に現れ
るわけではない。ストレートに、そのアイデンティティが外に出てくる人もいれば、そうでない人も
いる。



 たとえば今、コップの中に、色水が入っているとする。その色水は、うすいブルー色であると
する。



 もしこのとき、コップが、無色の透明であれば、コップの外からでも、色水は、うすいブルー色
に見える。



 しかしもしコップに、黄色い色がついていたりすると、コップの中の色水は、グリーンに見える
かもしれない。



 このとき、コップの中の色水を、「真の私」とするなら、外から見える私は、「ニセの私」という
ことになる。真の私は、外に出るとき、コップの色によって、さまざまな色に変化する。



 たとえば私は、他人の目から見ると、明るく快活で、愛想のよい男に見えるらしい。しかし真
の私は、そうではない。どちらかというと、わがままで、むずかしがり屋。孤独に弱く、短気。い
つも不平、不満が、心の奥底で、ウズを巻いている。……というのは、言い過ぎかもしれない
が、少なくとも、(真の私)と、(外に出ている私)の間には、大きなギャップがある。



 真の私が入っているコップには、あまりにも、さまざまな色が混ざりすぎている。そのため、私
は、外の世界では、真の私とはちがった私に見られてしまう。



 まあ、私自身は、他人にどう見られようとかまわないが、しかし子どもを見るときは、こうした
視点をもたないと、その子どもを理解できなくなってしまうことがある。



 その子どもは、どんな色水の子どもか? そしてその子どもは、どんな色のコップに入ってい
るか? それを正しく判断しないと、その子どものアイデンティティを見失ってしまうということ。



 アイデンティティの問題には、そんな問題も含まれる。

(040803)





●自己否定



 定年退職を迎えるようになると、多くの男たちは、「自己否定」という苦しみに、さいなまれる。
いや、定年退職なら、まだよい。50歳が近くになると、たいていの民間企業では、リストラとい
う名前のクビ切りが始まる。



 クビ切りがこわいわけではない。クビ切りにいたるまでの、社内のゴタゴタ。緊張感。不快
感。それがつらい。苦しい。周囲でリストラが始まると、仕事どころでは、なくなってしまう。「つぎ
は、だれ?」と、疑心暗鬼になることもある。



 そしてやがて、リストラの宣告。「あなたは、クビ!」と。



 とたん、その先の未来が消える。会社一筋とがんばってきた人ほどそうで、そのショックは、
大きい。相当なもの。若い人には、想像できないだろう。この時期、クビ切りは、まさにその人
の人生の否定そのものといってもよい。リストラされたことがきっかけで、そのまま精神を病ん
でしまう人もいる。



 若いときは、まだやりなおしがきく。つぎの未来に向けて、歩み出すことができる。しかし50
歳をすぎると、それもできない。体力もつづかない。私の友人のM君(54歳)は、それまでに3
0年弱勤めた会社をリストラされたあと、私にこう言った。



 「あと10年、どんなことがあっても、健康だけはだいじょうぶという保証があれば、思いっきり
暴れてやる。しかし来年はどうなるかわからない。そんな不安をどこかに感ずると、もう何もで
きなくなる」と。



 こうした心理も、やはり若い人には理解できないだろう。ある意味で、この年齢の人の、独得
の心理と言ってもよい。



 しかし仕事にも、大きく分けて、二種類ある。(1)あとに残る仕事。(2)あとに残らない仕事。



 あとに残る仕事というのは、人生も晩年になって、「やりとげた」という実感のある仕事という
ことになる。一方、あとに残らない仕事というのは、そのまま過去の記録の中から、ポッカリと
消えてしまう仕事をいう。



 総じてみれば、大きな組織の中で、上からの命令だけに従って、それをやりこなすだけの仕
事というのは、あとに残らない。こう決めてかかるのは、危険なことかもしれない。私の意見を
読んで、怒る人もいるかもしれない。しかし、仕事には、よきにつけ、悪しきにつけ、いつも幻想
がつきまとう。この幻想が、その人を、惑わす。



 それほど価値がない仕事であるにもかかわらず、価値がある仕事と思いこんだり、価値があ
る仕事であるにもかかわらず、価値がないと思いこんだりする。



 どんな仕事がそうであり、どんな仕事がそうでないかということには、ここには、書けない。
が、これだけは言える。



 目的と夢と希望。この3つがはっきりしている仕事は、すばらしい。そうでない仕事は、そうで
ない。



 ……と、話がそれたが、いくら目的と夢と希望があっても、定年退職を迎えると同時に、その
すべてが、吹き飛ぶ。組織あっての仕事。その組織からはずれれば、仕事をする基盤すら、失
う。



 こうしたを、定年退職にまつわる心の問題をまめると、つぎのようになる。



(1)脱力感(生きる気力そのものが、消える)

(2)空白感(過去が、自分から消える)

(3)空虚感(何をしても、むなしく覚える)

(4)不安感(老後の生活が心配)

(5)焦燥感(何かをしなければと、あせる)

(6)妄想性(何かにつけて、被害妄想をもちやすい)

(7)展望性の喪失(これから先、何をしてよいのかわからない)



 こうした問題が、こん然一体となって、その人を襲う。そしてその人は、やがて、自己否定へと
進んでいく。「私は生きている価値がない」「生きていてもムダ」と。



 昨年度(03年度)、自殺者が3万6000人を超えた。そのうち、60歳以上の高齢者が、約1
万1000人(02年度)、50歳以上の合計が、1万9000人(02年度)をしめるという(警察統
計資料)。



私も、あと数年で、その60歳になるが、そうして自らの命を断っていく人の心情が、痛いほど、
よく理解できる。











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●自己愛と自己中心性



 自分を大切にするということと、「自分だけが、この世で一番大切な人間」と考えるのは、別。
「自分だけが、この世で一番大切な人間」と考えて、自分だけを大切にするのを、自己愛とい
う。



 この自己愛が、肥大化し、その世界だけに陶酔するようになると、その人には、さまざまな弊
害が、現れる。



 その中でも、最大の弊害が、自己中心性である。



 言いかえると、自己中心的な人は、何かにつけて、「自分だけは……」と考えやすい。そのた
め、どうしても、他人との関わり方が、浅くなる。関わっても、儀礼的。表面的。形式的。



 そしてその一方で、独善的になったり、がんこになったりする。他人から批判されるのを許さ
ないし、批判されたりすると、それを大きく気にしたりする。つぎのようなタイプの人は、ここでい
う自己愛タイプ人間と、考えてよい。



( )いつも自分の利益を優先させる。

( )自分だけがよければよいという考え方をしやすい。

( )自分の家族、とくに自分の子どもさえよければよいと考えやすい。

( )独善的になりやすい。思いこみがはげしい。

( )自分が正しいと思うと、他人の意見を聞けなくなる。

( )他人に批判されたり、批評されたりすると、興奮したり、パニック状態になる。

( )完ぺき主義で、失敗を認めない。他人の失敗を許さない。

( )自己中心的なものの考え方をする。ものの考え方が、自分本位。利己的。



 とくに気をつけなければならないのは、「他人との関わり方」である。



 このタイプの人は、自分自身を、大きなカラで包むため、どうしても他人との関わり方が、浅く
なる。表面的には、社交的で、柔和な人間性を装うことはある。つまりそうすることで、自分へ
の尊敬を、人から集めようとする。



 そういうことはあるが、しかし心を開いているわけではない。いつも自分の利益、利得を、優
先させる。



 こうした自己愛が、子育てに反映されることがある。子どもそのものが、自己愛を達成するた
めの、道具になることがある。わかりやすく言えば、子ども自身が、親の、見栄や虚栄心を満
足させる道具になることがある。



 ある母親は、子どもに向かっては、「勉強しなさい」と言いつづけたが、その一方で、その子ど
もが、自分から離れていくのを、許さなかった。あの手この手をつかって、地元の高校に子ども
を送り、さらにあの手この手をつかって、地元の女性と結婚させた。



 もともと心が通じあっているわけではないから、こうした親子関係は、崩壊しやすい。



 さらにこうした自己愛が、夫婦の間でも反映されることがある。しかしどちらか一方がそうであ
ると、夫婦関係も、それほど、長つづきしない。夫にせよ、妻にせよ、自分の孤独をいやす道
具でしかないからである。



 つまり配偶者を愛するのではなく、自分のために、自分にとって必要な人間として、相手をそ
ばにおく(?)。自分の仕事のために、妻を利用するのも、その一例。妻に向って、「食わせて
やる」「養ってやる」と言った夫すらいる。



この不自然さが、やがてたがいの間の不協和音となっていく。つまり、自己愛には、よいこと
は、何もない。



 しかし一度、自己愛タイプになると、それから脱却するのは、容易ではない。だいたいにおい
て、自分がそのタイプの人間であると、気づかない。独善というのは、そういう意味でも恐ろし
い。「私はすばらしい人間」という思いこみが強い分だけ、他人の意見に耳を傾けない。



 が、やがて、このタイプの人は、はげしい孤独感に襲われるようになる。しかし、この段階で
も、それに気づく人は、少ない。自分を客観的に見る目をもたないからである。だからこのタイ
プの人は、何かしら満たされないという状態のまま、悶々とした毎日を送っていることが多い。



 本来、人というのは、その幼児期から少年少女期にかけて、こうした自己中心性を克服しな
ければならない。が、何らかの理由で、その人格の完成が阻害されると、ここでいう自己愛の
世界におちいりやすい。



 つまり、結論として、自己愛タイプの人は、それだけ、人格の完成度が低い人ということにな
る。



【補記】



●愛



 ワイフに聞いた。「お前は、ぼくのことを、愛しているか?」と。するとワイフは、しばらく考えた
あと、こう言った。「わからない……」と。



 そういうものか?



 そういうものだ。

 

 「愛」ほど、実感しにくい感情はない。とくに夫婦の間では、たがいの存在など、空気のような
もの。何かが起これば、話は別。しかし何も起こらなければ、たがいの存在すら、忘れる。



 そこで改めて、「私はどうか」と考えてみる。「私は、ワイフを愛しているか」と。



 しかしこれまたむずかしい問題。ほとんどの人は、相手を欲することを、愛と誤解している。
「好き」と「愛」を、混同している人も多い。若い男に、例をみるまでもない。



 若い男が、相手の女性に向かって、「愛している」と言うのは、その相手の女性を、肉体的に
独占したいから。もっと簡単に言えば、セックスをしたいから。……と書くと、若い人たちは、反
発するかもしれない。



 しかし愛というのは、年をとればとるほど、それについて語る口が、重くなる。私も若いときに
は、今の若い人たちに負けないほど、愛という言葉を口にした。しかしそれから30年。



 人を愛することが、そんななまやさしいことでないことを、さんざん、思い知らされた。今のワイ
フにしても、これから先の老後のことを考えると、本当のところ、自信がない。その気持ちは、
ワイフも同じではないか。



 私の知人は、75歳をすぎた今、ほとんど寝たきりになっている奥さんの、介護にあけくれて
いる。奥さんは、パーキンソン病という病気で、ほとんど動けない。電話で話をすると、意外と元
気そうなので、「元気になられたのですか」と聞くと、知人は、いつもこう言って笑う。



 「口だけは、元気ですよ。おかしなものですよ」と。



 知人は、そのため、奥さんの生活のすべてを、みる。食事、入浴、洗面、睡眠はもちろんのこ
と、大便や小便の始末まで。



 そういうこともすべて受け入れて、はじめて、人は「愛」という言葉を口にすることができる。
が、そういう人ほど、「愛」という言葉を口にしない。つまりそれほどまでに、「愛」というのは、深
遠な言葉ということになる。



 で、昨夜、寝床の中で、ワイフとこんな会話をした。私が、「もし、脳梗塞か何かで倒れたら、
延命処置はしてほしくない」と言うと、ワイフは、だまっていた。



私「ムダな延命をしても、みんなが迷惑するだけ。だからもしそういう状態になったら、どうか安
楽死させてほしい」

ワイフ「わかったわ」

私「ぼくらのばあいは、年金が入るわけではないし、ムダに生きれば生きるほど、お金がかか
る」

ワイフ「……」

私「頼むよ」

ワイフ「わかったわ……」と。



 とても悲しいことを告白するが、私のワイフは、私を愛していない。私のため、息子たちのた
めに犠牲になっているが、いつもその範囲で、右往左往している。何かのことで衝突すると、ワ
イフの口からは、いつも「離婚」という言葉が飛び出す。簡単に飛び出す。



 一見、強いきずなで結ばれているように見えるかもしれないが、私たち夫婦の地盤は、それ
ほどしっかりしていない。かろうじてというか、本当にかろうじて、ともに生活しているにすぎな
い。だから今、ワイフが、私を愛しているかどうかということについて、「わからない」と答えて
も、何も、おかしくない。



 しかしこれも、夫婦。いや、ほとんどの夫婦が、そうではないのか。……とまあ、そう言って、
自分をなぐさめる。



 私だって、本当のところ、ワイフを利用しているだけではないのか。自分の仕事のため。自分
が生きるため。本当にワイフの幸福を考えているかとなると、自信がない。



 たとえば今、ワイフが、私にこう言ったとしよう。



 「私は、あなたと離婚したい。私らしい人生を、もう一度、生きなおしてみたい」と。



 そのとき私は、ワイフの幸福を考えて、「わかった。お前の好きなようにしたらいい」と言って、
引きさがることができるだろうか。



 もし、それができれば、私は、ひょっとしたら、ワイフを心底、愛していることになる。が、私に
は、その自信がない。だから、私も、ワイフを本当に愛しているかどうか、わからない。同じ質
問を、反対にされたら、私もこう答える。「わからない」と。



 繰りかえすが、もともと夫婦というのは、そういうものかもしれない。ナットク!

(040804)



+++++++++++++++++++++++++++++はやし浩司



●自己中心的な人



 ワイフと食事をしているとき、こんな話になった。



 ワイフの友人の叔父の話である。その叔父は、長野県と静岡県の県境にある、小さな村に住
んでいる。昔からの茶農家ということだそうだ。



 その叔父が45歳くらいのときのこと。ある日突然、愛人を家に連れてきたという。そして叔父
の妻(叔母)に、いきなり、こう命令したという。



 「今日から、この女(愛人)も、この家に住むことになった。めんどうを、みてやってくれ」と。



 この話に、妻(叔母)は、激怒。怒ったことがない女性だったが、このときばかりは、泣きなが
ら、こう叫んだという。「いやよ!」と。



 当然である。で、この話を、ワイフが私にしながら、「この話は、マンガみたいだけど、本当に
あった話よ」と。



 私はその話を聞きながら、「ジコチュー人間のきわまり、ここにあり」と思った。



 言うまでもなく、自己中心型の人は、他人の立場でものを考えることができない。自分の言葉
や行動が、相手にどういう印象を与えているかがわからない。相手がどう考え、どう思っている
かさえわからない。



 すべて自分だけの、つまりは独善的な考えだけで、ものごとを判断してしまう。



 ワイフの友人の叔父にしても、愛人がいるということだけでも、大問題。その上、その愛人を
家につれてきて、「めんどうをみろ」は、ない。



 こうした常識ハズレの行為は、自己中心型人間に、広く見られる現象である。



 で、この自己中心性がきわまってくると、自己愛へとつながる。友人はもちろんのこと、家族
すらも、自分を飾るための道具にすぎない。自分は愛されてもあたりまえと考えるが、その一
方で、他人を愛することができない。だいたいにおいて、愛というものが、何であるかさえわか
っていない。



 さらに自己愛が肥大化すると、自分だけが完ぺきで、完全な人間となる。他人を信じない。信
じられない。自分は好き勝手なことをするくせに、他人には、それを許さない。



 さらに悲劇的なのは、自分の尺度で、他人を判断しようとすること。ワイフの友人の叔父は、
自分では、毎月のように、(つきあい?)で、あちこちへ旅行に行っているのに、妻(叔母)に
は、絶対に、それを許さなかったという。



 つまり自分の妻を、カゴの鳥にして、家の中に閉じこめてしまった。



 ワイフは、こう言った。「自分では浮気し放題だから、きっと奥さんもそうするのではないかと、
心配だったのね」と。



簡単に言えば、そういうことになるが、そのため一見、社交的で、交際範囲は広いものの、ど
の人とも、深くは交われない。自己中心型の人間は、厚いカラの中に入るため、心を開くことが
できない。だから友人ができない。



 ワイフの友人の叔父を参考に、ジコチュー夫の特徴を列挙してみると、こうなる。



(1)何かにつけて、完ぺき主義で、妻にそれを求める。

(2)妻を自分の力のおよぶ範囲に、閉じこめようとする。

(3)ワンマンで、亭主関白。家長意識が強い。わがまま。

(4)妻はもちろん、家族は、自分を飾るための道具でしかない。

(5)「仕事」を理由にすれば、すべて許されると思いこんでいる。

(6)犠牲心は強いが、それはあくまでも、自分のための自己犠牲。

(7)愛されること求めるが、人を愛することができない。

(8)ジコチューで、相手の立場でものを考えることができない。

(9)自分が批判されるのを許さない。批判されると、極端にそれを気にする。



 こうしたジコチュータイプ、あるいは自己愛タイプの夫をもつと、妻は、不幸である。妻は、まさ
に夫の奴隷と化す。(たいていは妻が現状を受けいれ、あきらめるので、表面的には、うまくい
っているように見えることが多い。)



 で、こうしたジコチュータイプの夫は、なおるかどうかという問題。



 私の周囲にも、似たような人は多いが、結論を先に言えば、まず無理ではないかということ。
自己中心性にせよ、自己愛にせよ、青年期までに一度、心の中に形成されると、それを改め
るのは、容易ではない。



 仮に本人がそれを自覚したとしても、そのあと、長い時間がかかる。10年とか、20年とか、
それくらいの時間は、かかる。「私はジコチューだ。今日から改めます」というわけには、いかな
い。



 この問題は、そういう問題である。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW 
はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 嫉妬 嫉妬論)


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司




【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

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.こんにちは!  (″ ▽ ゛)○  
.        =∞=  // 

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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 19日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

(おわび)

しばらく特集「古代文明をつなぐ謎の点と線」がつづきます。

現在、この問題について燃えています。

興味のある方は……

(Page1)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page027.html#謎の古代文明

(Page2)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page028.html
へおいでください。

ロマンの世界を楽しんでいただけます。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【謎の古代文明】(常識とは)

There is nothing in Sinai & Arabic Peninsulas, which is the mystery. Or these places were 
attacked by SOMEONE with nuclear weapons in ancient times. For example, Mohenjo-Daro 
was ruined by nuclear weapons. But the next mystery is that why SOMEONE used nuclear 
weapons to kill humans who had very primitive weapons only.
And another mystery is that why Mohenjo-Daro has remaind as it was for over 4000 years 
long. Mohenjo-Daro has been there as an ancient ruins, which is the real mystery. This is 
the video about it. Oct 18th 2012

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

モヘンジョダロ。
廃墟。
それはそれ。
しかしあなたは、なぜモヘンジョダロの廃墟が廃墟なのか。
それを考えたことがあるだろうか。
つまりどうして、現在の今、それが廃墟のまま残っているか、それを考えたことがあるだろう
か。

考古学の世界では、他民族の襲撃を受け、滅んだという。
ほかに、大洪水(反対に大干ばつ)により滅んだという説などが、ある。
しかしその一方で、人骨からは高い放射能が検出されたという説もある。
高熱で溶けたレンガも発見されている。

モヘンジョダロがそののち、放棄されたことを考えるなら、3番目の説がもっとも説得力があ
る。
つまりだれも近づけなかった。
(モヘンジョダロは、「死の丘」という意味。)
だからモヘンジョダロは、モヘンジョダロとして、そのまま残った。
もし他民族の襲撃を受け、それで滅んだのなら、その他民族がそのままモヘンジョダロを占領
していたはず。
あるいは大洪水によるものなら、同時期に栄えたハラッパーは、無事だったはず。
が、ハラッパーも、モヘンジョダロとほぼ同時期に、滅んでいる。

つまりモヘンジョダロが、現在の今、4000年前当時のまま残っていること自体が、大きな謎で
ある。
なぜか?
それこそまさに、最大の謎。
あなたもそれを一度、考えてみてほしい。

(注)モヘンジョダロは、紀元前1800年ごろ、ハラッパーは、紀元前1700年ごろ、姿を消した
といわれている(ウィキペディア百科事典)。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/XbmLUaaor0Q" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

http://youtu.be/XbmLUaaor0Q

○没頭

 私は若いころから、そうだった。
今も、そうだ。
ひとつのことに夢中になると、そればかりをする。
ほかのことはしない。
ただひたすら、それに没頭する。

 で、それが、数か月とか、半年とか、つづく。
中には2〜4年、つづいたのもある。
東洋医学に興味をもったときには、3〜4年もつづいた。
宗教論に没頭したときも、そうだった。
全国あちこちの寺を、ワイフと2人で、回った。

 趣味にしても、そうだ。 
木工、畑作、ラジコン、ボート、ビーズ……などなど。
いろいろなことに興味をもった。
いろいろなことをした。
「ビーズ」というのは、ビーズ玉。
それでネックレスなどを作った。

○謎の点と線

 で、今は、「謎の点と線」。
この8月のはじめから興味をもちだしたので、すでに2か月半ということになる。
「毎日1作」を目標に、ビデオを作っている。
毎日、1作!

 これが結構、たいへん。
が、おもしろい。
たいてい5〜8分前後の短いビデオだが、作るのに2時間。
そのあとYOUTUBEにアップロードしたりするなどで、計3時間ほどかかる。
ときには、朝3〜4時まで、起きていることもある。

○「時間が足りない」

 そんなわけで、私は若いころから、「時間が足りない」が、口癖だった。
いつも何かをしていた。
そのたびに、いつも時間が足りなかった。
だからというわけでもないが、「忙しいですか」と聞かれるたびに、こう答えていた。
「忙しくはないですが、時間が足りません」と。

 が、そう答えると、たいていの人は首をかしげる。
私の言っている意味が、よく理解できないらしい。
それに加えて、私たちの世代は、(遊ぶ)ということができない。
遊ぶことに、おかしな罪悪感を覚える。
こういうのを、私の生まれ故郷では、「貧乏性」という。
心に余裕がなく、いつも何かの仕事(?)をしている。
仕事をしていないと、落ち着かない。
 
○65歳

 で、そういう私が、いよいよ65歳になる。
サッカーの試合にたとえるなら、後半の35〜40分前後。
1−2で、相手に1点、リードを許したような状態。
無駄にできる時間は、1秒もない。
……というほど大げさなものではないかもしれない。
(結構、無駄にしている。)
が、しかし、1時間でも無駄にすると、「しまった!」と思う。

 今の私がそうだ。
ワイフは、横で本を胸に置いたまま、うたたね。
先ほど、『ハンガー・ゲーム』という、どうしようもないほど、つまらない映画を見てきた。
ボケ防止のため。
それはわかるが、しかしこのアセリだけは、自分でもどうしようもない。
明日の朝作るはずのビデオの構想が、わいてこない。
資料も集めていない。

○核戦争

 明日の朝は、『古代人の核戦争』について書くつもり。
きっかけは、アラビア半島の中心部で、溶けた岩石を見つけたこと。
同時に、奇妙な火山(もしくは隕石でできたクレーター)を見つけたこと。
火山が、7〜9個、ほぼ等間隔で、ほとんど一直線に並んでいる。 

 で、そのあたりを拡大して調べてみると、さらに不思議な……。
ということで、明日の朝は、それについて書いてみたい。
午前6時ごろから作業を始めても、終わるのは午前9時ごろ。

 明日の朝が楽しみ。
待ち遠しい。

○文章

 ところで昨日あたりから、文章を少しずつ書き始めた。
この2か月半、文章らしい文章は書いていない。
ニュースにすら、目を通していない。
テレビも見ていない。
「書けるかな?」と、少し心配だった。
脳みそも、しばらく使わないでいると、すぐサビつく。
使いものにならなくなる。

 で、昨日、15ページほど、エッセーを書いてみた。
まあまあのでき。
これはあくまでも私のばあいだが、推敲は、ほとんどしない。
書いたら、書いたまま。
また私のばあい、原稿は、ほとんど無駄にしない。
途中で投げ出すようなことは、しない。
最後まできちんと書く。
書いて、BLOGなどにUPする。

○原稿

 この段階で、もっとも多くの気力を消耗する。
神経をつかう。
相撲にたとえるなら、土俵際に追いつめられたような状態。
たぶん、プロの作家もそうだろうと思う。
「この原稿はボツだ」と思う。
随所がガタガタ。
穴だらけ。
そこで最後の気力をふりしぼり、体裁を整える。
文章に、脈を入れる。
その気力のつづく人を、プロという。
そうでない人を、アマチュアという。

 荒削りだった原稿が、そのとき、光り始める。
(そう感ずるのは、私自身だけだが……。)

○Dynabook 542

 今、ここで使っているのが、TOSHIBAのダイナブック542。
横長の14インチパソコン。
ほかのノートパソコンと比べても、作りのよさが、ダントツに光る。
肌ざわりもよい。
表面のザラザラ感が、気持ちよい。

 今は、このパソコンが、気に入っている。
そばに置いておくだけで、満足感を、ググーッと覚える。

○ビデオ(NO 74)

 先ほど「核攻撃」の話を書いた。
聖書の中に出てくる、ソドムとゴモラの話を思い出してもらってもよい。
実際、それらしい場所は、いくつかある。
シナイ半島がよく知られている。
モヘンジョダロも、よく知られている。
アラビア半島については、私が発見した。(……と思う。)

 が、ここで大きな謎が生まれる。
常識的な謎。

 ほとんどの本は、異星人は、核兵器を使い、人間を滅ぼしたとする。
が、ここで待った!
異星人の視点でものを考える。
常識的な視点と言ってもよい。
つまり当時の人間を滅ぼすのに、核兵器など使うだろうか。
戦争でもそうだ。
核兵器を使うのは、最後の最後。
戦争にも段階がある。
それをいきなり核兵器とは!

しかも相手は、無力な人間たち。
たいした武器ももっていない。
刀かヤリ、あるいは弓程度。
そんな人間を相手に、核兵器を使うとは!

○核攻撃

 なお前にも書いたが、モヘンジョダロは、核攻撃によって滅びた。
そのことは、現在のモヘンジョダロを見れば、一目瞭然。
廃墟という廃墟ではない。
建物の上部部分のみが水平に、粉々に破壊されている。
おしなべて、同じ高さのところで、粉々に破壊されている。
強烈な爆風で吹き飛んださまが、容易に想像できる。
現在の今も、その地域では、通常の50倍もの放射線量が観測されている※。

また核攻撃を受けたからこそ、今に、その遺跡が残る。
「死の丘」(モヘンジョダロ)という名前も、そこから生まれた。
そののち、人々が近づかなかった。……近づけなかった。
だから残った。

 さらに言えば、考古学者の説はウソ。
「モヘンジョダロは他民族の襲撃を受け、滅んだ」とか、など。
バカめ!
どうして考古学者というのは、こうまでバカなのだろう。

だったら、なぜ、その他民族は、モヘンジョダロに移り住まなかったのか?
どうしてモヘンジョダロは、今に見るように、そのまま残ったのか?
理由は、簡単。
住めなかった。
住めなかったから、残った。

あのオーストラリアのオルガス山(Kata Tjuta)にしてもそうだ。
アボリジニーズの言い伝えによれば、こうだ。
「Kata Tjutaの石をもって帰ると、死ぬ」と。
モヘンジョダロにしても、そうだろう。
だれもこわくて、近づかなかった。
だから、今に残った。 
常識的に考えれば、そうなる。

 ほかにも洪水説、干ばつ説などがある。
学者たちは、既存の知識だけで、何とか理由をこじつけようとする。
その無理が、常識と対立する。
矛盾を生む。

○なぜ?

 で、異星人たちは、人間を滅ぼうそうとした?
が、ここにも矛盾がないわけではない。

 百歩譲っても、こうなる。
人間を滅ぼすのが目的だったとしよう。
享楽的で欲望の奴隷と化し、堕落した人間を滅ぼすのが目的だったとしよう。
ソドムとゴモラの話を思い浮かべてみればよい。

異星人は、強力な核兵器を使った。
だたったら、なぜ、今、その人間が生き延びているのか。
堕落したといえば、現在の人間のほうが、はるかに堕落している。
つまり今の今、私たちがここにいるということ自体が、人間を目的とした攻撃ではなかったとい
う証拠である。

○モヘンジョダロ

 回りくどい言い方は、やめよう。
異星人は、別の異星人を攻撃するために、あのような強力な核兵器を使った。
理由は追々書くことにする。
ただここで言えることは、異星人、つまり攻撃された側の異星人は、シナイ半島からアラビア半
島にかけて住んでいた。
彼らの生まれ故郷の惑星に、環境が似ていた。
(これについても、人間がもつ常識を、そのあてはめて考えてはいけない。)

 が、別の異星人と意見が対立した。
そこで核兵器による攻撃を受けた。
その傷痕が、シナイ半島、アラビア半島、それにモヘンジョダロ周辺に残っている。
 
○家に火をつけるようなもの

 が、異星人たちは核兵器を使った。
なぜか。
なぜ、核兵器を使ったか。

 考えられる理由は、ただひとつ。
異星人たちは、別の異星人を攻撃するために、核兵器を使った。
たとえばアラビア半島に残る傷痕は、ふつうの傷痕ではない。
巨大な隕石でえぐられたかのような大地。
その間に、大小さまざまなクレーター。
その数、数えただけでも、数十個。
大きいのになると、直径が2キロもある。
焼けただれたかのような黒い土地が、その周囲を囲む。
それが縦800キロ、横300キロ。

 繰り返すが、人間を殺すのに、そんな強力な核兵器など使う必要はない。
その上、そのあたりは砂漠。
住んでいる人間の数も少なかったはず。
(モヘンジョダロにつては、2〜3万人前後の人たちが住んでいたといわれている。)
が、核兵器を使った。
なぜか?

 核兵器を使うと言うことは、まるで家の中のネズミを殺すために、家に火をつけるようなもの。
となると、ここでまた新たな謎にぶつかる。

○共存か抹殺か

 異星人と人間。
この両者は、現在、共存か抹殺かの選択に迫られている。
と書いても、選択するのは、異星人。
人間ではない。

 しかも異星人といっても、1種類ではない。
(あるいは異星人の間でも、人間がするような民族間対立があったのかもしれない?)
1種類でないことは、ここまで書いたことを読んでもらえばわかる。
で、あえて書き加えれば、先に書いた(攻撃された側の異星人)は、人間に対して友好的な異
星人だった。
人間に科学を教え(黄河)、哲学を教えた(メソポタミア)。
そのあたりの地下に住み、ついでにピラミッド(ギザ)も建設した。

 一方(攻撃した側の異星人)は、人間に非友好的な異星人だった。
核兵器を使ったという事実からだけでも、それがわかる。
(あるいは人間のことなど、眼中になかったのかもしれない。)

○常識

 ここまでのエッセーの中で、私は「常識」という言葉を何度も使った。
が、多くの人は、私が書いていることのほうを、「非常識」と思うだろう。
「はやし浩司の頭は、おかしい」と。

 が、これだけはここに書いておきたい。

 私は自分が、常識人であることを証明するために、『古代文明の謎の点と線』を書いている。
ただひたすら数学的に証明するために。

○就寝タイム

 時刻は午後11時になった。
ワイフは横でいびきをかいて、眠っている。
私も眠い。
この2か月半、慢性的な睡眠不足。
胃を痛め、食欲もなくなった。
「口臭がひどい」とワイフが言ったので、歯科医院へ行った。
医師はこう言った。
「口臭といっても、口腔だけが原因で起こるものではありませんから」と。

 が、この緊張感だけは、何ともしかたない。
今の今も、そうだ。
時間がほしい。
時間が足りない。

 が、明日がある。
ともあれ終身タイム。
おやすみ!

(追記、翌、10月18日朝)

○作業開始

 朝、6時、起床。
30分間、ウォーキングマシンの上で歩く。
軽く汗をかいたところで、書斎へ。
そのときには、頭の中ではプロット(大筋)はできていた。
が、いざ編集となったところで、作業がストップ。

 「核攻撃」というところで、作業が行きづまってしまった。
「核攻撃」といっても、確たる証拠があるわけではない。
いうなれば、状況証拠。
それをもとに、自説を組み立てるわけにはいかない。
(その点、『謎の点と線』は、数学的に数字で表して、事実を証明できる。)

 が、1日1作。
……ということで、73号は、「?」(クェスチョン・マーク)をつけたままの終了となった。
私にとっては、何とも歯切れの悪い締めくくり方だった。

(注※モヘンジョダロの中には、黒いガラス質の石が、びっしりと地面をおおっているところがあ
る。
半径400メートルほどのエリアで、そこでは今でも通常の50倍以上もの放射線量が測定され
ているという。
高熱で溶けたレンガも発見されている。
3000年前の昔、モヘンジョダロが何らかの核攻撃を受けたという証拠のひとつと考えてよ
い。)

(はやし浩司 教育 林 浩司 林浩司 Hiroshi Hayashi 幼児教育 教育評論 幼児教育
評論 はやし浩司 核攻撃の痕跡 傷痕 異星人の核攻撃 シナイ半島 アラビア半島 はや
し浩司 モヘンジョダロ 放射性物質 放射能測定 放射線測定 Mohenjodaro 
Moehenjodaro Radioactivity Sinai Arabian Peninsulaアラビア半島 シナイ半島 ソドムとゴモ
ラ)2012年10月17日記


Hiroshi Hayashi+++++++August. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。


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□■□□□□□□□□□□□□□■□ ================= 
子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 22日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

(おわび)

しばらく特集「古代文明をつなぐ謎の点と線」がつづきます。

現在、この問題について燃えています。

興味のある方は……

(Page1)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page027.html#謎の古代文明

(Page2)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page028.html
へおいでください。

ロマンの世界を楽しんでいただけます。

Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【BW教室byはやし浩司】(10月3週目)

○年長児クラス(幼児と笑おう!)

<iframe width="560" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/AQRkn2N2xGs?list
=UU2fHPR-NxuYGd1oMOGXLwFA&amp;hl=ja_JP" frameborder="0" allowfullscreen></iframe
>

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/JJFwO9tm8Bo" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

○年中児クラス

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/bzrn9rUN0nA" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

○小学2年生クラス」(B)お金儲けごっこ(=経済学入門)

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/e7z4lKWUhVI" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

○小学3年生クラス(テスト風景)

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/OLeMAWntoSI" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


○想像以上の被害(2012/10/20記)

 36%と聞いていたが、直近の調査(2012年8月)によれば、その数字は、43%にはねあが
った。
福島県下の子どもたちの甲状腺異常は、現在、深刻な状況にある。
原発との因果関係は否定されているが、すでに甲状腺ガン、白血病を発症した子どももいると
いう。
この先、この数字があがることはあっても、さがることはない。
が、もちろんこの問題は福島県の子どもたちだけの問題ではない。
周辺の各県はもちろん、やがては、東京に住む子どもたちにも影響が出始めると言われてい
る。

 この浜松とて、あぶない。
外食産業を中心に、放射能に汚染された食品が、どんどんと流れ込んでいる。
これは風評でもなんでもない。
ウソだと思うなら、ホテルでも旅館でもよい。
近くのファーストフードの店でもよい。
こう聞いてみたらよい。

「ここではどこのお米を使っていますか」と。

 たいてい東北地方の米を使っている。
が、産地を言う業者は、まだ良心的なほう。
中には、「国産米です」と言って、逃げてしまう業者も多い。

 あのね、みなさん、役人の検査を信用してはいけない。
「ブレンド米」といって、汚染米とそうでない米を混ぜ、放射線量を低く見せかける方法が横行し
ている。
去年、汚染シイタケについて、「(調理するとき)、水で薄めて食べるから、問題ない」(I市役人)
と答えていた、どこかのアホ(失礼!)がいた。
いくら水で薄めても、その水ごと食べるのだから、体内に取り込まれる放射性物質の量は同
じ。

 こういうニュースを聞くたびに、言いようのない無力感に襲われる。
今年(2012)の3月に書いた原稿を、そのまま紹介する。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

【日本の危機】(はやし浩司 2012ー03−20)

●日本人のモラル

【福島原発事故】(日本人のモラル)

●大江健三郎氏の「40年」

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

大江健三郎氏は、こう述べた(フランス、「サロン・ド・リーブル」での講演)。

『……私は原爆は、すでに終わった歴史だと思っていたが、被爆の問題は終わっていなかっ
た。
今、福島で起こっていることは、40年後に顕在化する』(中日新聞・2012年3月19日)と。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●チェルノブイリと福島

 「40年」という数字はともかくも、私も、大江健三郎氏の意見に、まったく同感。
そのことは、チェルノブイリの現状を見れば、わかる。
放射性物質にさらされることにより、急性症状が発症する。
が、それよりも恐ろしいのは、「長い潜伏期間中にじわじわと体がむしばまれる、晩発性影響で
ある」(「原発事故」宝島社)。

 その症状は、「被爆後数か月か、数年後か、あるいは数十年後かに障害が出る」(同書)と。
遺伝的影響も無視できない。
遺伝的影響は、(1)遺伝子突然変異と、(2)染色体突然変位に、分類される。
 

 そのチェルノブイリで、症状が顕在化し始めたのは、2年後から5年後。
10年後にピークを迎えたという(同書)。
30年近くたった今も、その被害は進行中。
そのとき子どもだった人たちが影響を受け、その被害が、そのまた子どもたちに現れている。

2012年3月20日現在、あの3・11大震災、それにつづく原発事故から、まだ1年しかたって
いない。
にもかかわらず、原発事故汚染地帯では、あちこちで早々と安全宣言がなされ、観光客の誘
致運動も始まっている。
ノー天気というか、バカげている!

 たとえば、南相馬市。

 「……南相馬市は、原発から20キロ圏内の(警戒区域)と被爆放射線量が年間20ミリシー
ベルトに達する恐れのある(計画的避難区域)の、計1万3200人が、強制的に避難させられ
た。

 中心部の20〜30キロ圏内は、年間3ミリシーベルトと低く、住んでも問題ないとされ、いずれ
の区域にも指定されていない。
それでも市の中心部の住民1万3000人あまりは、市外で自主避難をつづけている。
市の人口は、福島事故前の7万1000人から、4万3000人と、3万人近く減った」(中日新
聞、3月20日)と。

 同日の中日新聞は、市内に店を構える、ある玩具商を紹介している。
その玩具商は、こうこぼしたという。
「商売になんねえ」と。

 「子どもたちがいないから、玩具を買ってくれる子どももいない」と。

 あのチェルノブイリでは、「本州の(日本の)6割分が汚染された」(同書、P54)という。
半径にして、600キロ。
(福島第一原発から、東京までが約200キロ、浜松市までが420キロ。)
南相馬市では、20〜30キロが、基準になっている(?)。
たったの20〜30キロ!

●「ウッソー」

 先日も、ある中学生がこう言った。
「福島第一原発事故は、まだ何も片づいていないよ」と、私が言うと、「ウッソー(浜松市の方
言)」と。
その中学生は、福島第一原発事故は、すでに片づいたものと思い込んでいた。

私「被害が出てくるのは、これからだよ」
中「被害者は、だれもいないわよ」
私「あのね、100万キロワットの原発1機で、年間、広島型原発の約2800発分もの放射性物
質を作りだすというよ(瀬尾試算)」
中「……」
私「それが4機……とくに警戒しなければならないのが、4号機。4号機は、プルトニウムを使っ
ていた。それに4号機のプールの中には、4機分全部を集めた分に匹敵する、燃料棒が貯蔵
されている。もし4号機のプールが破損したり、倒壊するようなことにでもなれば、この浜松市
あたりまで、人は住めなくなるんだよ」と。

 この先、何が起こるかわからない。
あれほどの津波は、しばらくはないとしても、福島第一原発の地下には、活断層が何本も走っ
ている。
それが地震を引き起こせば、さらに被害が拡大する。
4号機のプールが破損し、水が抜けただけでも、大惨事を招く。

 人が近づくことすら、できなくなる。
半径、100キロとか200キロにも、人が近づけなくなる。
そうなったとき、近くにある福島第二原発や、女川原発、さらには、東海村にある原子炉はどう
なるのか。
想像するだけでも、背筋が凍る。

●『今、福島で起こっていることは、40年後に顕在化する』

 大江健三郎氏は、こう言っている。
『今、福島で起こっていることは、40年後に顕在化する』と。
つまり被爆被害は、40年後に顕在化する、と。

 だったら、少なくとも、ここ10年は、様子を見るべきではないのか。
10年後に、被爆による影響がないとわかった段階で、各地にある原子炉の再開を始めれば
よい。
が、まだその最中の、これから先、どうなるかわからないような状況の中で、各地の原子炉を
再開するなどということは、どう考えても常識をはずれている。

 なお、大江健三郎氏は、こうも述べている。

『日本人は、危機を認め、根本的なモラルを持たなければならない』(中日新聞)と。

(1)危機を認める
(2)根本的なモラルを持つ、と。

●危機とモラル

 ある友人は、こう言った。
浜松市内で、外科医をしている。
私の教え子でもある。
いわく、「私はね、(福島原発の)あの爆発を見たとき、ああ、これで日本は終わったと思いまし
たよ」と。

 大江健三郎氏がいう、「危機を認める」というのは、それを言う。
が、今のようなモラルでは、その危機を乗り越えることはできない。
ただ、あがくだけ。
もがくだけ。

政府はウソにウソを塗り重ね、一方、国民は、耳障りのよい意見だけを鵜呑みにする。
その相互姿勢は、現在の北朝鮮と、どこもちがわない。
だから大江健三郎氏は、「根本的なモラルをもて」と。

 が、新聞では、これ以上の報道はしていない。
これ以上のことは、わからない。
大江健三郎氏が言う、「根本的なモラル」とは、何か。

私流に解釈すれば、資本主義的な物欲文明から決別し、別の価値観を見出すということにな
る。
大きなテーマだけを与えられたようで、では、どうすればよいのか、今の私にはわからない。
近く大江健三郎氏の意見が、雑誌などに載るだろうから、それを読んだあと、また私なりに考
えてみたい。

 なおここに書いた友人の外科医は、現在、浜松市と沖縄の間を、頻繁に行き来している。
「沖縄には仕事がある」と言っている。
この春休みも、沖縄で過ごしている。
家族ともども、近く、移住を考えているようだ。

 なお、最後に一言。
数日前、こんな記事が報道された。

「福島産の米は、老人ホームなどで、使ってもらう」と。

 若い人たちにすれば、老人ホームにいる老人は、そういう人たちに見えるかもしれない。
しかしその老人に近い、私は、この記事を読んで、ゾッとした。
なぜゾッとしたかについては、あえて説明しない。

 私は、こういうことを平気で言う日本人、あるいは日本という国に、心底、失望した。
大江健三郎氏が言うところの、根本的なモラルそのものが、狂っている。
(以上、2012年3月記)

Hiroshi Hayashi+++++++March. 2012++++++はやし浩司・林浩司

○『謎の点と線』

 話題を変えよう。
……と書いても、明るい話はあまりない。
(楽しい話は、いくつかあるが……。)

 最近は、もっぱら、『古代文明をつなぐ謎の点と線』に没頭している。
昨日は、エジプトのEdfu(イードフ、エドフ、Edfou)について調べた。
広場に描かれた模様(実際には歩道)に、興味をもった。
が、結局、謎は解けなかった。
理由がある。

 約3分の1が、土でおおわれていること。
さらにEdfu神殿の周囲には、もっと多くの遺跡が残っているはずだが、それが都市化で埋も
れてしまっていること。
つまり謎を解くには、あまりにも情報が少ない。
(多分に弁解がましいが……。)
ここにその模様(図形)を載せておく。
興味のある人は、どうか謎解きに挑戦してみてほしい。
「この模様は何か?」と、考えてみてほしい。

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8103637549/" title="a50 by Photo 
Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8469/
8103637549_2a61f20763_b.jpg" width="1024" height="640" alt="a50"></a>

 私は昨日制作したビデオの中で、こう書いた。
「これは古代文明のパイロットたちが使った空港ではないか」と。
ヘリポートに似ているから、そう書いた。

 が、それだけでは説明できない、不思議な部分もある。
その第一、合理的にできていない。
3組の平行線と曲線が複雑にからみあっている。
ところどころに、理解しがたい標識のようなものが置いてある、など。

 で、ビデオは1日1作と決めている。
かなり荒っぽいやり方だが、そういう形で自分にノルマを課している。
この世界で、こんなことを書いているのは私だけ。
仲間もいない。
発表する場もない。
まったくの天涯孤独。
だから1日1作。

○異星人との共存

 で、今朝(10月20日)は、その続編を書いてみたい。
題して『異星人との共存』。
Edfuの壁には、人間と異星人との交流の様が、描かれている。
頭の長い異星人、鳥の顔をした異星人、それにライオンの頭をもつ異星人など。
もちろん人間もいる。
そうした人たちが、楽しそうに、仲よく手をつないで踊っている。

 言うまでもなく、こうした絵は、空想だけで描けるものではない。
また空想だけでは、「岩の壁に彫ってまで……」というエネルギーはわいてこない。
現実に、そういう異星人がいた。
強烈な印象を、人間に残した。
だから当時の人たちは、彫刻にして残した。

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8103665309/" title="a36 by Photo 
Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8334/
8103665309_7cbbc63d2a.jpg" width="500" height="329" alt="a36"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8103707001/" title="a32 by Photo 
Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8327/
8103707001_8493fc6c8d.jpg" width="500" height="333" alt="a32"></a>

 が、これらの写真を見ていると、どうもそれだけではないようだ。
つまりこれらの絵には、もっと別の意味が隠されている。
人間社会を参考に、考えてみればよい。

 ……たとえばどこかの国の王が、別の国の王を迎えたとする。
そのとき迎えるほうの王は、友好のシンボルとして、様々な趣向をこらすにちがいない。
相手の国の王が喜ぶように、だ。
つまりこうした絵(彫刻)は、その趣向のひとつ。
異星人を喜ばすため、あるいは安心させるために描かれた。
「私たちは、あなたの敵ではありませんよ」と。
常識的に考えれば、そうなる。

○新たなる謎

 で、またここで新たなる謎にぶつかる。

 Edfuには、ここにも書いたように、頭だけが鳥の、鳥人間の絵が描かれている。
体や手足は、人間である。
一方、Edfuのあちこちには、鳥の彫像が置いてある。
こちらのほうは、羽のはえた鳥そのもの。
足のようはよくわからないが、手はない。
羽である。
カラスの顔にも似ている。

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8104137224/" title="x3 by Photo 
Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8189/
8104137224_1eb8852a55.jpg" width="500" height="332" alt="x3"></a>

 で、問題はその彫像。
だれが何のために置いたか。

 Edfuの王か?
答は「No!」。
いくら人間がサルから進化したとしても、自分の城の前に、サルの銅像は置かない。
いくらここは人間の城ということを強調したくても、置かない。

 では、客人のためか?
答は「No!」。

 反対の立場で考えてみれば、それがわかる。
あなたは鳥人間。
そのあなたが人間の城に招かれた。
そのときその城の前に、ゴリラの銅像が置かれていたら……。
あなたはそれを喜ぶ前に、怒り出すだろう。
「バカにするな!」と。

 鳥の彫像というのは、どう考えても、矛盾する。
なぜそんな銅像を造ったか。
またそれをEdfu神殿の前に置いたか。
考えれば考えるほど、謎は深まる。

 解釈の仕方はいろいろあるだろう。
中には「はやし浩司の常識は、おかしい」と思っている人もいるはず。
が、今回でビデオも74号を超えた(実際にはすでに、90作以上)。
視点を少し変え、『謎の点と線』に迫ってみたい。


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司
 
【10月20日・雑感】日記(75 Mystery of Edfu エドフ神殿の謎)

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

○Who was the king of Edfu Temple and who was the man in the middle of people. There are 
5 kinds of people on the walls in Edfu, Bird Men, Long-Head Men, Anmal men, humans and 
Big Head men. The Big Head Man seems to be an alien.

エドフ神殿の壁画には、5種類の人が描かれている。鳥人間、長頭人間、ふつうの人間、獣人
間、それに頭が大きい異星人らしき人。だれが王なのか。また頭の大きな人は、だれなのか。
エドフの謎について、私なりの方法でアプローチしてみる。

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/xBsFBFT1PUo" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

http://youtu.be/xBsFBFT1PUo

(Edfu Edfou エドフ エドフ神殿 謎のエドフ Mystery of Edfu Bird Man Long-head man 
animal man mystery of aliens Mysteries of ancient civilizations 古代文明の謎 謎の古代文
明 はやし浩司 Hiroshi Hayashi Hamamatsu Japan 謎の点と線 古代文明をつなぐ謎の点と
線 The Temple of Edfu Edfu Temple 異星人の顔 異星人の姿 Mystery of Egypt エジプト文
明の謎 はやし浩司 Hiroshi Hayashi 謎のエドフ神殿)


Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

○風評被害

 風評被害とは言うが、風評がいちばん正しかった。
今にして思うとそうなる。
というか、むしろ、現実は、それ以上にきびしい。
風評以上の被害が広がりつつある。

 この浜松市。
福島第一原発から、420キロ離れている。
で、おととい小雨降ったので、そのあと久しぶりに放射線測定をしてみた。
場所は自宅の庭先。
浜松市内から10キロほど、西(名古屋より)のところ。
そんなところでも、1時間当たり、0・25〜0・21μシーベルトを観測した。
(約1メートルの高さで、0・12〜0・15。
地面すれすれで、上記の値。)
通常……というか、数か月前の、0・05〜0・06μシーベルトの、約4倍以上。
これには驚いた。

で、ついでに散歩もかね、測定器で道路沿いのあちこちを測定してみた。
数値は、ほぼ同じだった。
つまり今、全国で放射能汚染は、確実に進行している。

●Edfu寺院

 今日は、土曜日。
何かと忙しかった。
で、夕方になってやっと時間ができた。
昨日につづいて、Edfuについて調べた。

 ……そのEdfuの壁画には、3種類の「人」が描かれている。
鳥人間、長頭人間、それに私たち人間と同じ、人間。
(獣人間、異星人らしき大きな頭の人間を含めると、5種類。)

 で、その壁画を調べてみると、上下関係があるのがわかる。
(長い話を省略。)
結果、鳥人間が最上位、つまり「王」とわかった。
Edfuの各所に、鳥(カラス?)の銅像が飾ってあるのは、そのためか。
「鳥」がEdfuのシンボルになっている。
で、そこへある日、異星人がやってきた(?)。
それを思わせる壁画も残っている。
興味のある人は、つぎの動画を見てほしい。

○鳥人間

 しかし鳥人間が王というのは、おもしろい。
頭が鳥、体が人間。
遺伝子操作か何かで、人工的に作られた人間らしい。
が、矛盾だらけ。

 鳥のクチバシでは、人間が食べるような食物を食べることはできない。
鳥の頭では、声帯がちがうから、人間の言葉を話すことができない。
また頭だけに羽が生えているというのもどうか。
夏の暑い日でも、すっぽりと帽子をかぶったような状態になる。
さぞかし蒸し暑いことだろう。
目にしても、左右、両側についているから、人間と同じように行動するというのも、むずかしい
のでは。

 その銅像を見ながら、いろいろ考える。
考えながら、空想の世界を楽しむ。
 
○3位

 つぎに上位なのは、長頭人間。
頭が2倍ほど長く、上に伸びている。
鼻は低く、耳が人間より、高い位置にある(?)。
いつも長い帽子で、頭を隠している(?)。
ともかくも頭が細長い。

 で、人間は、順位からすれば第3位。
あちこちで人間の男女が、鳥人間に仕えている
ほかに獣の顔をした人間もいるが、比較できるほど多くない。
ともかくも古代文明の世界では、人間の地位は何かにつけ、低かったようだ。
異星人の奴隷だったという説もある。

○DVD

 夕方になって、山荘へやってきた。
来る途中、ワイフは、DVDを2本借りた。
いつもの行動、いつものパターン。

 「明日の朝は、1時間ほど歩くよ」と私。
「フ〜ン」とワイフ。

 山荘から帰るとき、私の方が先に出る。
たいてい30〜40分ほど。
あとからワイフが車で追いかけてくる。
途中で、拾ってもらう。
「1時間」というのは、それをいう。

 ……若い人は健康のために、歩く。
老人組は、自分の命のために、歩く。
悲壮感が、そこに漂う。
その悲壮感を振り払いながら、歩く。

○山荘

 山荘につくと、秋の落ち葉が一面に散らかっていた。
「燃やそうか」と思ったが、やめた。
空気が乾燥していた。

 で、そのまま家の中に。
食品を並べ、DVDをセットする。

 ……書き忘れたが、数日前、岐阜の従弟(いとこ)が、アユを10匹、送ってくれた。
昼食に3匹、焼いて食べた。
で、そのあと雄踏町のうなぎ屋へ。
このあたりでは「白焼き」という。
うなぎを一度蒸し、そのあと半焼きにする。

 一方、岐阜のほうでは、蒸さないでそのまま焼く。
好き好きだが、私は岐阜の焼き方のほうが、好き。
固くて、歯ごたえがある。

 従弟に、特大ジャンボというのを何匹か、送る。
「いつも食べているだろうな」という不安が、ふと脳裏を横切る。
従弟は、そのあたりでも名を知られた釣り師。
川うなぎも食べているにちがいない。

 だから店を出るとき、オホーツク海で採れた甘海老を1箱、つけ足した。
ウナギと甘海老。
それを見て、ワイフがこう言った。
「豪華な取り合わせね」と。

○福島の子どもたち

 実のところ「36%」という数字を知ってから、どうも気分が晴れない。
それが直近の8月の調査では、「43%」になった。
この数か月、ネットでは、ほとんどニュースを読んでいない。
新聞とテレビだけ。

 新聞やテレビでは、こうしたニュースを流さない。
毎日、反原発のデモが起きていることすら、流さない。
以前の私なら、先頭に立ってものを書いていた。
その私が、この数か月、黙ったまま。
福島県の子どもたちが、そんな状態になっているとは、夢にも思わなかった。

 ……どこかのアホ教授は、こう言っている。
「放射線による障害は、チェルノブイリでは、2年たってから出た。
まだ2年以内だから、原発事故とは関係ない」、
「検査機器の進歩により、従来は発見できなかった障害も見つかるようになった。
だから数値が高くなっただけ」と。
さらに「ほかの(放射能とは無縁の)地域との比較ができないから、放射線によるものとは断定
できない」とも。

 あのね、子どもの世界では、『疑わしきは罰する』が、大原則なの。
先手、先手で守って、はじめて子どもの世界を守ることができるの。
「証拠がないから無罪」という論理は、子どもの世界では通用しない。

○自殺した新聞社

 本来ならこうしたニュースは、新聞社が率先して報道しなければならない。
しかし新聞社のしていることは、まさに大本営発表を、そのまま記事にしているだけ。
たとえば先日も、福島県での米の検査について書かれていた(C新聞)。
談話として、検査員の言葉が紹介されていた。
いわく、「全国のみなさんに、安心して食べてもらえるよう、全量すべてを検査しています」と。
 
 しかし本当に検査をしているのか。
検査をすり抜けている米はないのか。
福島県はそれでよいとしても、茨城県産の米はどうなのか。
そのあたりまで踏み込んで取材して、はじめて報道。

 毎日載っている記事は、当たり障りのない、ホンワカ記事。
どうでもよいようなホンワカ記事。
これでは(事実)は伝わってこない。
私もごく最近まで、「36%」という数字を知らなかった。
「43%」という数字については、さらに知らなかった。
今、福島県の子どもたちの間では、たいへんなことが起きている。

 そう、日本の新聞社は、自殺した。

○午後10時

 ところで冒頭の話。
風評被害。
このあたりで、「どこのお米を使っていますか」と聞くと、たいていみな、いやな顔をする。
ホテルや旅館では、一応、にこやか雰囲気で応対してくれる。
しかし小さな飲食店ではそうはいかない。
露骨にいやな顔をして見せる。

 しかしそんな(いやな顔)も、長くはつづかない。
被害がやがて浜松にも及ぶようになったとき、彼らはきっとこう言うにちがいない。
「私がまちがっていた」と。

 ……こんな話も、どこかのBLOGに載っていた。
あの福島県のS市で、事故後イチ早く避難した人たちがいた。
そういう人たちを指して、周辺の人たちの中には、避難した人たちを非難する人がいたという。
「卑怯者」と。
「被災地の人たちを見捨て、逃げた」と言われたという。
中には「裏切り者」と言われた人もいたという。

 が、今、その空気は一変した。
自分の子どもに甲状腺異常が見つかり、「自分たちも早く、逃げるべきだった」と。
みながそう言いだした。

 ……わかるかな?
この虚しさ。
やるせなさ。
それがやがてこの浜松にまで、押し寄せてくる。
今の今も、福島第一原発の放射能は、たれ流されたまま。
冒頭にあげた数値が、それを示している。

 ……米の産地を聞かれ、いやな顔をする飲食店の人たち。
今回の事故も、また「43%」という数字も、こうした人たちによって作られた。
みなが、どこかで小ずるく手を抜く。
ごまかす。
それが積もり積もって、事故を起こし、「43%」という数字を引き出す。

○40年後

 大江健三郎氏が言っているように、この結果は、40年後に出る。
40年後だぞ!
現に今、事故から30年近くもたったチェルノブイリでは、症状は次世代の子どもたちにも現れ
ている。
報道を垣間見ただけなので、詳しくはわからないが、その病院では10代の子どもたちが、ズラ
リとベッドを並べて寝ていた。

 なおあるBLOGでは、福島第一原発から放たれた放射能は、チェルノブイリの2000倍と書
いてあった。
どこかの大学教授のBLOGである。
大半が海側(太平洋側)に流れたからよかった。
しかしあのとき、風向きが南を向いていたら……。
西を向いていたら……。
東京はもちろん、名古屋だって、危なかった。

 そういう事実を知ったら、いつかあの店員たちも反省するだろう。
「私たちはあまりにも無知だった」と。

○無責任

 公務員世界というのは、組織と情報だけで成り立っている。
中身は、何もない。
だからこういう事態になっても、だれも責任を取らない。
その前に、だれも責任を感じない。
あの東京電力にしても、当初はこう言っていた。

「私たちは経産省の指導どおりしているだけです」と。
「だから私たちには、責任はない」と。

 公務員という種族は、いかに責任を回避するか。
常にそれだけを考えている。
管轄外のことは何もしない。
そのくせ、自分たちの権益が侵されそうになると、猛烈に反発する。
こうした公務員世界の特殊性を、「悪魔性」と表現した人もいる。

 今回の原発事故を見ていると、それがよくわかる。
連日、文科省前では、抗議のデモがつづいている。
しかしだれも責任を取らない。
責任があると感じている人もいない。

 あのね、戦時中、先頭に立ち軍国主義を推し進めたのが、当時の文部省。
その日本は敗戦。
しかしあの文部省について言えば、戦後、責任を取った人はだれもいない。
クビになった人もいない。
アジアだけで、300万人の日本人が死んだ。
その日本人は、300万人の外国人を殺している。
これを「悪魔性」と言わずして、何と言う?

○寝損なう

 11時ごろ風呂に入った。
そのあとお茶を一杯飲んで、床に入った。
が、そこでいつもの寝損ない。
しばらく暗闇の中で、あれこれ考えていたら、頭が冴えてしまった。
そこで起きあがる。

 となりの和室へ入る。
電気をつける。
パソコンを開く。
立ち上げる。
で、こうして文章を書き始める。

 ……かすかな眠気は覚える。
しかしこうしてキーボードを叩いているほうが、楽しい。

 私は眠くなったら、眠る。
無理して、眠ることはない。
万事、自然体。
それが私の生き様のモットーにも、なっている。

○携帯端末機

 居間でパソコンを開いているときのこと。
パソコンに接続してあった、携帯端末機が見当たらない。
で、あちこちを探す。
が、それでもない。

 車の中もさがした。
庭から駐車場も探した。
が、ない!

 がさがさと動き回っていたら、ワイフが起きてきて、「どうしたの?」と。
「携帯端末がない」と答えると、すぐ私のカバンの中を探した。
それはそこにあった。
カバンの中に別の小さなポケットがあり、そこに入っていた。

私「なんだ、こんなところに!」
ワ「ここをちゃんと探したの?」
私「いちばん最初に探した。たしかにそこへ入れた記憶がある」と。

 あるべきところにそれがない。
パソコンからはずすと、まっ先にそのカバンに入れたはず。
そのカバンの中にない。
私はその瞬間、軽いパニック状態になった。
自分の脳みそが信じられないというのは、まさに恐怖。
落ち着いてものを探す、心の余裕を失ってしまった。

 が、携帯端末機は、そこにあった。
よかった。
と、同時に、自分の記憶力が信じられなくなった。
いよいよ私もボケ始めた。
そんな印象をもった。

○パソコン

 寝る前までは、ダイナブック(TOSHIBA)のR631を使っていた。
今は、R542。
ともにウルトラブック。

 こうして私は平等に、パソコンをかわいがっている。
名前もつけている。
R631は、「ウル子」(ウルトラブックだから「ウル子」)。
R542は、「長子」(横にワイドだから、「長子」)。

 そんな話を先ほどワイフにすると、ワイフは、こう言った。
「ビョーキ(病気)ね」と。

 自分でもそれがよくわかっている。
私は、ビョーキ。
近くWINDOW8搭載機が発売になる。
楽しみ。
私の新しい恋人。
わくわくしている。

○風邪

 実のところ、この数日間、どこか風邪ぽい。
熱があるわけではない。
症状もひどくない。
多少、のどが痛い。
胃も荒れている。
その程度。

 が、どこか風邪ぽい。
昨日は一日中、軽い頭痛を覚えた。

 こういうときは葛根湯と決めている。
あとはビタミンC(アスコルビン酸)を、大さじ2〜3杯、飲む。
それでたいてい、治る。
が、今夜はその葛根湯も、アスコルビン酸もない。
体力が落ちているから、気をつけよう。

○ジャズ・フェスティバル

 オーストラリアの友人が、今月末、別々のルートで、浜松へ来る。
私の誕生日に、浜松で合流する。
それについて、1人の友人が、チケットを買っておいてほしい、と。

 どこでどう調べたのか、その日、浜松市内で、ジャズコンサート(浜松ジャズ・フェスティバル)
があるという。
私でも知らないようなことを、オーストラリア人が知っている。
それに驚いた。
で、いつものチケットセンターへ行くと、「こちらでは取り扱っていません」とのこと。
しかたないので、明日、直接会場(アクト・シティ)まで行き、問い合わせてみる。

○日本論

 静かな夜だ。
虫の声も消えた。
ワイフは「フクロウの声を聞いた」と言ったが、私には聞こえなかった。
風邪気味のときは、聴力がぐんと落ちる。
耳がふさがったような状態になる。

 で、日本論。

 先日、こんな記事を読んで、心底、さみしくなった。
なんでも日本を代表するP社が、液晶テレビの自社生産をあきらめたという。
その代わり、韓国から液晶テレビを輸入し、それにP社のブランド名をつけて売る、と。

 ついにと言うべきか。
とうとうと言うべきか。
日本のモノづくりは、ここまで落ちている。
で、それを心配して、ワイフがこう聞いた。
「日本はどうなるの?」と。

 で、現在日本は、言うなればサラ金国家として、世界に君臨している。
この日本がかろうじて元気なのは、利息が入ってくるから。
貿易収支が赤字でも、資本収支は黒字。
それが今の日本を支えている。

私「今、しばらくはだいじょうぶだろうね」
ワ「……」
私「が、この先は、わからない。
日本の国債の金利が少しでもあがったら、万事休す。
金利がたった1%でもあがったら、日本の地方銀行は、総崩れになる」と。

 今、それが危惧され始めている。
日本の銀行、とくに地方銀行は、本来なら投資に向けるべきお金で、長期国債を買っている。
その分だけ、金利が上昇したら、損失額も大きくなる。

 いっぱしの経済学者のようなことを書いて、ごめん。
しかしこの程度のことは、常識。

○10月21日

 少し前、日にちは変わって、10月21日になった。
日曜日。
とくに予定は、なし。

 本当は昨日(10月20日)、恵那山へ行くつもりで予定を立てていた。
天照大神の生まれ故郷を、調べてみようと思った。
が、あいにくと、よい旅館がとれなかった。
秋の行楽シーズンに入った。

 『謎の点と線』で書いたように、恵那山と仁徳陵(大仙陵)、それに九州の高千穂(岩戸)を、
真一直線でつながっている。
「偶然」と思う人もいるかもしれない。
しかしほかにも理由がある。
(長い話になるので、省略。)
ともかくも、それで一度、恵那山を調べてみたいという気持ちになった。
あの山には、何かがある。

○就寝

 先ほどから、眠気が急に増してきた。
そろそろ就寝タイム。
山荘へ来る途中、「人気マジックのタネ、ぜんぶバラします」という本を買った。
2、3、タネ明かしを読んでみた。
おもしろそう。
今度、生徒たちに手品をしてみせてやろう。
おもしろそう。
プラス、楽しみ。

 世の中、いろいろあるが、とにかく私たちは生きていくしかない。
『明日のないことを嘆くな。今日まで生きてきたことを感謝せよ』(法句経)と。
釈迦の言葉をかみしめながら、このまま就寝。

 おやすみ!


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 24日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【秋の夜のロマン・UFO】

(注)

マガジンのほうでは、動画をそのまま見ていただくことはできません。
以下のアドレスをクリックしてくださると、動画コーナーへジャンプできます。

http://bwaiueo4.ninja-web.net/page027.html#謎の古代文明

【76 We saw it, because we saw it、a huge boomerang-shaped UFO】

○見たものは見た、巨大UFO

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/QISQnWyMgKE" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

http://youtu.be/QISQnWyMgKE

I talk about an UFO, which my and I saw in 1976. I wrote about it in a column in a 
newspaper in 2000. Since then many readers contacted us saying that they saw the same-
shaped UFO's. One of them is Mr. HS in Kyusyu and another man is Osaka. Here is a short 
story about it. It is matter of you whether you believe in me or not, but the fact is that we 
saw it. We just saw it.

1976年に私とワイフは散歩をしているとき、巨大なUFOを見ました。
それについて2000年に、新聞記事として発表させてもらいました。
以後、多くの人たちから連絡をもらいました。
このビデオはそれについてのものです。
なお一連の「謎の線」についてですが、一方では、UFOの飛行ルートではないかと思いはじめ
ています。
大阪の読者の方が見たUFOは、まさにそのルートに従って飛行していました。
それを報告します。

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8110847517/" title="img174 by 
Photo Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8045/
8110847517_f2e62b1457_b.jpg" width="870" height="1024" alt="img174"></a>

(以下、九州・日田市在住のHS氏よりのレポート)

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8110858156/" title="img618 by 
Photo Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8184/
8110858156_523325134a_b.jpg" width="810" height="1024" alt="img618"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8110852495/" title="img617 by 
Photo Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8327/
8110852495_b94e2600d2_b.jpg" width="816" height="1024" alt="img617"></a>

(以下、大阪府在住のNR氏からのレポートより)
2012年10月21日

●V字型UFOを見ました。
こんにちは。
私の見た物の存在を確認したくてメールしました。

●2012年9月26日(水)夜に「へ」の字編隊の光体を2つ、南から北の方向に、光体と光体は等
間隔で空間があり、でもすぐに1つになり、逆V字型の黒い機体のようなものに、光らないだい
だい色の円窓のようなものが数個見え、真ん中には黒点がありました。

●誰か他の人も見ているのではとネット検索で下記のサイトにたどり着き、同じ時間帯に見て
いる人がいました。

●    記
 「UFO目撃情報!」

[449]黄色系の無数のライト投稿者:名無しさん投稿日:2012年 9月26日(水)23時00分14秒返


今日の七時頃、飛行機と飛行機の間に無数の光のようなものが沢山集まったような物体(形は
ブーメランや、かもめみたいな形)がまっすぐ移動してるのを見ました。 
飛行機より二倍くらい大きかったです。
飛行機にしては明かりが沢山つきすぎだし、光の色もどちらかと言うと星のような色で30個位
はありました。
しばらく見てたら途中できえました。

●この投稿文を見て私も投稿しました。

[457]449「黄色系の無数のライト」を私も見ました投稿者:のりのり投稿日:2012年 9月27日
(木)22時36分1秒返信

大阪府和泉市室堂町の上空から北方向(堺市鴨谷台か新桧尾台)へ進み、途中60度ぐらい
東側に右折れして消えました。
ブーメランやかもめみたいな形ということですが、同感です。
私は渡り鳥が「へ」の字に2つ並んでると認識しました。
10数個のだいだい色の丸い光(輝きはなし、音なし)は鳥の目が光ってるのだと思いました。
鳥は夜目が光るのかを職場の同僚に聞くと、それはUFOやでということになり、私以外の人も
見ているはず、日付とUFOでネット検索したらこのサイトに導かれました。
円盤ならUFOとすぐ思いつきましたが、低空飛行で大きな「へ」の字が2つ、それも定間隔のだ
いだい色の光体でした。
もうすぐ62歳になりますがあんなん初めてでびっくりです。

(追伸)

はやし浩司様へ
こんばんは
お忙しい中を早速のメールありがとうございます。
ケータイ番号は 080−6176−xxxx です。
私の入力ミスだったかもしれません。

UFOの進行方向ですが、地図を見ながら確認しましたが、自宅(泉北高速鉄道光明池駅、府
立母子医療センター、関西電力南大阪変電所、光明池、和泉市立球技場の近くです)の上空
を渡り鳥のようなスピードで無音で北へ、そしていつの間にか光体の編隊2つが数個の円窓が
ある「ハ」の字型の1つの機体に変っていて、ある地点から急に東側へ60度ぐらい向きを変え
て、しかもスピードを加速するとともにさらに上空へと消えていきました。
(カーブではなかったので生物ではなく機械もんだと感じました)。

自宅上空は関西空港等からの飛行機もよく見ますし、近くに信太山自衛隊演習場からのヘリ
コプターもよく見ます。
UFOの飛行コースがあるなんて知りませんでした。
「く」は見る側によって「へ」でもあり、新聞記事の絵がすごく印象的です。
今後ともよろしくお願いいたします。

(UFO 飛行ルート 見たものは見た はやし浩司 Hiroshi Hayashi ブーメラン型UFO くの字
型UFO V字型UFO Letter V-shaped UFO Boomelang-shaped UFO Hiroshi Hayashi 
Mysteries of Ancient Civilizations Boomerang-shaped UFO V-shaped UFO in Japan ブーメラ
ン型UFO はやし浩司 UFO's flying routes Air route of UFO)2012/10/22記


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【77 謎の世界旅行】Mysterious World Tour

Ancient civilizations are connected with mysterious lines and angles. Here are some 
examples for skeptical people. Please enjoy the tour with me.

古代文明は謎の点と線によって結ばれています。
いくつかの例をお見せします。
疑い深い人は、一度、どうか見てください。
+どうかお楽しみください。

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/Hr38GdF3rFY" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

http://youtu.be/Hr38GdF3rFY

○UFO Video

 最近見た中では、もっとも信憑性が高いUFOビデオではないかと思います。

<iframe width="560" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/hjfsuBY48c0" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

(Mysteries of Ancient Civilizations mystery ancient cities mysterious lines of the world 
Hiroshi Hayashi はやし浩司 Nazca Easter Islamd Giza Teotihuacan Mohenjo-daro Preah 
Vihear Yonaguni Island Hiroshi Hayashi Hamamatsu Japan Mysterious world tour)


Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

(10月23日)

○ビデオ制作

 ビデオの制作というのは、意外とたいへん。
時間もかかる。
たいてい2〜4時間は、かかる。
で、今朝は、ビデオ制作、最短時間に挑戦。
どれだけ早く、ビデオを作ることができるか?

……ということで、午前6時スタート。
で、時計を見たら、午前7時にUPLOAD開始。
約1時間でできたことになる。
 
 といっても、ビデオの長さは、3分間足らず。
「77 謎の世界旅行」というのが、それ。
たった3分間のビデオを作るのに、約1時間!
これでも早いほう。
ずいぶんと荒っぽいビデオになったが、それなりにまとまったと思う。
自画自賛型ビデオ。
どうかお楽しみを。

 ついでながら「これは!」と思えるようなYOUTUBEを発見した。
それも併せてどうぞ!

○鳥に笑いはあるか

 ぼたんインコの「ピッピタン」を飼うようになって、もう6か月になる。
名前は「ピッピ」から、「ピッピタン」に変わった。
自分で自分を、そう呼ぶようになった。
「ここはぼくの場所」「じゃまするな」というような場面で、ピッピタン、ピッピタンと鳴く。

 そのぼたんインコ。
私の書斎でも、好き勝手なことをしている。
やりたいままにさせている。
で、昨日はそのピッピタンを見ながら、こんなことを考えた。
書き忘れたが、ピッピタンは、雄。

 「鳥にも笑いはあるか?」と。

○実験

 で、いろいろな実験をしてみた。
つまり笑わせようとした。
が、鳥には、表情はない。
羽で顔がおおわれているから、それがわからない。

 怒る、泣くは、ある。
安心した様子、懇願する様子、驚く様子はある。
声でそれがわかる。
では、笑いは、どうか?
私は人間の子どもなら笑うだろうな……というようなことを、して見せた。
顔をゆがめて見せたり、指先で踊りを見せたり……。
ベロベロバーも、して見せた。
が、ピッピタンは、きょとんした目つきで、私を見返すだけ。
どこか、あきれ顔。
笑っているふうには、とても見えなかった。

 で、そのうち、それをしている自分がバカに思えてきた。
首でも上下に振って、たとえばパパパパとでも鳴いてくれればよいのだが、そういうことはなか
った。

 で、私の結論。
鳥は笑わない?
そのうち脳内ホルモンの分泌の様子、あるいは脳波の動きを調べることによって、科学的に証
明されるかもしれない。
しかし現象的に観察するかぎり、鳥には笑いはない?

○高野山真言宗

 高野山は、謎の点と線で見ると、実に不思議な位置にある。
仁徳陵とクロスポイント(ギザ→プレアー・ビヒアを結ぶ線と、赤道との交点)を結んだ直線上に
ある。

 で、以前から、高野山は、マチュピチュや、プレアー・ビヒアと並ぶ、空中寺院ではないかと思
っていた。
が、どの人に聞いても、「知らない」「わからない」と。
毎年、高野山詣でをしている信者の人でさえ、そう言う。

 そう考えていたら、たまたま高野山・奥の院を紹介した小冊子が手に入った。
その冒頭の一文に、ギョッとした。
司馬遼太郎の碑文というのが紹介されていた。
その2行目に、こうあった。

『山上はふしぎなほどに、平坦である』と。

○ふしぎなほどに、平坦

 高野山の地図を見ても、実はそれらしき場所は見つからなかった。
全体がすっぽりと深い森に包まれているといったふう。
もちろんグーグル・アースで見ても、見えるのは山ばかり。
「平坦なはずだがなア……」と、ワイフに何度もこぼした。

 が、やはり平坦だった。
しかも「ふしぎなほどに」(司馬遼太郎)。

 同じような印象を、マチュピチュ、プレアー・ビヒアを見たときに、私ももった。
「ふしぎなほどに、平坦」と。

もともとは岩石でできたような山を、一度平らにしている。
(岩石だからこそ、また山の形を保つことができる。)
それがいかにたいへんな作業かは……つまり岩石を崩して平らにすることがいかにたいへん
な作業かは、私もよく知っている。
現在、使っている山荘は、そのために約6年もかかった。
毎週ユンボを借りてきて、そのユンボで地面を平らにした。
全体では800坪前後の土地だが、平らにできたのは300〜400坪程度。
そこに山荘を建てた。

 古代には、そのユンボはなかったはず。
手作業であったとするなら、不可能ではないが、ふつうは、しない。
そこまで苦労して、どういう利益があるのか。
またそれだけの労力があったら、別のことに使うだろう。

○無駄

 同じことが、あのナスカ平原の地上絵についても言える。
考古学者たちは、あの線(ライン)を、夏至や冬至のとき、太陽の昇る方向を示しているなどと
説明している。

 バカめ!

 はっきりと「バカ!」と、私は断言する。
どこのバカが、そんなことのために、10キロもの長さの線を引くか!
またその程度のことなら、自分の庭先に、石ころでも置けばわかること。
ものごとは、常識で考えたらよい。

 で、話を高野山に戻す。

 あくまでも「位置的に……」という話だが、高野山を開いたのは、空海ではない。
あるいは空海も、異星人の仲間だったのかもしれない。
少なくとも高野山を開いた「人」は、人間社会を、はるかに超越していた。
高野山という「山」のことは知らないが、それこそ何百トンもあるような岩石を、平気で運べるよ
うな人たちである。
そういう人たちが、マチュピチュを開き、プレアー・ビヒアを開いた。
ひょっとしたら、高野山も開いた。

 ……ということで、今度、ワイフと2人で、高野山へ行ってみることにした。
司馬遼太郎は、どこをどう見て、「ふしぎなほど……」と言ったのか。
それを自分の目で確かめてみたい。

 高野山の位置については、下に表示する。

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8114228813/" title="img197 by 
Photo Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8044/
8114228813_40b5ca81c9_b.jpg" width="749" height="1024" alt="img197"></a>

○仁徳陵と高野山

 仁徳陵と高野山。
高野山は、「平安初期に空海が開いた」(司馬遼太郎)とされている。
しかし実際には、高野山は、それ以前から、そこにずっとあった。
時系列的にみるなら、高野山が先で、仁徳陵はあと。
驚かないでほしい。
高野山は、開山される前から、「標識(ランド・マーク)」として、そこにあった。

 それには理由がある。
ここに示した図の中で、「90度」という部分に注目してほしい。
実は、この「90度」は、仁徳陵を基準にしている。
その仁徳陵を基準点にすると、正確には、「89・7度」。
が、高野山を基準点にすると、「90・0度」になる。

 つまりもともとは、高野山が基準点になっていた。
その高野山とクロスポイント(Giza→敦煌→殷虚Yinxuラインと、北極→Preah Vihearを結ぶ線
との交点)を結んだ線上に、仁徳陵を建設した。
そう考えると、このエラー(誤差、89・7度)が、説明できる。

 空海は、言い伝えによると、8尺(2メートル40センチ)もあるような大男に導かれ、現在の高
野山に、本山を開いたという。
そんな大男は、現在でも見つけのはむずかしい。

 ……一見、荒唐無稽な話にも聞こえるかもしれない。
しかしこういう例は、ほかにもある。
たとえばPreah・VihearとAngkor Wat。

 アンコールワットを基準点にして線を引くと、あちこちでエラー(誤差)が出る。
そこで私はプレアー・ビヒアを基準点にした。
つまり寺院としては、アンコールワットは比較にならないほど壮大だが、しかしもともとの基準点
ではなかった。
壮大な建設物イコール、基準点ではない。
どちらが先ということは、私にもわからない。
しかしアンコールワットが建設される以前から、基準点として、その山、つまりのちにプレアー・
ビヒアとなる山は、すでにあった。
そう考えると、このあたりの謎が、すんなりと理解できる。

 これについては、今日のテーマとして、朝食のあとにでも、ゆっくりと考えてみたい。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW 
はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 高野山 謎の高野山 高野山の
謎 2012/10/23記)


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司
 
78 日本の神々(Mystery of Japan) 謎の高野山金剛峯寺(Koya-san Temple)

(78)Mystery of Koya-san Temple, Japan

Here in this video I examine the mystery of the temple, which is one of the most sacred 
temples in Japan. I, however, found that Ise Srine is the center of japan in ancient times 
along with Nintoku Tomb Mound. This is quite an unexpected result.

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/_JfeFEqI2lI" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

http://youtu.be/_JfeFEqI2lI

今日は真言宗高野山について調べた(2012年10月23日)。
正式には金剛峯寺という。
が、私の近辺の人たちは、「高野山」と呼んでいる。
で、その高野山。
調べていくうちに、伊勢神宮と密接につながってしまった。
これは予想外のことだった。
さらに敦煌(莫高窟)と、雲崗(石窟)と、伊勢神宮は、真一直線でつながっている。
偶然とはとても言えない、真一直線である。
こうした一連の事実から、私は、日本の神も仏も、ひとつの「家族」であることを再認識した。

ほかにもいくつかの新発見があった。
たとえば、(伊勢神宮―比叡山―法隆寺)をつなぐ三角形は、(法隆寺―仁徳陵―高野山)を
つなぐ三角形と、相似形(90度、60度、30度)である、など。
しかし先に書いた事実の前で、その重要性がかすんでしまった。
少し前まで、その程度の発見でも、オーッと声を出して驚いていた。
が、今では、当たり前。

今回、こうして謎の点と線を調べていると、どんどんと世界が広がっていくのを感ずる。
同時に自分が、どんどんと小さくなっていくのを感ずる。
こうした思いを、ビデオを見てくれる人と、共有できれば、こんなうれしいことはない。

(資料)
<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8114228813/" title="img197 by 
Photo Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8044/
8114228813_40b5ca81c9_b.jpg" width="749" height="1024" alt="img197"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8116596401/" title="img206 by 
Photo Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8044/
8116596401_f964f40a99_b.jpg" width="752" height="1024" alt="img206"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8116596123/" title="img207 by 
Photo Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8047/
8116596123_5723be0496_b.jpg" width="752" height="1024" alt="img207"></a>

○未知の世界

 現在、時刻は午前1時。
ワイフは先ほど床に就いた。
私はこうしてビデオのレンダリングを待ちながら、雑感を文にしている。
(レンダリングというのは、編集したビデオを、必要なファイル形式に書きなおすことをいう。)
このあとYOUTUBEに動画をUPする。
それにも結構、時間がかかる。

 とはいえ、こうして好き勝手なことを書いているときが、いちばん楽しい。
一行書くたびに、その向こうにまた別の世界が広がっていく。
まさに心の旅。
未知の世界であるだけに、楽しい。
が、本音を言えば、私はパソコン大好き人間。
パソコン歴だけは、PET2000(コモドール社)の時代からつづいている。
あのビルゲーツも高校時代、同じパソコンで遊んでいたという。

 以来、取っ替え引っ替えの35年。
で、今はTOSHIBAのダイナブック。
デスクトップはMOUSE社だが、ノートパソコンは、TOSHIBAと決めている。
機種は、R631とR542.
ともにウルトラブック。
それが気に入っている。
つくにR542は、作りがよい。
指先でいじっているだけで、心地よい。

○睡魔

 ……というわけで、時間が足りない。
時間がほしい。
忙しくはないが、時間が足りない。

 今の今も、時折、睡魔が襲ってくる。
数分も目を閉じていると、そのままスーッと穴の中に落ちていく。
そんな睡魔を感ずる。

 が、やはり今夜はここまで。
ギブアップ。
明日もがんばろう。
2012/10/24記


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

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.こんにちは!  (″ ▽ ゛)○   
.        =∞=  // 

□■□□□□□□□□□□□□□■□ ================= 
子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 26日
□■□□□□□□□□□□□□□■□ =================

メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【80:謎の西南諸島】

Mysteries of Japanese Islands near Taiwan. 

与那国島、石垣島、南表島の謎について。

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/YiraR2Jhky0" 
frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

http://youtu.be/YiraR2Jhky0

(Mystery of Yonagunijima Ishigakijima minami-omotejima 謎 石垣島 南表島 与那国島 謎の
古代文明 石垣島の謎 与那国島の謎 はやし浩司 Hiroshi Hayashi Yonaguni-jima Island 
Ishigaki-jima Japan Oct 26th 2012)


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【浜松・クラウンパレス浜松にて】(10月24日)

○謎の法隆寺(No79)

This is the Video on mysteries on Horyu-ji Temple, which is the oldest and the most sacred 
Buddhist' temple in Japan. They say that this temple is founded by Shotoku Taishi, who was 
also the man who guided Buddhism into Japan. Horyuji temple was arranged to locate to 
be there by Someone as shown in this video and then we have another question that who 
was Shotoku Taishi.

法隆寺と聖徳太子にまつわる謎です。
法隆寺は明らかに、意図的に建てられた寺です。
意図的というのは、宇宙的視野においてという意味です。
法隆寺は、伊勢神宮、仁徳陵(大仙陵古墳)などと、関連性をもって、そこにあります。
それをこのビデオの中で説明します。
となると、法隆寺を建立した聖徳太子はだれかということになりますね。

謎は、深まるばかりです。
古代文明の謎、日本・大和編です。

<iframe width="560" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/Dmu-DH-145Y?list
=UU2fHPR-NxuYGd1oMOGXLwFA&amp;hl=ja_JP" frameborder="0" allowfullscreen></iframe
>

http://www.youtube.com/watch?v=Dmu-DH-145Y&feature=share&list=UU2fHPR-
NxuYGd1oMOGXLwFA

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8114228813/" title="img197 by 
Photo Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8044/
8114228813_40b5ca81c9_b.jpg" width="749" height="1024" alt="img197"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8116596401/" title="img206 by 
Photo Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8044/
8116596401_f964f40a99_b.jpg" width="752" height="1024" alt="img206"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8116596123/" title="img207 by 
Photo Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8047/
8116596123_5723be0496_b.jpg" width="752" height="1024" alt="img207"></a>

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8120647411/" title="img211 by 
Photo Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8193/
8120647411_e01dee43d6_b.jpg" width="742" height="1024" alt="img211"></a>

(注:法隆寺)

 法隆寺は、実に謎めいた場所にある。
偶然の一致と言えば、それまで。
しかし私は作為的な意図を、その場所に感ずる。
法隆寺から500メートル離れたところには、藤ノ木古墳もある。
円形古墳。
古墳は、もともとそこにあった。
あえてその近くに、聖徳太子は法隆寺を建立した(?)。

 法隆寺(藤ノ木古墳)のある位置は、明らかに計算されている。
そういう印象を強くもった。
たとえばこれはほんの一例だが、こういう事実が並ぶ。

(1)伊勢神宮と比叡山、伊勢神宮と那智大社を線でつないでみる。
その間の角度は、きっかり90度である。
その90度を3等分(30度、60度)に分けたところに、法隆寺がある。

(2)(伊勢神宮、比叡山、法隆寺)をつないでできる三角形と、(法隆寺、仁徳陵、高野山金剛
峯寺)をつないでできる三角形は、相似形である。
(このとき、法隆寺の代わりに、500メートル離れた藤ノ木古墳を基準点に使ってみると、さら
に正確な相似形になる。)

(2)法隆寺の参道を、正確に延長してみる。
その参道は、まっすぐ那智大社を行く。

(この作業は正確であればあるほど、よい。
あるいは反対に、那智大社から法隆寺に直線を引いてみるとよい。
その直線は、正確に法隆寺の参道へつながる。) 


(法隆寺 大仙陵古墳 那智大社 聖徳太子 謎の聖徳太子 謎の法隆寺 謎 高野山 金剛峯寺 
比叡山延暦寺 はやし浩司 謎の古代文明 謎の点と線 Hiroshi Hayashi Hamamatsu Japan 
Mysteries of Horyuji Temple Shotoku Taishi 謎の飛鳥文明)

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

○『謎の睡眠不足』

 今、駅前のクラウンパレス・ホテルにいる。
以前は名鉄ホテルという名前だった。
今は経営者も替わり、クラウンパレス。
今夜は、このホテルに一泊。

で、先ほど、『エクスペンダブルズ(2)』という映画を見てきた。
ストレス解消映画。
意味のないドンパチ映画。

その映画を見ているときのこと。
途中で、ふと気がつくと居眠り。
時折、スーッと睡魔が襲ってきた。
今日も睡眠不足。
このところずっと睡眠不足。

朝早くから、ビデオづくりを楽しんだ。
『謎の法隆寺(79)』。
明日の朝、今書いているこの原稿とともに、BLOGに載せる。

○法隆寺

 法隆寺は、実に謎めいた場所にある。
偶然の一致と言えば、それまで。
しかし私は作為的な意図を、その場所に感ずる。
法隆寺から500メートル離れたところには、藤ノ木古墳もある。
円形古墳。
古墳は、もともとそこにあった。
あえてその近くに、聖徳太子は法隆寺を建立した(?)。

 法隆寺(藤ノ木古墳)のある位置は、明らかに計算されている。
そういう印象を強くもった。
たとえばこれはほんの一例だが、こういう事実が並ぶ。

(3)伊勢神宮と比叡山、伊勢神宮と那智大社を線でつないでみる。
その間の角度は、きっかり90度である。
その90度を3等分(30度、60度)に分けたところに、法隆寺がある。

(2)(伊勢神宮、比叡山、法隆寺)をつないでできる三角形と、(法隆寺、仁徳陵、高野山金剛
峯寺)をつないでできる三角形は、相似形である。
(このとき、法隆寺の代わりに、500メートル離れた藤ノ木古墳を基準点に使ってみると、さら
に正確な相似形になる。)

(4)法隆寺の参道を、正確に延長してみる。
その参道は、まっすぐ那智大社を行く。

(この作業は正確であればあるほど、よい。
あるいは反対に、那智大社から法隆寺に直線を引いてみるとよい。
その直線は、正確に法隆寺の参道へつながる。) 

○聖徳太子

 あちこちの記事を読む。
聖徳太子の勉強をする。
中には、聖徳太子架空説まであった。
つまり聖徳太子は、実在しなかった、と。
さらに聖徳太子、イエス・キリスト説まであった。
厩(馬屋)で生まれたとか、母親が処女懐胎したとか、など。
そんな言い伝えが、根拠(?)になっている。

そう言った話はともかくも、いつから、だれがだれを「聖徳太子」と呼ぶようになったか。
聖徳太子はどこから来て、どこへ去っていったか?
一応父親の名前もあがっている。
墓もある。
しかし……。
「聖徳太子」という名前すら、謎に包まれている。

○十七条憲法

 10年ほど前、仏教でいう五戒と、モーゼが受けたという十戒を対比させたことがある。
内容が、たいへんよく似ている。
その原稿を探してみる。
で、そのあと、聖徳太子の教えを分析してみたい。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

○仏教の五戒とユダヤ教の十戒

 仏教でいう五戒と、ユダヤ教(旧約聖書)の十戒は、恐ろしく似ている。まずそれらを並べて
おくので、読者自身の目で確かめてほしい。

●仏教の五戒

(1)生きものを殺すなかれ。
(2)盗みをするなかれ。
(3)邪淫(じゃいん)を行うなかれ。
(4)偽りを言うなかれ。
(5)酒を飲むなかれ。(何ものも所有するなかれ。)
(注、釈迦の生誕地に残る原始仏教の経典、『スッタニパータ』の中の一節。
(1)〜(4)は、釈迦滅後まもなくできたが、(5)は、ずっとあとになってからつけ加えられたとい
う。
ふつう仏教では、(5)だけを、「遮罪」(それ自体は悪いことではない)というふうにして、(1)〜
(4)の「性罪」(それ自体悪いこと)とは区別する。)

●ユダヤ教の十戒

(1)あなたは私のほかに、何ものも神としてはならない。
(2)あなたは自分のために刻んだ像を造ってはならない。
(3)あなたは、あなたの神、主の名を、みだりに唱えてはならない。
(4)安息日を覚えて、これを聖とせよ。主は六日のうちに天と地とその中のすべてのものを造
って七日目に休まれたからである。
(5)あなたの父と母を敬え。
(6)あなたは殺してはいけない。☆
(7)あなたは姦淫(かいいん)してはいけない。☆
(8)あなたは盗んではいけない。☆
(9)あなたは隣人について、偽証してはならない。☆
(10)あなたは隣人の家をむさぼってはならない。
(注、シナイ山でモーセが、神から授かった言葉が、この十戒と言われている。(1)〜(4)は、
信仰のし方に関するもの。(6)〜(10)が、生活のし方ということになる。)

 この五戒と十戒の中の共通点には、☆印をつけておいた。
ほかに『スッタニパータ』の中では、釈迦は、父母を敬えと教えているが、五戒の中には含まれ
てはいない。
が、仏教では常識である。
 
 この二つを並べてみたとき、最初に思い浮かぶのが、最大公約数という言葉である。
教育にたずさわるものの悪いクセかもしれない。
しかしこれら二つを、最大公約数的にまとめると、こうなる。
家庭教育の「柱」と考えてよい。

(1)殺してはいけない。
(2)淫(みだ)らな性行為をしてはいけない。
(3)盗みをしてはいけない。
(4)ウソをついてはいけない。

 釈迦の時代には、飲酒にはとくべつの意味があったようだ。今のアルコールを想像してはい
けない。
あるいは今でいう麻薬のような作用があったと考えるべきではないか。
粗悪な酒で、そのため身を滅ぼす人があとを絶たなかったという。
『スッタニパータ』の中にも、そういう説話がいくつか載っている。
インドの他の宗教では、第五の「酒を飲むなかれ」のかわりに、「何ものも所有しない(所有物
をなくせ)」になっているという(中村元氏指摘)。
もしそうなら、この「何ものも所有しない」は、十戒の「あなたは隣人の家をむさぼってはならな
い」と、どこかその教えを共有する。

 ところでこの仏教の五戒を、小学五年生の子どもたち(12人)に話していたときのこと。
私が、「お釈迦様の話では、一に、生きものを殺してはいけない。二に、人のものを盗んではい
けない、四に、ウソを言ってはいけない、五に、酒を飲んではいけないと言っている」と説明す
ると、一斉に、「三は、何だ!」と聞いた。

 困って私が、「つまりだね、いろいろな人と、めちゃめちゃ、ラブラブしてはいけないということ
だよ」と言うと、みな、ギャーギャーと笑い出した。
で、しばらくすると、少し冷静になり、「殺してはだめって、虫もいけないのか」「魚はどうなのか」
「牛はどうなのか」とか、「ぼくの父は、酒を飲んでいる」とか、言い出した。

(1)「殺してはいけない」ということ。

 要するに、相手の立場になって考えろということ。
自分が死にたくなかったら、相手も死にたくないと思っているということ。
「自分だけは正しい」「自分だけが大切」という自己中心性は、多かれ少なかれだれにでもある
ものだが、相手の立場になって考えるということは、結局は、その自己中心性との戦いというこ
とになる。

 問題は、人間全体がもっている自己中心性である。
この地球をマクロ(全体的)に見ても、人間は人間だけのことしか考えていない。
まさにしたい放題のことをしている。
世界的に見ても、日本人ほど自然破壊力の強い民族は、そうはいない。
恐らく世界一ではないか。
よく「日本人は自然を愛する民族だ」と言うが、これはまったくのウソ。
たまたま日本に緑が多いのは、放っておいても緑だけは育つという、恵まれた自然環境によ
る。

自然を愛するという気持ちによるものではない。
ウソだと思うなら、車で少しわき道を走ってみるとよい。
めったに人が通らないような林道や山道まで、完全舗装。
がけはコンクリートのブロックでおおわれている。
今ではそうでない道をさがすほうが、むずかしい。
こういう環境の中で、今、無数の動植物が、絶滅しつつある。

(2)「淫(みだ)らな性行為をしてはいけない」ということ。

 性欲というのは、実にやっかいなものだ。
これがあるから、その種族は代々と生き延びることができる。
人間が生物である以上、絶対必要不可欠な本能である。
が、それだけにあつかい方がむずかしい。
自意識でコントロールできない。
食欲と同じで、ムラムラと感ずるときは、感ずる。
よく子どもたちは私にこう聞く。
「先生は、スケベか」「先生も、エロビデオを見るか」と。
そういうとき私はいつも、「君たちのお父さんと同じだよ。お父さんに聞いてきな」と答えるように
している。

 ただ幸運なことに(?)、私は、バーやキャバレーなど、いわゆる「女遊び」の世界とは、無縁
の世界に住んでいる。
商社マン時代の一時期をのぞいて、そういうところへ顔を出したことすら、ない。
遊んでみたいという気持ちはあるにはあったが、しかし時間がなかった。
若いころは、進学塾の講師や家庭教師などで、いつも仕事が終わるのが午後11時ごろ。
もともと誘惑に弱い人間だから、私を誘う人間がいたら、割と簡単についていったかもしれな
い。
たまたま私が品行方正(?)だったのは、私がそれだけ自分を律する力が強かったというより
は、チャンスがなかったと言うほうが正しい。

 この問題は、「教育」というより、親の生きザマの問題なのかもしれない。
夫婦がいたわりあい、助けあい、はげましあい、愛しあう姿は、子どもに遠慮なく見せる。
そういう姿を見ながら、子どもは、「淫(みだ)ら」というのはどういうことなのかを、間接的に学
ぶ。

(3)「盗みをしてはいけない」ということ。

 私は小学六年生のとき、隣人の家の裏にあった、ライターを盗んだことがある。
隣人といっても、私の家の借家で、出入りは自由だった。
あともう一度は、大学三年生のとき、通路に積んであったその会社の備品の中から、テープレ
コーダーのテープを一巻(当時は直径15センチほどもある大きなテープだった)を盗んだこと
がある※。

 これが私の生涯における二度の盗みである。
先のライターは、やがて母が見つけ、母がそのライターを隣人に返しにいった。
テープは、そのまま自分のものして、使っていた。
いや、ほかにも、返し忘れて自分のものにしたものがある。
図書館の本がそれだが、返しそびれて30年になる。
他人に対しては結構、正義感が強く、盗みを許さない私だが、こうして思い出してみると、あま
り偉そうなことは言えない。
しかしこういうことは言える。

よく玄関先にある植木鉢を盗んでいく人がいる。
そういう話を聞くと、その盗んだ人はどうやって花を楽しむのかということ。
そちらのほうが気になる。
花の美しさを味わうという清純な気持ちと、盗みとは、その時点で、矛盾(むじゅん)する。
反対にその盗んだ花を見るたびに、自分の醜い部分を見せつけられて、不愉快になるのでは
ないか。
一度、どうなのか、そういう人に心の内を聞いてみたい。

(注※)
ライターは、「美しい」と思ったから、もって帰ってしまった。
私が小学2、3年生のときのことではなかったか。
ほとんど毎日、その家には出入りしていた。
それもあって、悪いことをしたという意識はなかった。

が、テープのときは、かなり強く罪の意識を覚えた。
そのとき感じた不快感が今でも、残っている。
またその不快感があるからこそ、以後、(盗み)なる行為は、一度もしていない。

教育の世界でも、(盗み)は、日常的に話題になる。
親のサイフからお金を盗む子どもは、それこそゴマンといる。
(盗み)が悪いことは当然のことだが、子どもの指導においては、その(後味の悪さ)を、覚えさ
せるように仕向ける。
その(後味の悪さ)が、再発を防ぐ。
余計な話だが……。)

(4)「ウソをついてはいけない」ということ。

 私はもともとウソつきの人間だった。
私の家は、自転車屋という商店で、日常的にウソの中で育ったということもある。
地域にもよるが、岐阜県というところは、大阪式の商売圏内にあって、値段にしても、そのとき
の「かけひき」で決まる。
(この静岡県では、そのかけひきが、まったくない!)
そのかけひきというのは、まさにウソの張りあい。
売り手は一円でも高く買おうとするし、
買い手は一円でも安く買おうとする。
そのときウソがつぎからつぎへと出てくる。
たとえば定価が3万円の自転車があったとする。
客はそれを2万5000円にしろという。

そういうとき商人は、とっさにウソをつく。
迷ったり、間を置いたりすると、ウソとバレるから、とっさにウソをつく。
「仕入れが2万5000円なんですよ。
1000円だけ儲けさせてくださいよ」と。
つづいて、「この話は問屋さんには内緒ですよ。ウチがこの値段で売っているとわかると、叱ら
れますから」と。
(実際には、仕入れ値は2万円。問屋にバレても、叱られることはない。)

まだ客が買い渋っているようなら、こう言って、たたみかける。
「まあ、いいでしょう。あなたには世話になっているから、2000円のランプをただでつけてあげ
ますよ」と。
(ランプの仕入れ値は、1000円だから、結局は5000円の儲けということになる。)

 私が自分の中のウソつき体質を、徹底的に忌み嫌ったのは、オーストラリアでの留学時代だ
が、それには苦い経験がある。
これについてはまた別の機会に書くことにして、日本人は、ウソをつくのがうまいというか、人を
だますことに、たいへんうとい。
『ウソも方便』という諺すら、ある。

一方、欧米では、「正直でありなさい(Be honest!)」というのが、子育ての柱になっている。
が、日本の親で、そういうふうに子どもを指導している親を、私は過去30年間、見たことがな
い。
聞いたこともない。
国民性の違いというより、長く続いた封建時代の結果と考えてよい。

 ただし一言。
五戒とか十戒とか、そういうふうに、教条的にものごとを並べて考えるのは、正しくない。
原始的な人たちの間では、それなりにわかりやすく、説得力もあったかもしれない。
が、こうした教条にとらわれると、それ以外の、ほかの大切な部分を見落してしまう。
だからあくまでも「参考」ととらえるのが、正しい。
中に、仏や神の言葉として、一語一句、ギスギスに解釈する人がいるが、そういう姿勢は、か
えって仏や神の教えを見失うことになる。
自分の人生を生きるのは、ほかならぬ、私たち自身だからである。
(02−7−24)
 
○聖徳太子の十七条憲法

 では、聖徳太子の十七条憲法は、どのようなものであったか。
まず、それを紹介させてもらう。
(読むのがめんどうな人は、+++++++から++++++++までを飛ばしてほしい。

+++++++++++以下、ウィキペディア百科事典より++++++++++++

夏四月丙寅朔の戊辰の日に、皇太子、親ら肇めて憲法十七條(いつくしきのりとをあまりなな
をち)を作る。

一に曰く、和(やわらぎ)を以て貴しと為し、忤(さか)ふること無きを宗とせよ。人皆党(たむら)
有り、また達(さと)れる者は少なし。或いは君父(くんぷ)に順(したがわ)ず、乍(また)隣里(り
んり)に違う。然れども、上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて、事を論(あげつら)うに
諧(かな)うときは、すなわち事理おのずから通ず。何事か成らざらん。

二に曰く、篤く三宝を敬へ。三宝はとは仏(ほとけ)・法(のり)・僧(ほうし)なり。則ち四生の終
帰、万国の禁宗なり。はなはだ悪しきもの少なし。よく教えうるをもって従う。それ三宝に帰りま
つらずば、何をもってか柱かる直さん。

三に曰く、詔を承りては必ず謹(つつし)め、君をば天(あめ)とす、臣をば地(つち)とす。天覆
い、地載せて、四の時順り行き、万気通ずるを得るなり。地天を覆わんと欲せば、則ち壊るる
ことを致さんのみ。こころもって君言えば臣承(うけたま)わり、上行けば下…(略)

四に曰く、群臣百寮(まえつきみたちつかさつかさ)、礼を以て本とせよ。其れ民を治むるが
本、必ず礼にあり。上礼なきときは、下斉(ととのは)ず。下礼無きときは、必ず罪有り。ここを
もって群臣礼あれば位次乱れず、百姓礼あれば、国家自(おのず)から治まる。

五に曰く、饗を絶ち欲することを棄て、明に訴訟を弁(さだ)めよ。(略)

六に曰く、悪しきを懲らし善(ほまれ)を勧むるは、古の良き典(のり)なり。(略)

七に曰く、人各(おのおの)任(よさ)有り。(略)

八に曰く、群卿百寮、早朝晏(おそく)退でよ。(略)

九に曰く、信は是義の本なり。(略)

十に曰く、忿(こころのいかり)を絶ちて、瞋(おもてのいかり)を棄(す)て、人の違うことを怒ら
ざれ。人皆心あり。心おのおのの執れることあり。かれ是とすれば、われ非とす。われ是とす
れば、かれ非とす。われ必ずしも聖にあらず。(略)

十一に曰く、功と過(あやまち)を明らかに察(み)て、賞罰を必ず当てよ。(略)

十二に曰く、国司(くにのみこともち)・国造(くにのみやつこ)、百姓(おおみたから)に収斂する
ことなかれ。国に二君非(な)く、民に両主無し、率土(くにのうち)の兆民(おおみたから)、王
(きみ)を以て主と為す。(略)

十三に曰く、諸の官に任せる者は、同じく職掌を知れ。(略)

十四に曰く、群臣百寮、嫉み妬むこと有ること無かれ。(略)

十五に曰く、私を背きて公に向くは、是臣が道なり。(略)

十六に曰く、民を使うに時を以てするは、古の良き典なり。(略)

十七に曰く、夫れ事独り断むべからず。必ず衆(もろもろ)とともに宜しく論(あげつら)ふべし。
(略)

+++++++++++以上、ウィキペディア百科事典より++++++++++++

○要約

 わかりやすく言えば、こうなる。

(1)みなと仲よくすることだけを考えて行動せよ。
(2)仏・法・僧の三宝を大切にせよ。
(3)上の者の指示には、まじめに従え。
(4)礼儀を大切にせよ。
(5)欲望をコントロールせよ。
(6)悪行と闘い、善行に励め。
(7)人にはみな、生まれもった使命がある。
(8)朝は人より早く来て、仕事をし、夕は人より遅くまで仕事しろ。
(9)人との信頼関係を大切にしろ。
(10)怒るな。
(11)よい行いには、功を与え、悪い行いにはバツを与えよ。
(12)1人の王(上司)に仕えよ。
(13)どんな仕事かを知った上で、人に仕事を任せよ。
(14)人をねたんだり、恨んだりするな。
(15)「私」を捨てて公務に励め。
(16)民を使うときは、季節をよく考えて使え。
(17)重要なことは、ひとりで決めてはいけない。皆で話しあえ。

 全体に、役人の心構えを説いたもの。
(かなり荒っぽい要約で、ごめん。)
その点では、旧約聖書の十戒、仏教の五戒とは、基本的な部分で内容を異(こと)にする。
(「異にする」などと書いてしまった。
しばらく古文を読んでいると、脳みそが古文モードになる。
今の私の脳みそは、古文モード。
だからこういう古い言い方が出てくる。
どうでもよいことだが……。)

○常識の文章化

 当時としては革新的な憲法であったにちがいない。
情報量も極端に少なかった。
もちろん参考になるような書物も少なかった。
そういう時代の中での、十七条憲法。
内容は常識的なことばかりだが、常識を文章化することほど、むずかしいことはない。
常識というのは、そういうもの。
ものを書くということは、そういうもの。

 十七条憲法を書いた人は、聖徳太子であるにせよ、そうでないにせよ、かなり文章を書きな
れた人とみてよい。
プラス、相当頭のよい人とみてよい。

○1日1作

 「1日、1作」。
つまり1日、かならず1本のビデオを作る。
そうでも決めなければ、すぐだらける。
自分に負けてしまう。

 で、気になるのは、まちがい。
かなり荒っぽい作り方をしているので、随所にまちがいがある。
が、いちいちそれを気にしていたのでは、先に進めない。
まちがいはまちがいのまま……というのも、そのときはそう思ったのは事実。
だからそのまま残している。

 そのかわり、あとで作ったビデオほど、正しい(?)ということになる。
前に作ったビデオと矛盾するようなところがあれば、そういうわけで、あとに作ったビデオのほ
うを、優先してほしい。
たとえばこんなまちがい(?)。

 少し前、ビデオの中で、こう書いた。
「敦煌と雲崗を結んだ線は、出雲大社の近くを通る。誤差は、わずか」と。

 しかし今日、正確に敦煌(莫高窟)と雲崗(石窟)を、正確に線で結んでみた。
作業は慎重に、かつていねいにしてみた。
そのあと、その線をさらに東へ延長してみた。
(実際には、機首角を100分の1の単位まで正確に守りながら、延長した。)
するとその線は、寸部、たがわず、伊勢神宮へつながった。
正しくは「敦煌と雲崗を結んだ直線は、伊勢神宮とつながっている」となる。
 
 ただし一言。

 点といっても、場所によっては、かなり広い部分を示すときがある。
以前、カッパドキアについて調べていたときも、そうだ。
「点」が定まらなかった。
それもそのはず、カッパドキアといっても、数10〜50キロの範囲にわたって、広がっている。
北の端をとるか、南の端をとるかで、位置がかなりずれてくる。
一方、中央だからといって、中心とはかぎらない。
たとえば仁徳陵(大仙陵古墳)のときは、どこに(中心)を求めるかで、苦労した。
結果的に、真東に、位置を示す緑地公園が残っていた。
その緑地公園を基準に、仁徳陵(前方後円墳)の中心を求めた。
……などなど。
気楽に作っているように思う人もいるかもしれない。
しかし実際には、結構、神経をつかう。

○明日の予定

 で、今は、すでに明日の謎解きのことを考えている。
今の時点では、聖徳太子。
しかしこの分野は、すでに研究されつくしている。
私のような素人の出番は、ない。
となると、やはり点と線で攻めていくしかない。

 もっとも、こんなことを調べているのは、私だけ。
先駆者もいない。
仲間もいない。
それだけに気楽。
一方で、きびしい。
が、楽しい、
今までだれも気がつかなかったことを、つぎつぎと発見していくのは、おもしろい。
本当におもしろい。

 で、明日は……。

○就寝

 ワイフが風呂から出てきた。
私は明日の朝、入ることにした。
で、しばらくこのままパソコンを叩きつづける。

 昨日、こんな話を聞いた。
その家には、3人の兄弟がいた。
上から長男、4歳年下の長女、さらに5歳年下の二男。

 まず長男氏が、65歳くらいのとき、うつ病から認知症になった。
3〜4年、あれこれと闘病生活を繰り返したあと、他界。
享年69歳。
一方、妹氏(長女)は、たいへんシャキシャキした人だった。
よくしゃべり、人前では快活に振る舞った。
かなり多動性があったという。
私も数回会ったことがあるが、落ち着かない人だった。
が、同じように65歳ごろから、認知症を発症。
アルツハイマー型痴呆症だった。

 ……という話を二男氏がしながら、こう心配している。
現在、私と同年齢の64歳。
「兄、姉とやられましたからね。順番でいけば、つぎは私です」と。

○ボケ

 こういうケースは少なくない。
遺伝子が同じだから、老後になると、同じような経緯を経て、同じような病気になる。
その人の努力ではどうにもならないような重病であればあるほど、そうだ。
つまり老後には、そういう問題も潜んでいる。

 で、私も、体よりも、脳みそが老化するのを、何よりも心配している。
だから久しぶりに親類の人たちに会ったりすると、こう聞く。
「ぼくは、だいじょうぶですか?」と。

 というのも、これは脳のCPU(中央演算装置)の問題だから、ボケても、それに自分で気がつ
く人は少ない。
「私はだいじょうぶ」と思っているうちに、ボケていく。
また「私はだいじょうぶ」と思っている人ほど、あぶない。
しかも1〜2年単位という、短期間に。

 では、どうすればよいか。
ひとつの方法としては、(これは私のばあいだが……)、以前書いた文章と、現在書いた文章
を読み比べてみるが、ある。
たまたま先に、10年前に書いた文章をあげた。
その文章を読んでみる。
「仏教の五戒とユダヤ教の十戒」である。

 今、その文を読みながら、こう思った。
「私もあぶないかな?」と。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW 
はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 法隆寺 藤ノ木古墳 謎の法隆
寺 謎の聖徳太子 謎の藤ノ木古墳)


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

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.こんにちは!  (″ ▽ ゛)○  
.        =∞=  // 

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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 29日
□■□□□□□□□□□□□□□■□ =================

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【神の神、God of Gods】 2012年10月26日記

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UU2fHPR-NxuYGd1oMOGXLwFA&amp;hl=ja_JP" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

http://www.youtube.com/watch?v=lFipYxCslpE&feature=share&list=UU2fHPR-
NxuYGd1oMOGXLwFA

Aliens' Masterpiece

It is simply a matter of you whether you believe it or not, but this is the masterpiece drawn 
and carved by Aliens. You believe in God whom you have never seen, but why don't you 
believe in Aliens when you see this picture? 
Please open your mind and see this picture before you think I am mad.
I believe my own eyes.
Even a professional artist cannot carve such a picture on the rocks.

○異星人の描いた絵

信ずるか信じないかは、あなたの自由です。
しかし見たこともない神の存在を信ずるあなたが、どうしてこの絵を見て、異星人の存在を信じ
ないのでしょうか。
私の頭がおかしいと思う前に、心を開いて、この絵を見てください。
私は自分の目を信じます。
プロの画家でも、このような絵を岩に彫るのは、不可能ではないでしょうか。
いかがでしょうか。

インディアン ヘッド Indian Head Mystery of 謎のインディアン 異星人の描いた絵 宇宙人の描
いた絵 はやし浩司 Hiroshi Hayashi 謎の絵 謎の彫刻 異星人の彫刻 Alien Aliens's 
masterpiece エイリアンの描いた絵 Hamamatsu japan Japan in Canada 2012/10/27記

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

○奇跡

 脳梗塞か何かで、歩けなくなったとする。
そういう人が歩けるようになったりすると、それを「奇跡」という。
「奇跡が起こった」と言って、喜ぶ。
何かの信仰をしている人なら、なおさらそうだろう。
「信仰のおかげ」と。

が、今、歩けることを、「奇跡」と思う人はいない。
歩くことだけではない。
ものが見える。
ものが聞こえる。
ものを考えられる。

 賢人は、そのものを失ってから、その価値を知る。
そうでない人は、失ってから知る。
そのありがたさというか、ここに今、私たちがいるという深大さが、このところ身に染みてよくわ
かるようなった。

床に就いて目を閉じる前、ふとこう思うことがある。
「明日も、ちゃんとものが見えるだろうか」と。

○神仏

 神仏の話が出たので、一言。

 今回、(この8月から)、「謎の点と線」を調べている。
その点と線を調べているときのこと。
古代の神仏は、一本の線でつながっていることを知った。
神仏というのは、キリスト、釈迦、その他、もろもろの神をさす。

日本についていえば、神教も仏教も、一本の線でつながっていることを知った。
神教と仏教を、分けるほうがおかしい。
それを疑うなら、奈良の法隆寺の参道を、正確に南に延ばしてみるとよい。
その直線は、まっすぐ那智大社につながる。

 その法隆寺と伊勢神宮と比叡山延暦寺をつなぐ。
(法隆寺ではなく、法隆寺から500メートルほど東にある、藤ノ木古墳のほうが、よい。※)

 一方、法隆寺と仁徳陵(大仙陵古墳)と高野山金剛峯寺をつなぐ。

 こうしてできる2つの三角形は、きれいな相似形を描く。
(なおメルカトル図法の地図の上では、少し誤差が出るので、注意。
調べるなら、球体を前提とした、グーグルアースの上のほうがよい。)

 こうした事実を見せつけられると、「神仏は、もとはひとつだった」と思い知らされる。
百歩譲っても、こう言える。

見たこともない神仏を信ずる人は多い。
ならばそこにある事実を、どうして信じないのか、と。

(注※)
 歴史的系列がめちゃめちゃと思う人も多いかと思う。
ここに書いたとおりとするなら、仁徳陵と法隆寺は、同時期に造られたということになる。
が、私はこう考える。

たとえば藤の木古墳にしても、法隆寺が建てられるずっと前から、そこにあった。
那智大社にしても、大社が建てられる前から、何らかの「標識」は、そこにあった。
法隆寺にしても、那智大社にしても、それらの「標識」の上に建てられた。
伊勢神宮、真言宗金剛峯寺にしても、そうだ。

仁徳陵にしても、仁徳天皇が作ったなどとは、今ではだれも信じていない。
仁徳陵は、それ以前から、そこにあった。
それを仁徳天皇自身か、その後の人たちが、「仁徳陵」に仕立てあげた。

 こういう例は、多い。
あのエジプトのピラミッドにしても、アンコールワットのピラミッドにしても、そうだ。
後の王たちが、権威づけのために、それまであった遺跡を利用した。
自分たちの墓として、利用した。

 ちがうかな?

○ひとつの神

 異星人の話。

その異星人。
どうして異星人は、ひとつの神(仏でもよいが)にしなかったのか。
人間をこれほどまでに指導しながら、どうも腑(ふ)に落ちない。
理由はいろいろ考えられる。

(1)異星人の間にも、いろいろな宗教があった。
(2)あるいは異星人の間には、統一的な神はいなかった。
(3)もともとは、ひとつの神であったが、人間が自己流の解釈を加え、変形していった。

 おととい仏教で教える五戒と、キリスト教で教える十戒を対比して考えてみた。
結果、前にも書いたが、これら両者は、たいへんよく似ている。
日本語になる前に、数か国語の翻訳を経ている。
それを考慮に入れるなら、「ほとんど同じ」と断言してもよい。
イスラム教については、キリスト教と、ウリふたつ。
真言宗(高野山)と天台宗(比叡山)ほどのちがいも、ない。
ちがいを見つける方が、むずかしい。

○懸命に生きる

 話がそれたが、要するに、生きていること自体が奇跡ということ。
私がここにいて、この文章を書く。
あなたがそこにいて、この文章を読む。
それが奇跡。
それ以上の奇跡が、どこにあるだろうか。

 何も望まない。
何も願わない。
ただひたすら、ここに生きていることに感謝する。
生きていることを喜ぶ。
分かちあう。

 人をねたまない。
恨まない。
人にねだらない。
過去にこだわらない。
未来のないことを恐れない。
失ったものを悲しまない。
足りないものを、嘆かない。
そのときは、そのとき。
今は今として、懸命に生きる。

○国民年金

 話は、ぐんと現実的になる。 

実は今朝、国民年金交付の手続きに行ってきた。
職員の人から、いちいち説明を受けなければならないほど、めんどうな手続きだった。
その国民年金。
私が生涯において、はじめて手にする、国からの直接交付金である。
内心では、「こんなもの、もらわなくてもいい」と思った。
その私が、頭をさげ、職員の人の指示に従い、書類を出した。

 ……若いころ、失業保険をもらえる立場になったことがある。
しかし私はもらわなかった。
プライドが許さなかった。
さらに低所得者用の雇用促進住宅を勧められたこともある。
しかし私は入らなかった。
プライドが許さなかった。

 その私が国民年金?

 私はひとりで生きてきた。
今もひとりで生きている。
これからもひとりで生きていくだろう。
お金にしても、貸したり、だまし取られたことは何度かある。
しかし私は1円も、人からお金を借りたことはない。

 このことと自分の健康とを対比させるのもどうかと思う。
しかしその分だけ、私は病院のベッドで寝たことは一度もない。
今まで健康で、そして今の今も、こうして健康で仕事ができることだけも、ありがたい。
ありがたいから、ひとりで生きていることを、さみしいと思ったことはない。
つまり「ひとりで生きている」という切迫感が、私自身の健康を守る原動力になっている。
だれにも頼れない。
だれも助けてくれない。
だから自分の体は、自分で守る。

○ショック

 追記。

 ……ということで、私は今朝からどうも気分が晴れなかった。
風邪っぽいところもあった。
昨夜、市内のホテルに泊まった。
冷房がききすぎていた。
それでそうなった。
が、それだけではない。
年金をもらうという、その年齢がショックだった。

 若いころは、年金をもらうのは、ずっと先のことと考えていた。
ありえない未来……のように思っていた。
その私が年金をもらう。
つまりその年齢になった。
それがショックだった。
いつの間にか、私も65歳。

 どのみち、わずかな額。
6万5000円前後。
たったの……!、という額。
そのうち、ハイパーインフレか何かになって、昼食代1食分ということになるかもしれない。
あるいは日本の国家経済が、破たんする。
すでに11月(2012年)危機説がささやかれている。
国庫に残る現金が枯渇する。
そうなれば、年金どころではなくなってしまう。

 ……そう言えば、飲食店での食事代が、このところ急騰している。
昨日も駅前で……と考え、インド料理店に入ろうとした。
が、店先のメニューを見て、びっくり。
カレーが、(ライスは別)、1300円。
小皿にもったカレーが、1300円!
それにナンと、サラダをつけると、1800円。
どうせ現地から取り寄せた缶詰を、切って温めているだけ。
(ほとんどの店がそうしているが……。)
現地では、2〜3人前で、1缶、100円もしないはず。

 ハイパーインフレは、すでに始まっている?

○信仰は教えによるもの
 
 話を戻す。

 そういう意味では、私は無神論者。
神仏に頼る前に、……というか、頼る気持ちは、みじんもない。
中には、金儲けの神様というのも、いるそうだ。
もしそうなら、つまり金儲けに手を貸すような神様がいたら、その神様なるものはインチキ。
エセ。
受験の神様にしても、そうだ。

ただ肉体や精神の健康については、何とも言えない。
修行に励むことによって、肉体を鍛えることができる人もいる。
神仏を拝むことによって、心を清浄にできる人もいる。
が、信仰というのは、あくまでも己(おのれ)の魂のため。
教えに従ってするもの。
祭事や儀式ではない。
「教え」。

 そのワクづくりのために、教会があり、寺がある。
そういうところへ出かけ、己の魂を高めるためなら、……高めることができるなら、それはそれ
ですばらしいこと。
教えの向こうには、宇宙を貫く真理が隠されている。
無神論者とはいうが、私はそこまでの神仏否定論者ではない。

○レベル

 『謎の点と線』を調べているとき、何度か、こう思った。
異星人から見たら、私たち人間は、どのレベルか、と。
「差」でもよい。

 異星人と人間……人間と犬くらいの差があるのか。
あるいはその差は、もっと小さいのか。
大きいのか。
ひょっとしたら、人間とサル程度の差かもしれない。
いろいろ考える。
だからこう思ったときがある。
義兄が、「一度、UFOに乗せてもらいたい」と言ったときのこと。

 「私たちが山猿を見つけ、その山猿を車に乗せてやろうとは思わないのと同じように、異星人
もまた、私たち人間をUFOには、乗せないだろうな」と。
サルと私たち人間の間には、住環境的には、それほど差はない。
しかし異星人と私たちの間には、大きな差がある。

 大気のちがい。
重力のちがい。
食物のちがい。
それにこれは私が感じた印象だが、異星人たちは、恐ろしく日光を嫌っている。
異星人たちが降り立っただろうと思われる遺跡には、例外なく、地下道があり、地下室があ
る。
異星人たちは、日中は、そうした地下室で、日光に当たるのを避けていたにちがいない。

 太陽が放つ、紫外線や放射線に弱かったからではないか。
あるいはもともと暗い、光がほとんどない惑星からやってきたせいではないか。

○インディアン・ヘッド(Indian Head)

 ところでカナダに、「インディアン・ヘッド」と呼ばれる、不思議な図形がある。
自然の産物とはいえ、人間の顔そっくり。
そのインディアン・ヘッドに、どういうわけか、今、強く惹(ひ)かれる。
これから仕事だから、それを調べるのは、仕事のあと。
つまり今夜。

 私はもう一度、あの絵に、着色をしてみたい。
「絵」として完成させてみたい。
で、あの絵について、一言。

みなは、顔だけを見て、「インディアン・ヘッド(頭)」と呼んでいる。
しかし顔だけを見てはいけない。
あの絵……というより像では、1人のインディアンが、長い杖をもって、そこに立っている。
杖を握る手も、しっかりと描かれている。
そこまで見て、あの絵を判断しなければならない。

 で、その絵を見たら、あなたも、こう思うだろう。
「これは自然の産物(Nature Effect)などではない」と。
私の説を疑うなら、ここに添付するビデオを一度、見てほしい。
この絵は、明らかに、私たちが「神」「仏」とあがめる人たちが、直接、自ら描いた絵である。
言うなれば、神の神。
God of Gods(神の中の神)。
神聖な、どこまでも神聖な像である。

○自然信仰

 無神論者がふえる一方で、その無神論者の中から、「自然信仰」という信仰が生まれつつあ
る。
自然を相手に信仰する。
だから「自然信仰」。

 だったら、もう一歩話を進めて、「宇宙信仰」にしてみたら、どうか。
天なる神々の、そのまた神々を信仰する。
視点をこの地球ではなく、地球を離れた宇宙に置く。
宇宙から見た地球、さらにはその地表にうごめく人間を見る。
とたん、ものの考え方が、ひっくり返る。
変わる。

 たとえばこのところ日中関係が、がぜん、きな臭くなってきた。
尖閣諸島をはさんで、軍事衝突も懸念されている。

 ともに何かの信仰者はいるはず。
中国側にも、日本側にも、いるはず。
それでもこうした衝突は、起きる。
過去にもあったし、これからもある。
つまりこのあたりに既存の宗教の限界がある。

 が、宇宙に視点を置くと、ものの考え方が、一変する。
国境はもちろん、都市の形さえ見えない。
島の形など、もちろん点にもならない。
そんな島を争って、戦争をする?
その愚かさ。
そのバカ臭さ。
「人間は、いつになったら賢くなるのか」と。
そういうふうに考えられるようになる。

 ともあれ、「人間も自然の一部でしかない」という考え方は、まちがっていない。
「地球も宇宙の一部でしかない」という考え方は、さらにまちがっていない。

○原始時代

 ついでにこんな話も。

 数日前、日本の原始時代がどんなものであったかを知りたかったら、アフリカのA国のA村へ
行ってみればよいと書いた。
電気もガスもない。
人々は岩石の上に組み立てられた小屋に住んでいる。

 そんな時代に、異星人たちはこの地球へやってきた。
やってきて、私たち人間の指導を始めた。
人間は、異星人にとっては、奴隷的な存在だったという説もある。
結果としてみると、そうだっただろうと思う。
マヤ文明とかインカ文明とかいうが、人間が高度な知識をもっていたわけではない。
むしろ意図的に(?)、そういった知識や技術は、教えてもらえなかった。

 そのことも、アフリカのA国のA村へ行ってみればわかる。
(私自身も、ネットで知っただけで、直接行ったわけではない。誤解のないように!)
それともあなたは、彼らに、武器を渡し、車を与えるだろうか。
答えは「NO」のはず。

○異星人は甘くない

 その一方で、こんな疑問ももつ。

 ではそれから、つまり新石器時代が終わってから、すでに5500年。
この間に、人間は、はたして賢くなったのだろうか、と。
が、この答えも、「NO!」のはず。

 数日前も、近くのレストランへ行った。
毎週X曜日は、ワイフとそのレストランで、食事をすることにしている。
そこでのこと。

 今では中学生レベルで、生徒たちがたがいに抱きあっていたりする。
その日も、そういう生徒がいた。
1組の、見るからに、ノーミソ(脳みそがないという意味で、「ノーミソ」という)風の男子生徒が、
1人の女子生徒をうしろから抱いていた。
それを取り囲むように、4人ほどの男女生徒がいた。
みな、卑猥(ひわい)な笑みを浮かべ、何やらあやしげな話しをしていた。

 ああいうのを見せつけられると、時代が逆行しているとさえ感じてしまう。
欲望の奴隷となり、欲望のおもむくまま、行動している。
人間が本来もっているはずの、基本的な(まじめさ)が、どこにも感じられなかった。
が、こうした事実は、人間全体の未来を暗い影で包む。
言うなれば、「悪の影」。

 はっきり書こう。

 異星人といっても、甘くないぞ。
神や仏といっても、甘くないぞ。
そのとき異星人がそう判断すれば、人間を滅ぼすことぐらい、朝飯前。
事実、この地球には、太古の昔、核兵器がひんぱんに使われたという痕跡が、あちこちに残っ
ている。
シナイ半島、アラビア半島などなど。
モヘンジョダロもそうだろう。
オーストラリアのオルガス山(エアーズロックの隣山)もそうだろう。

 人間がもっているような爆発力のある核兵器というよりは、熱線でジワジワと焼き殺すという
核兵器である。
それがどんなものであるかを知りたかったら、グーグルアースで、Mt. Olgas(Kata Tjuta)を見て
みればよい。
地上ビューモードで、地上に降り立つこともできる。
そこでは巨大な岩石が、アイスクリームのように溶けて流れている。

○どう死ぬか

 だからといって、「生きていることはすばらしい」と言うつもりはない。
生きることはつらい。
さみしい。
その連続。
不安と心配が、交互に押し寄せてくる。
私の年齢になると、どう生きるかということよりも、どう死ぬかを先に考えてしまう。

 独居老人、孤独死……。
考えれば考えるほど、さみしくなる。
ゆううつになる。

○インディアン・ヘッド

 ともあれ、今夜は、インディアン・ヘッドのビデオを編集する。
先ほど、岐阜の従弟が、無農薬米を届けてくれた。
また明日は、オーストラリアの友人2人が、浜松へ来てくれる。
私の誕生日を祝ってくれる。

 これ以上の至宝が、どこにあるだろうか。

 みなさん、ありがとう。
私はみなさんによって、生かされている。

 はやし浩司 2012年10月26日記


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司


【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。


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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 10月 31日
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【ブレンド米という放射性物質汚染米】(緊急提言)byはやし浩司

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

久々に怒りを覚えた。
はげしい怒り。
どうしようもない怒り。
やりようのない怒り。

東北地方の人たちも必死。
懸命。
それはわかる。
しかし被害者が、いつの間にか加害者にも。
加害者となり、また別の被害者を作る。
悲しい、どこまでも悲しい、人間の性(さが)。
それをここに書く。

が、私が書きたいのは、つぎの2点。

(1)農協よ、検査結果を公表せよ!
(2)ホテル、旅館、レストランよ、食材の産地を表示せよ!

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

○流通する汚染米

 汚染米が、堂々と市場に流通している。
どう流通しているかは、ネットで、「福島 汚染米 流通」で検索をかけてみればわかる。
方法はいろいろあるようだ。
が、もっとも日常的になされているのが、産地偽装。
米の世界では、産地偽装は、日常茶飯事だそうだ※。
珍しくも、何ともない。

もうひとつは、他の県の米や、外米とブレンドする方法。
ブレンドすることによって、放射線の測定値をさげる。
主に業者米として、出荷されているという。
ホテル、旅館、外食産業など。

○I県、A県……

 内部告発もつづく。
I県のある農協。
1粒の米から、〜〜ベクレルの放射線が測定された。
(たった1粒だぞ!)
キロ単位にしたら、数万〜数10万ベクレル!
が、その農協は、測定値を公表しなかった。
公表しなかったばかりか、他の県の米とブレンドして、出荷した、など。

 あちこちのサイトを読んだ。
気分が悪くなった。
つまり現在、汚染米は、垂れ流し状態。
が、マスコミから流れてくるニュースは、当たり障(さわ)りのないものばかり。
ある農協職員は、テレビ画面に向かって、こう言っていた。
「私たちは消費者のみなさんが、安心して食べていただけるよう、全量検査をしています」(F
県)と。

 よくまあ、こういうことを、ヌケヌケ、シャーシャーと言えるものだ。
が、それだけではない。
そういった言葉を、何ら検証することなく、そのまま報道するマスコミ。
さらに言えば、そういった米であることを知りながら、テーブルに並べる、ホテル、旅館、外食産
業。 

○福島県、白河産

 かく言う私は今、市内のSというレストランで、食事をしている。
そのテーブルで、この文を書いている。
で、ここでも聞いてみた。

 「どこのお米を使っていますか?」と。

 全国規模のファースト・フード店。
「S」。
しばらくすると、プリントアウトした1枚の紙をもってきた。
それには、「10月XX日より、白河米」とあった。
白河というのは、福島県の白河。

 白河米が悪いというのではない。
が、どうしてこの静岡県で、白河米?
そういった産地表示をしている店は、まだ良心的なほう。
で、私は2か月ほど前、浜松市内の主だったホテル、旅館に電話をかけた。
電話をかけ、どこの米を使っているか、確かめてみた。

 ぜんぶで10か所に、電話をかけた。
その結果、何と9か所までが、東北産の米を使っているのが、わかった。
1か所だけ、「鳥取産」と答えた。

 たいはんのホテルや旅館では、明らかに私の電話に戸惑っているといったふうだった。
中には、返答をもらうのに、5〜10分ほど待たされたところもあった。
以下、その結果。

Aホテル……茨城県産
Bホテル……「国産米です」「それ以上のことはわかりません」の一点張り
Cホテル……栃木県産とオーストラリア産のブレンド米
Dホテル……山形県産
Eホテル……岩手県産の「秋田こまち?」
Fホテル……愛知県産とのブレンド米
Gホテル……栃木県産
Hホテル(旅館)……茨城県産
Iホテル(旅館)……地元の米屋で調達しているので、不明
Jホテル(旅館)……鳥取県産
(以上、記憶によるものなので、不正確。)

またレストランについては、行く先々で、米の産地を確かめることにしている。

SK……栃木県産(10月現在)
サイZ……秋田県産と長野県産のブレンド米
KP(回転寿司)……「国産米」
DO(弁当屋)……「米は本部から送られてくるので、不明」
ST(和食)……「今月は、茨城県産。使い切ったら、岩手県産」ほか。
(以上、記憶によるものなので、不正確。)

 総じてみると、この浜松市のホテルや旅館では、茨城県産が多く流通しているようだ。
そんな印象を強くもった。
が、その茨城県。
農協職員ですら、他県の米を食べているという(某BLOG)。

○「今、ただちに健康に影響はない」

 現在、福島県内で、43%の子どもたちの甲状腺に、放射線障害が現れているという(2012
年8月現在)。
がんの前駆症状。
しかしふつう小児がんのばあい、この段階で、体の各部にすでに転移しているという(某サイ
ト)。

「今、ただちに……」という言葉を信じたがために、そうなった。
たった2か月で、36%(6月)から43%(8月)に。
このままだと、来年1月までには、(2か月ごとに20%ずつ増加するとして)、62%。
62%の子どもに障害が現れるようになる。
さらに来年3月までには、74%!
が、それがつぎの段階では、全国へと広がっていく。

 フクシマの汚染度があがれば、その分だけ、すそ野が広がる。
時間差はあるだろうが、やがて東京、浜松、名古屋も、同じ運命をたどる。
放射線汚染というのは、そういうもの。

 とにかく売って、金に換えたい米農家。
安く買いたたいて、どこかへ売りたい、流通業者。
安い米で、利益をあげたいホテル、旅館、外食産業。
こうした場所では、産地表示の義務はない。
プラス、「私は食べないからいい」と言って、問題から逃げる一般消費者。
こうした4者が一体となって、日本全土を汚染し始めている。

 が、この結果は、20年後、40年後に顕在化する(大江健三郎)。
そのあとも、つづく。
現在のチェルノブイリを見ればわかる。

○声をあげよう!

(1)飲食店では、「どこのお米を使っていますか」と聞こう。
 
 そうした声が、圧力となる。
圧力となって、検査を厳格化させる。
ホテル、旅館、流通業者も、自ら産地表示をするようになる。
それが回りまわって、放射線汚染の拡大を食い止める。

 風評被害?

 何が風評被害か?
今にして思えば、風評のほうが正しかった。
現実には、風評以上の被害が出始めている。
「43%」という数字も、そのひとつ。
どこかのアホ副院長(F県立医科大学)のYSは、こう言っていた(2012年8月ごろ)。

 「チェルノブイリでは、2年後から症状が出始めました。
まだ2年たっていませんから、フクシマとは関係ありません」(記憶)と。
さらに「検査結果の数値が高かったのは、検査機器の精度があがったためです」(記憶)とも。

 もっとも「風評被害」というのは、生産者側の利益を心配した言葉。
消費者側の被害など、もとから論外。

(2)食事拒否

 あやしいと思ったら、即、食事拒否。
退散する。

 「こんなことを聞くと、相手も不愉快だろうな」と思う必要はない。
遠慮する必要はない。
命の問題。
DNAと染色体の問題。
わが身は自分で、守る。

私たちには、それを問いただす権利がある。
そしてそれが怪しげな米だったら、即座に拒否。
店を出るのがよい。

 もちろんたいはんの農家の人たちや、業者の人たちは、善良な人たちだろう。
そう信じたい。
またこう書くからといって、そういう人たちの責任を求めているのではない。
が、10人のうち、1人がこわい。
20人のうちの、1人でもよい。
そういった悪徳業者が、放射線による汚染米を、全国に垂れ流す。
それがこわい。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

以下、「日々坦々」BLOGより転載。
2011年(昨年)11月の日付になっていることに注意。
昨年の11月ですら、こんな状況。
現在は、もっと悪質になっていると考えてよい。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

○放射能汚染米 こうして全国に流通している
(日刊ゲンダイ紙・2011/11/30)

いくら出荷停止にしてもムダだ

◆産地偽装の悪徳手口

原発被害に苦しむ福島県で、コメから国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシ
ウムが立て続けに検出され始めた。

福島市に続いて、きのう(29日)は伊達市でも今年収穫されたコメが出荷停止となり、地元農家か
らは「やっぱり……」と、あきらめに似たタメ息が漏れている。

しかし、出荷停止によって汚染米がシャットアウトされるのかというと、全然違う。
28日には、仙台の米卸業者が福島県産コシヒカリを宮城県産と偽り販売していたことが発覚した。
原発事故後、コメの産地偽装は以前にも増して日常茶飯事になりつつある。
「コメほど汚い世界はない」などの著書がある福島在住のジャーナリスト、吾妻博勝氏が言う。
「先週、私が福島県内のとある米卸業者を訪ねると、その業者は倉庫から次々とコメを出し、大型
コンテナ車に積んでいました。
関西に向かうというのですが、ふつうは常磐道から東名高速に入るところを、新潟経由で行くと
言っていた。

実はこれ、新潟など別の産地に偽装するためです。
福島県産のまま関西の業者に卸しても、デパートやスーパーが買ってくれないため、別の産地の袋
に詰め替えるわけです。
こうした偽装米は、首都圏や近畿地方、沖縄などに運ばれて、当たり前のように消費されていま
す」

福島県内では、県外の10年産米のコメ袋が写真のように山積みで売られていて、これも偽装に
使われているという。
「悪徳業者はこれまで新米に古米を混ぜていたが、今は古米にどれだけ新米を混ぜるかを考
えている。
こんな事態になったのは、県が57カ所しか土壌のモニタリング調査をせずに、米作りにゴーサインを出
したからです。
その後の予備検査、本検査も県だけがやって、中立機関のチェックがなかった。
案の定、汚染米が出てきて、不正に走る農家や業者が出てきたのです」(吾妻博勝氏)

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

以下、「阿修羅」BLOGより転載。
元記事は、「女性自身」(2012年6月4日前後)。

Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

○週刊「女性自身」より 

放射能汚染の風評被害で、深刻な消費者離れを起こしている福島県産米。
その生産量は全国7位の35万トンで、国内産流通米の4.1%を占めている。
しかし、福島県産の米を福島県外の小売店の店頭で見かけることは少ない。
いったいどこへいっているのだろうか?

 先だって長野県駒ヶ根市の米卸業者『橋本商事』が米の産地偽装の疑いで家宅捜索を受け
た。
「長野県産として発売した26トンの米が、実は21トンの福島県産米と5トンの青森県産米をまぜ
たものだった。
偽装米の大半は福島県産のものだったのです」(社会部記者)

 しかし、福島県の米の流通業者は「そんな偽装のリスクを背負わなくても流通させることは可
能だ」と語る。

「外食や給食用なら福島県米を『国内産』として販売しても、法律的に問題はないのです。
多くの福島県産米が、外食産業や給食用として卸されている。
外食産業のほとんどのお店では『国内産』の表示ですませています。
病院の入院食などの場合、少しでも安い価格の米が求められます」

米の消費者表示はJAS法およびトレーサビリティ法で決まっているが、「ブレンド米の場合、国
内産ならば産地の表示はしなくても構わないことになっています」と流通に詳しいジャーナリスト
は言う。
消費者は産地の確認がしようもない『国産米』を食べているのだ。

「新米が出回り多くの注文がはいるはずだった昨年11月ごろ、うちは放射能物質が検出されて
いない米しか扱っていなかったのですが、県外からほとんど注文は入りませんでした。
でもここにきて昨年より若干高いところまで価格も持ち直しています」(前出・流通業者)

風評被害にさらされる福島に罪はない。
だが、産地を隠して福島産の米を流通させる現状があることも事実のようだ。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

○日本人論

 こうして「日々坦々」氏や、「阿修羅」氏のBLOGを読んでいると、やがてムラムラと、はげしい
怒りが、こみあげてくる。
やりようのない怒り。
やり場のない怒り。
どうしようもない怒り。
日本人がもつ、基本的なレベルの低さに、ア然とする。
これがかつて世界第2位を誇った、経済大国の結末なのか。
無知とインチキ。
この2つが、渾然一体となって、放射線被害を拡大させている。

 ついでに言うなら、こうした汚染米、産地偽装米は、何と沖縄にまで流れているという。
遠方であればあるほど、疑われないということらしい(某サイト)。

 もちろん政治も悪い。
本来なら、真っ先に出荷停止。
違反者は、厳重に処罰。
やるべきことを、まったくやっていない。

先にも書いたように、「(風評)被害」を口にするなら、消費者側の被害を優先する。
業者側のいう被害は、経済的損失。
マネーの問題。
消費者側の被害は、それよりも重大な、生命的被害。
命の問題。

 ……あのN町の入口には、道路を横切って、こんな看板が立っている。
「原発で創る、豊かな町づくり」と。
ここでいう「豊か」というのは、マネーのこと。
文化ではない。
心でもない。
マネー。
が、そのN町は、現在は、ゴーストタウン。
何をもって「豊か」というのか、私たち日本人は、今一度、原点に立ち返って反省しなければな
らない。

○終わりに……

 2011年……私は、弁当屋の弁当を食べつづけた。
2012年になってからも、食べつづけた。
知らぬが仏とは、まさに私たちのこと。
がんになるのも、時間の問題。

若い人ほどがんになりやすいという。
が、実際には、がん年齢の人ほど、がんを加速させやすいという。
つまり私たち老人組のほうが、がんになりやすい。

 死に方もいろいろあるだろう。
しかしたとえ原因がはっきりしなくても、放射線障害によってがんになった可能性が残るかぎ
り、死んでも死にきれない。

 ……この怒り、だれに向けるべきか?
今の今も、ななめ前の席では、女子高校生たちが、その白河米をパクパクとほうばっている。
おいしそうにほうばっている。
その結果は、自分自身に出るのか。
それとも彼女たちの子どもに出るのか。
孫に出るのか。
思わず「食べるのをやめたほうがいいよ」と言いかけたが、やめた。

(提言)

 全国のホテル、旅館、飲食業のみなさんへ

 使用している米、食材の産地表示を、厳格にしてほしい。
そのほうが、客もふえる。

はやし浩司 2012−10−30

(はやし浩司 教育 林 浩司 林浩司 Hiroshi Hayashi 幼児教育 教育評論 幼児教育評
論 はやし浩司 放射性物質 放射能 汚染米 流通 放射性物質汚染 流通経路 謎の東
北米 東北米 汚染米 流通経路 放射性 汚染米 ブレンド米 はやし浩司 放射能被害 
ブレンド米という汚染米)


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【10ー28、私の満65歳の誕生日に】

○孤独

 私はずっと、人を恨んでばかりいた。
人を信じず、人からも信じられない。
何があっても、裏切られた。
だまされた。
そんなふうに考えていた。

 が、私はまちがっていた。
私は与えることを恐れ、失うことを恐れていた。
ケチでためこみ屋。
何を見ても、裏から見ていた。
考えることは、批判ばかり。
批評ばかり。
あれが悪い、これが悪い、と。

 そんな私に与えられた代償は、「孤独」。
私は子どもころから、ずっと孤独だった。
さみしかった。
ひとりで寝ることもできなかった。

○喜び

 大切なことは、与えること。
相手が喜ぶように、与えること。
私がうれしいときは、それをだれかに分け与えること。
けっしてその喜びを、自分だけのものにしてはいけない。

 モノでも、心でも。
何でもそうだ。

 それを与えきったとき、私たちは心の重荷から解放される。
真の自由を手に入れることができる。

○プレゼント

 今日は私の誕生日。
昨日、2人の友が、我が家に来てくれた。
オーストラリアから、わざわざ、来てくれた。
そして今夜、3人の家族と1人の友が、私の誕生日を祝ってくれた。
うれしかった。
メールを開くと、孫たちが、写真を送ってくれていた。
それが届いていた。
大きなバースデー・ケーキの写真だった。
うれしかった。
ただただ、うれしかった。

<a href="http://www.flickr.com/photos/84465752@N05/8130694797/" title="happy_bday_
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 そのあと私は友に、2台のパソコンをあげた。
1台は2年ほど前に買ったもの。
もう1台は、1年ほど前に買ったもの。
「どちらかあげるよ」と言ったら、友は3時間も迷った。
一長一短。
それで私はこう言った。

 「パソコンというのは、ぼくにとっては恋人のようなもの。
君なら大切にしてくれると思うから、2台とももっていってほしい」と。

 息子には、iPadをそのままあげた。
ワイフが、誕生日プレゼントにと、買ってくれたものだった。
前からほしかった。
やっと手に入れた。
が、息子はもっとほしがっていた。
ワイフにはこう言った。
「お前にも、何かあげるよ。ごめんね」と。

○別れ

 明日、その友はオーストラリアへ帰る。
セントレア(名古屋空港)まで、見送る。
さみしい。
直行バスで行く。
先ほど、その予約を入れた。
それが終わったとき、ワイフがこう言った。
「帰りにどこかへ泊まらない?」と。
即座に私はこう言った。
「いいよ」と。

私「2人だけで、祝いなおしか」
ワ「そうね」と。

○感謝

 失うことを恐れない。
減ることを恐れない。
命にしても、そうだ。
どう願ったところで、「時」は、どんどんと過ぎていく。
その分だけ、命は短くなっていく。
あがいても、もがいても、無駄。
なるようになる。
なるようにしか、ならない。

 私は生きてきた。
今も生きている。
今まで健康に生きてきた。
今も、健康。
病気らしい病気は、何もしなかった。
この先のことはわからない。
が、そのときはそのとき。
私のような人間が感謝をしなかったら、だれが感謝するのか。

 みなさん、ありがとう。
この文を読んでくれた、みなさん、ありがとう。
2012/10/28記

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Photo Studio of Hiroshi Hayashi, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8191/
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Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【10月28日〜29日・雑感】勝手な空想

○昼食

 今日は、みなで食事をした。
D君とB君(オーストラリア人)、それにワイフと私。
メニューは、カレーライス。
それに先日、従弟が送ってくれた、特大のアユ。
3時間ほどかけ、昼食を終えた。

○罪の意識

 私はこう言った。
「遊んでいると、おかしなことに、ぼくらは罪の意識を覚える」と。
それについてD君は、こう言った。
「ぼくは、仕事ばかりしていると、罪の意識を感ずる」と。

 意識の方向が正反対なのには、驚いた。
貧しい国から這い上がった、日本。
戦後、ラッキーカントリーと呼ばれた、オーストラリア。
私たちの意識は、180度、ちがう。
……というか、ちがった意識を作られた。
(ただしこうした意識は、1940〜50年代生まれの世代についてのもの。
日本でも、若い世代は、別の意識をもっている。)
 
○RegClean Pro(詐欺サイト)

 おととい、RegClean Proという、インド発の、マルウエア(悪意をもったソフトウエア)の侵入を
許してしまった。
「いやに動きが遅くなったな」と感じていたところへ、「あなたのパソコンを無料で診断します」
と。
(ウィルスが、わざと動きを遅くした可能性がある。)
マイクロソフト社のロゴと並んで、「パートナー」というようなことが書いてあった。
そのロゴと、「無料」という言葉に、だまされた。

 以後、どんなことをしても、しつこく、しつこく、画面に表示される。
通常の削除方法では、削除できない。
そのつど「検査中」とかなど。
で、ネットで検索してみると、いくつかのサイトにヒットした。
が、ここでもつぎの落とし穴。

 そのサイトから、さらにつぎの落とし穴に落とすサイトもある(英語版)。
うっかり「削除ツール」なるものをダウンロードすると、さらに恐ろしいソフトをインストールしてし
まうことになる。
この世界、油断もスキもあったものではない。
で、日本語版サイトで、親切なサイトを見つけ、無事、削除成功。

 ちょうどパソコンを買い替えようと思っていたところだった。
ウィルスの話をワイフにすると、「買い替えたら、どう?」と。
半分、その気になっていた。
つまりそろそろ買い替えどき。
が、買い替えは、しばらく延期。
うまく処理できたので、しばらく延期。

○iPad

 ということで、誕生日のプレゼントは、iPad。
が、それはそのまま息子に。

 ……といっても、私には、あまり使い道はないよう。
パソコンにしても、文章を書くのが目的。
iPadというのは、いわばキーボードのないパソコンのようなもの。
もっていても、どうしようもない。

一方、今度、WINDOW8が、発売になった。
こちらはキーボード付のiPad。
そう考えると、わかりやすい。
買うなら、WINDOW8……ということにした。
……というように自分を慰め、iPadは、あきらめた。

○バス

 (この間、ほとんど文章を書かなかった。
で、日は替わって、今日は10月29日、月曜日。)

 ……今、浜松西インター発のバスの中にいる。
友人を送りながら、セントレア(中部国際空港)まで。
前回、オーストラリアで会ったときには、家族で空港まで見送ってくれた。
その返礼。

○ナンバー・スリー

 いきさつはともかくも、大便、小便の話になった。
で、日本では「大」「小」と言う。
それについて、「どうしてだ?」と。
オーストラリアの友人が、そう聞いた。

 で、オーストラリアでは、「ナンバー・ワン(小便のこと)」「ナンバー・ツー(大便のこと)」と言う。
「じゃあ、どうしてオーストラリアでは、小便がナンバー・ワンなのか」と私。
たがいに答はなし。
どうして「大」なのか。
どうして「ナンバー・ワン」なのか。
いつも使っている言葉。
私たちはほとんど意味を考えない。

私「日本には、ナンバー・スリーがある」
オ「ナンバー・スリー?」
私「そうだ」
オ「女性のことか?」
私「ちがう。男はトイレで、マスターBションをする」と。

 みなが笑った。
私も笑った。

 のどかな朝。
のどかな会話。

○R631

 友人は、じっと窓の外の景色を見ている。
ワイフは、横で眠っている。
私は、キーボードの軽やかな感触を楽しんでいる。
このR631(Toshiba Dynabook Ultrabook)も使い始めて、もうすぐ1年。
先日、別のダイナブックを買ったが、同じキーボードのはじなのに、微妙に感触が異なる。
「慣れ」というのは、そういうもの。
今は、このパソコンが、もっとも打ちやすい。
指がすべるように、キーボードの上を走る。
それが心地よい。

○悪夢

 今朝は悪夢で目が覚めた。
偏頭痛があるときは、いつもそうだ。
いやな夢だった。

 ……自分の足を見ると、小さな穴があいていた。
そこから小さなヘビが出てきた。
見ると、マムシの子ども。
私は即座に、そのマムシの子どもを足で踏みつけた……。

床から起きて、お茶を飲む。
そのあと10分ほど、ウォーキングマシンの上で、運動。
が、偏頭痛は、消えなかった。
しかたないので、「Z」という薬を半分に割ってのむ。
血管収縮剤。
偏頭痛はそれで消えた。

 それにしても……不気味な夢だった。
マムシが夢に出てきたのは、友人たちを案内するとき、どこかの店でマムシ酒を見たこと。
小さなマムシが焼酎漬けになっていた。
そのマムシが、強烈な印象となって脳の中に残った。
またマムシだけは、見つけたら、即座に殺すようにしている。
生殺しは、かえって危険。
つぎに人間を見たとき、マムシのほうが人間を襲うようになる。
殺すなら、徹底的に殺す。
バラバラにする。
小さいのだったら、足で踏みつぶす。
それがそのまま夢になった。

 ……偏頭痛による頭痛のばあい、眠っていても痛い。
同時に、怪奇な夢をつづけて見る。
これは脳の、どういう作用によるものなのか?

○前向きに生きる

 老人組は、少しちがった考え方をする。
「前向きに生きる」といっても、夢や希望があるわけではない。
目標も、あいまい。
老人組にとって「前向き」というのは、「過去にしばられない」を意味する。
去る者を追わない。
失ったものを嘆かない。
楽しい思い出にひたるのはよいことだが、その世界とは一線を引く。
回顧の世界に溺れない。

 加えて、私は私。
万事、自然体。
過去を取りつくろったり、修復しようとしない。
あるがまま。
みなによい顔はできない。
どうせ私は嫌われ者。
やっかい者。

過去のしがらみは、切る。
腐れ縁は、切る。
あとは居直って生きる。
それが前向きに生きるということ。

○老後の光

 が、だからといって、若い人が自分の老後を悲観するのは、待ってほしい。
老後……といっても、老人組の話だが、老後は老後で、まさに第二の人生。
けっして若い人をなぐさめているのではない。
事実だから、話す。

 本当の人生は、老後にある。
その老後の入り口に立ってみて、私ははじめてそれを知った。
ちょうどたそがれ時の夕日が、金色に輝くように、老後は老後で、黄金色に包まれる。
欲望からの解放。
名誉欲、出世欲、所有欲、物欲、それに性欲からの解放。
その解放感が、これまたすばらしい。
すがすがしい。
まさに私が私になれるのは、老後をおいてほかにない。

 ただしそれには大きな条件がある。
「老後の統合性」(エリクソン)というのが、それ。
無私、無欲。
その状態で、真・善・美を追求する。
その目的が明確になっていること。
それがないと、老後も、老後であるだけにみじめで、さみしいものになる。

 そのためにも、ある時期から、欲望とは決別する。
闘う。
年齢的には、人生の正午と言われる40歳前後。
それでも遅すぎるかもしれない。
そのころから準備を始め、基盤を作る。
「60歳になりました。明日からゴビの沙漠でヤナギの木でも植えてきます」といっても、
そうはいかない。
長つづきしない。

統合性というのは、(やるべきこと)と、(現実にしていること)を一致させることをいう。
その(やるべきこと)を見つける。
育てる。
それが60歳前後に、花となって咲く。

 それができるかできないか……。
老後はそれで決まるが、それができれば、若いときとは比較にならないほど、すばらしく、充実
した老後を送ることができる。

 けっして悲観し、老後を暗くとらえてはいけない。

○限界状況

 もう少しわかりやすく説明しよう。

 たとえば3〜4か月の旅をしたとする。
大型客船による世界一周の旅でもよい。
毎日、毎晩、おいしい料理を食べ、音楽を聞き、デッキで日向(ひなた)ぼっこをする。

 が、そんな旅からは、何も生まれない。
たいてい、「ああ、楽しかった」で終わってしまう。
が、それだけでは終わらない。
そのあとがこわい。
「時間を無駄にした」という虚しさが、どっと襲ってくる。

 若いときは、まだよい。
未来はずっとつづく。
時間も、永遠にあるように感ずる。
しかし老人組は、そうでない。
そこに限界を感ずる。
哲学の世界では、「限界状況」という。
「それがどうしたの?」と自問したとき、ふと我に返る。
もとに戻るだけ。
つまりそこには、何もない。
ナッシング。
ナッシングの恐怖。

 アハハハ、オホホホだけでは、老後は送れない。

○別れ

 先ほど、友は、国際線出発ロビーの中へと、消えていった。
ワイフと私は、椅子に座って時を待つ。
午後3時発の、浜松行の高速バス。
先ほど、2人で分けて、ういろうを食べた。
名古屋名物。

 ちょうど目の前が、「駐車場事前精算機」になっている。
ひっきりなしに人がやってきて、またどこかへと消えていく。
その印象。
若い女性が、大きくなったこと。
高い靴をはいていること。
ファッショナブルになったこと。
もうひとつ。
それにつづく親たちが、みな、小さくなったこと。
息子や娘が、親の前を堂々と歩く。
殿様か王様のよう。
そのあとを、親たちが体を丸め、とことことついていく。

 スネかじりのほうが、威張っている。
おかしな、おかしな国。
それが、この日本。

○帰りのバスの中

 左側に管制塔を見ながら、セントレアを離れる。
しばらく行くと荒れた海が見え、その向こうに、淡くかすんだ山々が連なっている。
近代的な道路、近代的な建物。
貨物船も見える。

 セントレアでは、飛騨高山のラーメンを、みなで食べた。
おいしかった。

○虫説

 ここ数日、『謎の点と線』については、何も書いてない。
いくつか書きたいテーマはあるが、どれもスケールが小さい。
今ではどこかとどこかが線でつながっても、私はもう驚かない。
当たり前というか、ジグソーパズルのように、点がビシッ、ビシッと決まっていく。
で、考える。

 異星人たちは、どこに住んでいるのか、と。
UFOの目撃例は多いが、UFOが着陸したところを目撃した人は、少ない。
YOUTUBEで検索をかけても、ほんの数例しかない。
何か理由があるのだろう。
が、それがわからない。

ただ、私のワイフが言うには、「虫」。
称して、「虫説」。
「虫が入り込むのがいやだから、着陸しないのよ」と。
突飛な説に思う人もいるかもしれないが、一理ある。
この地球は、あまり知られていないが、「虫の世界」。
人間ではない。
虫。

 ……が、私は「火山説」を唱える。
異星人たちは、地球上では、火山の中に住んでいる。
「火山」と聞いて、驚く人も多いかと思う。
しかし異星人にしてみれば、2000〜3000度の温度など、地球の気温と同じ。
何でも太陽の中へ、自由に出入りしているUFOもあるとか。
大きさもハンパではない。
この地球と同じくらいの大きさがあるという。
人間の常識と尺度で、ものを考えてはいけない。

○フクシマの女性

 YOUTUBEに、こんな女性が紹介されていた。
外国の報道番組が、それを伝えていた。
年齢は、45〜50歳くらい。
髪の毛は抜け落ち、歯も半分くらい、抜けていた。
ふだんは大きなヘアーピースをつけているという。
その女性の体も紹介されていた。
大腿部だけだったが、そこには、蜘蛛の巣様の紫色の模様が不気味に広がっていた。

 放射線による障害と考えてよい。
43%の子どもの甲状腺に異常が見つかっているという報告もある(2012年8月)。
が、これまたおかしなことに、そういった報道は、この日本では、ほとんどなされていない。
だからというわけでもないが、ほとんどの子どもたちは、こう思っている(浜松周辺)。
「原発事故は、片づいた」と。

 が、現実には何も終わっていない。
終わっていないばかりか、今の今も、水蒸気に混ざって、放射性物質はもうもうと空中に飛び
散っている。
そういった状態が、この先何十年もつづく。

 どうしようもないということは、私にもよくわかる。
不安をあおったところで、しかたない。
それもよくわかる。
しかし先の女性のような人にしてみれば、こう思うにちがいない。
「私たちは見捨てられた」と。
私なら、そう思う。

 ……たった今、ワイフとそんな話をした。
しながら外を見た。

近代的な道路。
地上、30〜40メートルの高さ。
縦線と横線だけの、灰色の世界。
殺伐とした風景。

 こんな世界のどこに、人間的な心があるというのか。
……というような批判はやめよう。

○異星人

 ワイフがこう聞いた。
「どうして異星人は、助けに来てくれないのかしら?」と。
が、私はこう答えた。
「何度も来た。しかしそのつど、人間は彼らを裏切った。『もうこりごり』というのが、彼らの本音
ではないのかな」と。

 つまり私が異星人なら、そう思う。
もうこりごり!

 助けても助けても、人間は異星人を裏切る。……裏切ってきた。
自分がもてる最高の知識を、そのまま欲望の追求のために使ってしまう。……しまった。
利口にはなったかもしれないが、賢くはならなかった。
中身は、バカ。

私「ぼくが異星人なら、こう言うよ。『どうぞ、ご勝手に!』とね」
ワ「それじゃ、助けを求めても無理ね」
私「期待しても、無駄」
ワ「じゃあ、なぜ地球に現れるの?」
私「どこかで利害を共有しているからではないかな?」
ワ「利害って?」
私「たとえば食物とか、ね」と。

 勝手な空想がつづく。
言うなれば、ロマン。
しかしこんな会話が楽しい。

 見ると、ワイフは眠っていた。
私もここでひと眠り。
バスは、岡崎を過ぎた。
あと40分ほどで、浜松。
では、おやすみ。
2012年10月29日記


Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

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